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忘れたくない旅の思い出を超広角レンズ「Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X」で鮮やかに残す / フォトグラファー 6151

ケンコー・トキナーから本日発表、3月に発売される、富士フイルムXシリーズ用の超広角ズームレンズ「Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X」を手に、バルト三国とトルコ共和国を訪れたフォトグラファーの6151さん。超広角でありながらF2.8と明るく、表現が柔らかくて優しげに写るのが、とても好みだったそう。旅先で撮影した作品とともに、その魅力を紹介します。

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目次

プロフィール

6151

フォトグラファー 東京都出身。インスタグラムをきっかけにフリーランスに転身。国内外で風景からブツ撮りまで幅広く撮影。雑誌やウェブで旅にまつわる執筆をする傍ら、全国でフォトワークショップを開催するなど「写真の楽しさ」を伝える活動にも取り組む。著書に『日々を美しく記録するフォトレッスン』がある。
雑誌GENIC「とある私の日常写真 VOL.60 2021年10月号」ではCover Photo(表紙)を担当。

撮影の強い味方となってくれるのが、広角レンズ

私は、仕事で旅先の景色と体験を撮影することが多く、そのなかでもカフェやレストランなどのフードや建築を撮ることが好きです。プライベートでは自分の暮らしに関連する物撮りや、季節に寄り添った風景などを撮っています。

写真は私にとって「記録」。人間は忘れていく生き物だと思っていて、だからいつも、忘れたくない記憶を思い出せるようにシャッターを切っているのだと思います。

レンズ:Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X 焦点距離:11㎜ 絞り値:f/5.0 シャッタースピード:1/2秒 ISO:320
「ラトビア・リガの旧市街の街並み。一度は手持ちで撮影したものの、暗すぎてノイズが気になったので三脚をセッティングして再撮影に挑むと、月が街並みの真上に昇っていました。月明かりや踏みしめた雪、ふんわりと輝く街灯、店から漏れる光、ライトアップされた塔やビル…、自分が立った場所のすべてを写すことができ、感無量だった1枚です。見返した時に記憶とリンクする写真が撮れる点も、超広角のお気に入りポイントです」。

レンズは広角から中望遠を中心に10本くらいをシーンによって使い分けています。日頃から広角レンズの使用頻度は高く、大好きな建築や風景などを撮影する場面では必ずといって良いほど広角レンズの出番となります。

レンズ:Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X 焦点距離:18㎜ 絞り値:f/3.6 シャッタースピード:1/500秒 ISO:1600
「エストニア・タリン旧市街にはいくつかの展望台があるのですが、この展望台は壁に描かれた『Tallinn』の文字が印象的でした。展望台から見下ろした旧市街の屋根と一緒に、壁のTallinnの文字を入れて撮影することができました。超広角レンズならではの構図です」。

喫茶店など狭い空間でも広角レンズは活躍します。標準や中望遠では寄り過ぎてしまい、テーブルの様子が収まりきらないことがあります。広角なら移動せずとも、料理のすべてを1枚に収めることができますから。

レンズ:Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X 焦点距離:17㎜ 絞り値:f/3.2 シャッタースピード:1/60秒 ISO:1600
「リトアニア・シャウレイの駅前で、イートインスペースで食べたピザと熱々のコーヒー。腹ごしらえのために朝ごはんにオーダーしたピザが思ったよりも巨大で笑ってしまいました。Tokina atx-m 11-18mm F2.8 Xであれば、俯瞰で撮ってもテーブル周辺の様子まで入れることができます。その場所の雰囲気を一緒に切り取れるので、旅先にぴったりのレンズだと感じました」。

カフェでテーブルの様子を撮影する時と同じように、道幅の狭い場所で店の外観を撮影する際も、広角レンズなら標準レンズよりも印象的に切り取ることができます。

レンズ:Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X 焦点距離:11㎜ 絞り値:f/8.0 シャッタースピード:1/125秒 ISO:1600
「煉瓦色の建物がいくつも並んでいるリガの旧市街の街並み。超広角レンズを使うことで、撮影距離を取らずとも建物の両脇に道が延びている様子や空まで、街の様子を丸ごと写し込むことができました」。

レンズ:Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X 焦点距離:11㎜ 絞り値:f/4.5 シャッタースピード:1/500秒 ISO:1250
「リガにて。真冬の雨の日に、古い街並みが残る旧市街で撮影しました。水たまりを見つける度に、反射して映る街の景色を覗いていました。旅先の雨にはがっかりしがちですが、そんな日でも超広角レンズがあれば、晴れの日には撮れない水たまりのリフレクション撮影を、広い画角で楽しめます。リガの街を水たまりに閉じ込めて鏡の世界のような世界観を表現することができました」。

欲しかった特性が詰め込まれたTokina atx-m 11-18mm F2.8 X

Tokina atx-m 11-18㎜ F2.8 Xはまず、超広角でありながらF2.8という明るさが魅力的。そして実際に手にしたとき、軽くてコンパクトなところにもまた、出番が増えそうなレンズだと期待が膨らみました。

レンズ:Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X 焦点距離:11㎜ 絞り値:f/2.8 シャッタースピード:1/640秒 ISO:400
「シャウレイにある『十字架の丘』にて。リトアニアの人々が平和を祈願し独立戦争で亡くなった死者を悼む場所で、無形文化遺産としても知られている地です。今も訪れた人が十字架を建てていくそうで、5万以上の十字架があるとされています。首都から列車と車を乗り継ぎやっと訪れることができたシャウレイですが、この日は太陽が顔を出すこともなく、吹雪に。極寒のなかで挑んだ撮影でした。所狭しと十字架がひしめく丘を広角レンズで写すことで、その数の多さをしっかり捉えることができました。また広角レンズの特性である、遠近感を活かして、人物のスタイルを縦長に見せることも可能です」。

広角レンズというと、ボケない、シャープで硬い仕上がりというイメージですが、Tokina atx-m 11-18㎜ F2.8 Xは表現が柔らかいと感じました。特にF値解放での逆光時や、光源のある場面で撮影した時、ふわりとした空気感が広がって、かなり好みの雰囲気でした。ピントが甘くなる時もありましたが、それがまた良くて、まるでオールドレンズの良いところをトッピングしたような写真に仕上げてくれるのです。

レンズ:Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X 焦点距離:18㎜ 絞り値:f/4.0 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:800
「トルコ・イスタンブールの街を歩き続けてたどり着いたゴール。対岸から夕焼けに染まるイスタンブール旧市街を眺めると、靄に包まれた街は遠く幻のように感じられました。夕刻、焼けていく空のグラデーションをしっかり写せるところは超広角レンズならでは。この時も、Tokina atx-m 11-18㎜ F2.8 Xによって、空も海も街のシルエットも広い範囲で撮影することができました。夜のライトアップした街も手持ちで撮影できたので、明るくて軽いTokina atx-m 11-18㎜ F2.8 Xは旅の撮影に心強い味方だと実感しました」。

普段、ブラックミストやホワイトミストなどのレンズフィルターを使って撮影しているのですが、Tokina atx-m 11-18㎜ F2.8 Xは、薄いソフトフィルターを使っているような効果を感じました。自然光だけでなく、街灯などを撮影した際にもふわっと光が広がって優しげに写るので、ここでもやはり、オールドレンズのような光の効果を得られる。まさに私好みの描写で、本当に撮影が楽しいと感じました。もちろん、バキッと絞った描写にすることもでき、さまざまに楽しむことができるレンズです。

レンズ:Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X 焦点距離:11㎜ 絞り値:f/6.4 シャッタースピード:1/500秒 ISO:1000
「タリンにて、旧市街で撮影した1枚。朝から雨でしたが、少し晴れ間が見えて、うれしかった瞬間です。屋根のとんがりとカラフルな壁、かわいらしい家が並ぶ様子を、路地から見上げて撮影しました。最初から屋根部分だけをトリミングする想定で、実際はもっと広く、引き気味に撮影しています。広角だとそうした切り出しがしやすく、また4つの異なる家のデザインとみっちり詰まった様子も、超広角で撮影したことで表現できたものです」。

Tokina atx-m 11-18mm F2.8 Xは、色も歪みも目で見た表情に近く、素直な表現ができるレンズだと思いました。逆光などの光源のある環境で撮影してもフレアが抑えられていて、撮り直しの必要を感じることもありませんでした。明るいレンズで小さく軽いところも魅力。フットワークが軽くなりました。

レンズ:Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X 焦点距離:18㎜ 絞り値:f/5.0 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:1250
「イスタンブールにて。夜に散歩をしていると、街角の店に積み上げられたビタミンカラーの野菜たちが。所せましと並ぶ姿に惹かれ撮影。明るいF値に助けられ、手持ちで撮影することができました。Tokina atx-m 11-18㎜ F2.8 Xで覗くと、たくさんの野菜が写り込んでいました。品ぞろえの豊富さや賑やかさを表現できたと思います」。

レンズ:Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X 焦点距離:13.6㎜ 絞り値:f/10 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:320
「イスタンブールの街中で、晴れた日の夕方に撮影しました。街を歩いていたら突然現れた子猫。ちょうど背景になったイエローの壁に異国を感じる柄の布がかけられていて、かわいい偶然が重なった場面に思わず立ち止まりシャッターを切りました。イスタンブールには人懐っこい野良猫がたくさんいるのでシャッターチャンスが多いです。その場で背景をたっぷり入れた引きの1枚や、猫だけにクローズアップした1枚など、Tokina atx-m 11-18mm F2.8 Xによってさまざまなバリエーションで楽しく撮影できました」。

小型・軽量でAPS-Cミラーレスカメラに最適なTokina atx-m 11-18mm F2.8 X

APS-C一眼レフ用交換レンズ「Tokina AT-X 116 PRO DX」以来、多くのユーザーが愛用するトキナーのF2.8超広角ズームレンズ。光学系を一新することで、APS-Cミラーレスカメラに最適な小型・軽量化を実現した「atx-m 11-18mm F2.8 E」は、トキナーならではの低歪曲と美しいボケ味を実現。それに続く最新レンズが、3月に発売される「Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X」。夜景・星景撮影や広角スナップ撮影の他、手ブレ補正装置・ジンバルを使った動画撮影などにも最適の1本です。

atx-m 11-18mm F2.8 Xレンズをもっと詳しく

「Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X」を1名様にプレゼント

今回ご紹介したレンズ「Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X」を、1名様にプレゼントいたします。
Instagram、Xからご応募ください。両方からの応募も大歓迎です。

GENICキャンペーン規約

応募方法

その1)Instagramアカウントで応募

Instagramで GENIC @GENIC_mag とTokina公式 @tokina_jp をフォローし、「Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X」プレゼントの投稿に"いいね"してください

GENIC Instagram @GENIC_mag
Tokina Instagram @tokina_jp

その2)Xアカウントで応募

Xアカウントで、GENIC @GENIC_web と Kenko公式 @KenkoTokina_JP をフォローし、「Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X」プレゼントの投稿をリポストしてください。

GENIC X.com @GENIC_web
Kenko X.com @KenkoTokina_JP

応募締切とご注意

・締切:2025年2月24日(月)23時59分
・当選した方にはInstagram @GENIC_mag またはX @genic_webからDMで連絡を差し上げます。 インスタグラム @GENIC_mag、X @genic_web 以外のアカウントから連絡を差し上げることはございません。偽アカウント、フィッシング詐欺のアカウントにご注意ください。
・当選は公開アカウントに限ります。
・賞品の発送は日本国内に限ります。
・応募された方はキャンペーン規約へ同意いただいたとみなします。
・賞品引換、発送時点まで該当のアカウントをフォローされている状態が保持されていない場合、応募が無効となります。

プレゼントキャンペーンのお問い合わせ先

ミツバチワークス株式会社

CP+2025に「Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X」が登場

パシフィコ横浜で実施される、世界最大級のカメラと写真のワールドプレミアショー「CP+2025」(2025年2月27日(木)~3月2日(日)開催)にて、「Tokina atx-m 11-18mm F2.8 X」をお試しいただけます。是非、ケンコー・トキナーブースにお立ち寄りください。

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