プロフィール

大辻隆広
フォトグラファー go relax E more所属。 石黒幸誠氏に師事後、2007年独立。現在は、雑誌や広告だけでなく、写真展やプロダクトの製作など、ブランドや企業とのコラボレーションも度々発信している。WEBマガジン『building-building』管理者。
愛用カメラ:Canon EOS 5D Mark Ⅳ/EOS R5 Mark II、PENTAX 645 NII
愛用レンズ:Canon EF35mm F1.4L II USM/EF50mm F1.2L USM、smc PENTAX-FA645 75mmF2.8
Q. ⾃主プロジェクトを⾏う⾯⽩さとは?
A. 会いたい⼈に会える
被写体の想像を超える魅力を感じることができる

「自主プロジェクトの醍醐味は、会いたい人に会えること。そのひとつであるWEBマガジン『building-building』は僕が信頼するクリエーターたちと、毎回ミーティングをして、モデルさんを人選しています。彼らとは長年の仕事を通じて、同じ感覚を育んできた感じがあり、“なんかいいよね”を共有できる仲間たち。日々LINEのやりとりで、一緒に仕事をしてみたいモデルさんについて意見を交わすのは楽しい時間です」。

「撮影は、どこか曖昧で、でも確信的な意図を持ってディレクションしながら進行しています。その時のライブ感でいかようにも変化させられるので、現場はとても緩やかな印象がありますが、普段の仕事との大きな違いはありません。ただ自分が好きな方たちを撮影できる喜びはあるので、いつもよりおしゃべりになっているかも。撮影自体が自由で、被写体の想像を超える魅力を感じることができるのも面白さです」。

「WEB上に展開する仮想のビル『building-building』は、大切なお誕生日をみんなで一緒にお祝いして、記録に残せたらいいね、という想いから生まれた『Birthday Girl』という企画がきっかけ。そこから派生したいろいろな企画に、いろいろな人を巻き込んで、たくさんの人が集まれる場を作りたくて立ち上げました。みんなにこの“ビル”に集まってきてもらって、一緒に何かできたらと思っています。現在は3Fがその『Birthday Girl』、1Fはフラワーアーティスト宇田陽子氏とただ自由に作品を作りたくて始めた『Garland Garden Gallery』で、「花」×女の子をテーマにした作品をアップ。ほかの“フロア”もこれから埋まっていく予定ですが、ファッション撮影だけではなく、読み物やアート作品など、いろいろなコンテンツを増やしていきたいですね。やりたいことがたくさんあるので、高層ビルになってしまうかもです(笑)」。
GENIC vol.73【Portrait Q&A】Q. ⾃主プロジェクトを⾏う⾯⽩さとは?
GENIC vol.73

2025年1月号の特集は「Portrait Q&A」。ポートレートの答えはここにある
人にカメラを向けるからこそ、迷いはなくしたい。自分の写真をちゃんと好きでいたい。そのためにどうするか?「答え」はここにあります。写真家や俳優、モデルなど41名が答えた、全45問のQ&A特集です。