目次
- 解説と展示作品の一部をご紹介
- 展示写真家
- ハービー・山口
- 川田喜久治
- 大石芳野
- エリオット・アーウィット(Elliott Erwitt)
- セバスチャン・サルガド(Sebastião Salgado)
- アンリ・カルティエ=ブレッソン(Henri Cartier-Bresson)
- コンスタンティン・マノス(Constantine Manos)
- ユルゲン・シャデベルク(Jurgen Schadeberg)
- ブルース・ギルデン(Bruce Gilden)
- ロベール・ドアノー(Robert Doisneau)
- マルク・リブー(Marc Riboud)
- 写真展「Timeless Vision」情報
- 開催日時
- 入場料
- 会場
- 行き方・アクセス
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解説と展示作品の一部をご紹介
2006年4月に世界初のライカ直営店としてオープンしたライカ銀座店は今年、20周年という節目を迎えます。その2階に構えるライカギャラリー東京は、ドイツ・ウェッツラーに続く世界で2番目のライカ直営ギャラリーとして誕生しました。
20周年という節目を記念して、このたびライカギャラリー東京・ライカプロフェッショナルストア東京にて開催される「Timeless Vision」では、これまでライカギャラリー東京で写真展を開催した国内外の写真家12名による35点の作品を展示いたします。
ライカギャラリー・インターナショナル代表兼アートディレクター カリン・レーン=カウフマンのキュレーションによる本展は、ライカの写真史を象徴するライカフォトアーカイブコレクションより、エリオット・アーウィット、セバスチャン・サルガド、アンリ・カルティエ=ブレッソン、コンスタンティン・マノス、ユルゲン・シャデベルク、ブルース・ギルデン、ルネ・ブリ、ロベール・ドアノー、マルク・リブーによる厳選された珠玉の作品群、そしてハービー・山口、川田喜久治、大石芳野による代表作の中から、その歩みとライカとのかかわりを象徴する作品で構成されます。
私にとって、この展覧会は“世界の見つめ方”そのものを語りかけてくるものです。異なる時代、街、文化の中で生み出された写真たちは、注意深く、敬意に満ち、そして深く人間的な ── ひとつの共通したまなざしによって結びついています。『Timeless Vision』は、写真とは単なるイメージではなく、瞬間との静かな対話であり、私たちが共有する歴史の証でもあることを思い起こさせてくれます。
── カリン・レーン=カウフマン
ライカギャラリー・インターナショナル代表兼アートディレクター
社会、都市、人間、記憶 ── それぞれ異なる主題を見つめてきた写真家たちのまなざしは、時代や場所を超えて写真という表現の可能性を広げてきました。各作品には共通して、被写体への深い敬意と、世界を見つめる確かな視点が息づいています。
写真とは単なる記録や消費されるイメージではなく、世界と向き合い、その瞬間に立ち会いながら、時間を越えて意味を伝えていく行為でもあります。本展「Timeless Vision」はライカと写真家たちが築いてきた視覚の歴史を振り返るとともに、写真という表現が現在、そして未来へどのようにつながっていくのかをあらためて示す試みとして、ライカフォトグラフィーの多様性をご堪能いただける展示となっています。
引用はすべて、ライカプレスリリースより
展示写真家
ハービー・山口
写真家 1950年東京都出身。中学2年生で写真部に入る。大学卒業後23歳でロンドンに渡り、10年間在住、劇団の役者をする一方、写真活動に励む。折からのパンクロックのムーブメントの中、ミュージシャンのポートレートが高く評価された。幼年期に患った病歴の末、写真のテーマを「生きる希望」とし人物を撮り続けている。写真の活動に加え、エッセイの執筆、ラジオのパーソナリティー、ギタリスト布袋寅泰に歌詞を提供するほか、テレビ番組「徹子の部屋」に出演するなど幅広い年代層から支持されている。2011年度日本写真協会賞作家賞受賞。大阪芸術大学客員教授、九州産業大学客員教授を経て現在は日本写真芸術専門学校校長を務めている。作家名の「ハービー」は、敬愛するジャズフルート奏者ハービー・マンに由来する。
川田喜久治
写真家 1933年茨城県生まれ。
1955年、新潮社に入社。1959年に新潮社を退社しフリーランスとなる。佐藤明、丹野章、東松照明、奈良原一高、細江英公らと共に写真エージェンシー「VIVO」(1959-61年)を設立。主な著書に『地図』『The Last Cosmology』『世界劇場』などがある。日本写真協会賞年度賞、同作家賞、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。
大石芳野
写真家 東京都出身。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、ドキュメンタリー写真に携わり今日に至る。戦禍や内乱など困難な状況にありながらも逞しく誇りをもって生きる人びと、そして、土着の文化や風土を大切にしながら生きる人びとが主なテーマ。 著作:『沖縄に活きる』『沖縄 若夏の記憶』『HIROSHIMA 半世紀の肖像』『無告の民 カンボジアの証言』『カンボジア苦界転生』 『ベトナム凜と』『夜と霧は今』『子ども戦世のなかで』『<不発弾>と生きる 祈りを織るラオス』『隠岐の国』『黒川能の里』 『福島 FUKUSHIMA 土と生きる』『戦争は終わっても終わらない』他。 共著:『魂との出会い』鶴見和子、『レンズとマイク』永六輔、他。 受賞:土門拳賞、エーボン女性大賞、紫綬褒章、JCJ 賞、他。
エリオット・アーウィット(Elliott Erwitt)
1928年、ロシア人の両親のもと、パリで生まれる。11歳の時にアメリカに移住し、ロサンゼルスのシティ・カレッジで写真を学ぶ。1949年、ニューヨークで写真家として本格的に活動を開始。1953年、25歳で当時、世界的な写真家であったロバート・キャパに推薦され、マグナム・フォトに参加。ウィットとユーモアに富んだ人間味あふれる作品は、ジャーナリスティックなエッセイから広告写真まで、多種多様。写真集に『我われは犬である』(高橋周平訳、JICC出版局、1992年)『ふたりのあいだ』(小川潤子訳、マグナム・フォト東京支社、1994年)『美術館にいこうよ!』(クレオ、1998年)『PERSONAL BEST』(2006年)『UNSEEN』(2007年)『NEW YORK』(2008年)『DOGS』(2008年、いずれもteNeues)など。
セバスチャン・サルガド(Sebastião Salgado)
1944年ブラジルに生まれ。60年代、軍事政権下の祖国を逃れてフランスに移住し、パリ大学で博士課程を修了。エコノミストとしてロンドン国際コーヒー機構で働いたが、アフリカ訪問をきっかけに29歳でフリーランスの写真家へと転身。著書に『人間の大地 労働』(今福龍太訳、岩波書店、1994年)、『GENESIS』他多数。82年のユージン・スミス賞、85年の世界報道写真賞をはじめ数々の賞を受賞。
アンリ・カルティエ=ブレッソン(Henri Cartier-Bresson)
1908年フランス生まれ。画家を志しパリでアンドレ・ロートに学んだ後、31年から翌年にかけアフリカ象牙海岸に滞在中に写真を撮り始め、小型カメラ「ライカ」で撮影したスナップショットが注目される。第二次大戦中は従軍し、ドイツ軍の捕虜となるも脱走、レジスタンス活動に加わり、大戦末期にはパリ解放などを撮影した。戦後47年にロバート・キャパらと写真家集団マグナム・フォトを結成。52年に出版された初の写真集『決定的瞬間(The Decisive Moment)』は、同氏の写真の代名詞として知られることになる。スナップショットによって、日常のなかの一瞬の光景を、忘れがたい映像へと結晶させる作品は、同時代の写真表現に大きな影響を与えた。
コンスタンティン・マノス(Constantine Manos)
1934年サウスカロライナ州生まれ。高校時代に写真を始め、19歳でボストン交響楽団の公式カメラマンに就任。1963年にマグナム・フォトに参加。モノクロ作品で評価を得た後、後年はカラーへと移行し、『American Color』などを発表。作品は世界各地の美術館に収蔵されている。
ユルゲン・シャデベルク(Jurgen Schadeberg)
ドイツ・ベルリン生まれの南アフリカのフォトグラファー、写真家、芸術家。アパルトヘイト時代(人種隔離政策下)の南アフリカの歴史的瞬間や、黒人コミュニティの生活を記録した「南アフリカ写真の父」とも称される。ライカ・ホール・オブ・フェイムおよびICPコーネル・キャパ生涯功労賞を受賞。
ブルース・ギルデン(Bruce Gilden)
アメリカ・ブルックリン出身のストリート写真家。日中にフラッシュを焚き、至近距離から被写体を強烈に捉えるスタイルで知られる。2002年からマグナム・フォトの正会員。『Facing New York』など、都市の人間性をあぶり出す写真で高く評価されている。2013年にグッゲンハイム・フェローシップを受賞。
ロベール・ドアノー(Robert Doisneau)
写真家 1912年、パリ郊外ヴァル・ド・マルヌ県ジャンティイ生まれ。石版工の技術取得のためパリのエコール・エスティエンヌで学んだ後、写真家アンドレ・ヴィニョーの助手となる。1934年、ルノー社に産業カメラマンとして入社。1939年、フリーとして活動を開始。パリを中心に庶⺠の日常をとらえた写真で高い評価を得、現在でも世界中で愛され続けている。1951年には、ニューヨーク近代美術館で開催された《5人のフランス人写真家》展の出品作家に選ばれる。1992年、オックスフォード近代美術館で大回顧展を開催。1994年没(享年82)。ニエプス賞(1956年)、フランス写真大賞(1983年)など受賞多数。
マルク・リブー(Marc Riboud)
フランス出身のフォトジャーナリスト。1950年代から世界各地で活動し、アフリカ独立運動やベトナム戦争など激動の時代を記録した。マグナム・フォトの一員としてアンリ・カルティエ=ブレッソンやロバート・キャパらと並び、西側の写真家として初めて中国取材にも成功。長期滞在による取材を重ね、混沌とした現実から秩序ある一瞬を切り取った作品で国際的に高い評価を得ている。
写真展「Timeless Vision」情報
開催日時
2026年4月26日(日)〜 7月19日(日)11:00〜19:00
休館日:月曜
入場料
無料
会場
ライカギャラリー東京
- 〒104-0061 東京都中央区銀座6-4-1 2F
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
東京メトロ日比谷線・丸の内線・銀座線「銀座駅」C3出口から徒歩で約2分
JR「有楽町駅」銀座口から徒歩で約7分