【撮欲も満たす“おひとりさま旅”スタイル #1】片渕ゆり(ぽんず)

旅好きならば一度は試してみたい“ひとり旅”。国内から海外まで、自由気ままに旅をするソロトラベルのエキスパートに聞いた「ひとり旅スタイル」はワクワクするストーリーが満載です。
ひとり旅をしたくてもあと一歩が踏み出せないでいた、あなたの背中をトンッと押してくれること間違いなし。みなさんが実践している撮影ワザも必見です。
#1では、ライター・フォトグラファーの片渕ゆり(ぽんず)さんのひとり旅スタイルを紹介します。

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片渕ゆり(ぽんず)

ライター・フォトグラファー/1991年生まれ、佐賀県出身。京都大学卒業後、コピーライターを経て、世界各地をまわる旅を開始(現在、旅はお休み中)。カメラ歴は9年。GENIC Webにてコラム「ぽんずのみちくさ」連載中。
愛用カメラ:FUJIFILM X-T3
愛用レンズ:フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS/フジノンレンズ XF23mmF2 R WR/フジノンレンズ XF35mmF1.4 R/フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR

ひとり旅について3つの質問

Q.ひとり旅の必需品は?

PCと外付けHDD。セキュリティポーチや海外旅行保険、複数のクレジットカードなど、身の安全を守るもの。

Q.ひとり旅の荷物は?

スーツケースとバックパック、両方使う派。

Q.ひとり旅の撮影ワザは?

ガイドブックや写真集、インスタなどをチェックして現地のイメージを膨らませておきます。また、その土地が舞台になっている映画を観て、ロケーションや構図、色合い、天候などを参考にすることもあります。基本的には人にカメラを渡すことはありませんが、どうしても自分入りで撮りたいときには、一眼などのカメラで撮影している人を探して頼むことが多いです。その場合は、お礼に撮ってくれた人のカメラでその人を撮るようにしています。

風景も人も。ひとり旅は「旅先での出会い」を楽しむ旅

「旅のほとんどがひとり旅なので、ことさら“一人だから”というのを意識したことはないですが、自分のためにお金と時間を使っているので、わがままというか、自分の見たい景色を存分に見るようにはしています」。ひとり旅のテーマを聞いてみたら、こう答えてくれたぽんずさん。初めて全旅程をひとりで旅したのは大学2回生のときに行ったヨーロッパ周遊。1ヶ月ほど旅をしたいと思ったときに一人で行く以外に選択がなく、抵抗もなかったことがきっかけで、ぽんずさんのひとり旅のキャリアがスタートしました。
「“一人で行く”ということを意識したというよりは、やりたいことから逆算したときに自然とひとり旅になったという感じです。私にとって複数で行く旅は、一緒に行く“相手との時間”を楽しむ旅、ひとり旅は“旅先での出会い”を楽しむ旅。風景でも人でも、その場所にしかない出会いを楽しみます。どうしても見たい景色や行きたい場所があれば、無茶な旅程を組むことも。チケットを買うのも道を聞くのも注文するのもすべて自分なので、複数で行くよりかえって交流が多いのも魅力のひとつ」。

「インドのジョードプルという街。青い街並みで有名なのですが、実はこのような青い建物はそれほど密集していないため、青い一画を探すために近所の人に聞いてまわったり、同じようにカメラを持って歩いている人と情報交換したり、ネットで調べたり、リキシャーに乗って遠出したりと工夫が必要でした。歩き回ったぶん、青い街並みを撮影できたときの喜びはひとしお!」。

「京都の“インクライン”という有名な場所で、今はもう使われていない線路。人が多い場所で、向かうまでのバスも混むため早起きして地下鉄で向かいました。午前中の柔らかい光で撮影できたのが嬉しかったです」。

相手がいたら気を使うシチュエーションでも一人なら体力の限り撮れる

ひとり旅をするようになったことで、言葉が通じなくても、初めての場所でも、「人が住んでさえいればなんとかなる」という図太い気持ちを手に入れたんだそう。逆に大自然など人のいない場所は、一人で行くのは不安なので誰かと一緒に行くんだとか。写真を撮るときも、「早朝だったり、寒い(暑い)中で歩き回ったりと、相手がいたら気を使うようなシチュエーションでも、ひとりであれば体力の限り撮れるのが醍醐味。撮りたい景色があるときは、不思議と疲れも感じなくなるんです」。

「猫の街と言えるほど多くの猫がいるモロッコのシャウエンですが、いいタイミングで会えるかは運次第。気まぐれな猫たちのベストショットが撮れるよう、たくさん歩き回りました」。

「ウズベキスタンのシャーヒズィンダ廟群は、オープン目掛けて早起きして向かいました。オフシーズンだったので、なんとほぼ貸し切り状態!とても寒かったですが、より神聖な空気を味わうことができました」。

片渕ゆり(ぽんず) Instagram
片渕ゆり(ぽんず) Twitter

GENIC VOL.57 【撮欲も満たす ”おひとりさま旅”スタイル 】
Edit:Izumi Hashimoto

GENIC VOL.57

テーマは「100人の旅という表現」。
表現者たちのオンリーワンな旅スタイルや、撮欲も満たすひとり旅、旅するように暮らす多拠点生活など、様々な旅する人とその想いに迫ります。

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