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組み写真で物語的に魅せる 丹子 | 連載 これが私の“最旬好き”表現 写真を愛する15名のクリエイターが今ハマっていること

写真を愛する15名のクリエイターたちが、今もっとも夢中になっている表現を紹介。「あなたにとっての"最旬好き"表現は?」という質問に答えていただきました。個性あふれる撮影手法や、日常の一環を独自の視点で切り取るアプローチを通して、新たな写真の魅力を発見できるはず。あなたの写真に新しいインスピレーションをもたらすヒントが、ここに詰まっているかもしれませjavascript:void(0)ん。全15回の連載、第3回は日常に流れる風景を情緒的に写真で語る、写真家・フォトグラファーの丹子さんです。

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目次

プロフィール

丹子

写真家・フォトグラファー 岡山県出身。趣味の被写体活動をきっかけにカメラに興味を持ち、フォトグラファーとして活動をスタート。「尊い瞬間を拾い集めて」というテーマで、日常にある飾らない尊さに目を向けシャッターを切り、「組写真」と「文字入れ」でオリジナリティを生み出している。
愛用カメラ:Sony α7 IV、 FUJIFILM X-S10
愛用レンズ:SMC PENTAX-M 50mm F1.7、NOKTON classic 35mm F1.4、Tokina atx-m 11-18mm F2.8

組み写真で物語的に魅せる

「光と影を共通点に、それぞれの魅力がクロスして交差するように組み合わせた作品です。左上と右下に配置したのは、宮古島の夕日×手持ち花火。見せたいポイントは光源で、太陽と花火と時間帯の差を表現しています。右上と左下、グラス×ラムネ瓶はどちらも光を透かして透明感を表現。太陽に掲げてキラキラを写したグラスと、上からの太陽光で地面に写った影と一緒にキラキラを強調したラムネ瓶」。

一枚では伝えきれない物語を表現することができる

「私は、その時の空気感や起こった出来事の過程まで大切にしたいと思ってシャッターを切っているのですが、一枚ではなかなか伝えきれません。でも“組み写真”だと、その想いを詰め込める。だからこの表現がとっても好きです。その場で起こっていることや情景を感じながら、想いに素直に向き合ってありのままにシャッターを切る。そして、そのようにして撮ったさまざまな視点の写真を、心地よく感じられるような並びで組み合わせていきます。例えば、空の写真を組む場合は一番上に持ってくるとか、足元の写真は下に配置するなど。だからこそ、写真を組み合わせたときに、その時の物語や空気感をより鮮明に伝えられるのだと思っています。写真をレタッチして、自分らしい色を作りだせたときや、理想的な組み写真に仕上がったとき、自分の写真や作品が大好きだと実感します。それは自分のセンスを肯定できる瞬間でもあります。将来は、デジタルの枠を飛び越えた作品作りにも挑戦したいし、私の写真をフォロワーさん視点で組んでみてもらいたいなとも思っています」。

GENIC vol.75 【これが私の“最旬好き”表現 写真を愛する15名のクリエイターが今ハマっていること】
Edit:Megumi Toyosawa

GENIC vol.75

2025年7月号のテーマは「I love photography ただ、写真が好きで」。

写真は移ろいゆく季節に目を向けることを教えてくれた。
写真は心の奥にしまい込んでいた自分の感情に気づかせてくれた。
写真は自分らしく生きていいよと励ましてくれた。
写真はかけがえのない仲間と巡り会わせてくれた。
写真は素晴らしい世界の見方を示してくれた。

写真から、たくさんのものをもらってきた。
だから、好きな理由はひとつじゃない。

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