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真正面から娘と向き合うモノクロ表現 ENA. | 連載 これが私の“最旬好き”表現 写真を愛する15名のクリエイターが今ハマっていること

写真を愛する15名のクリエイターたちが、今もっとも夢中になっている表現を紹介。「あなたにとっての"最旬好き"表現は?」という質問に答えていただきました。個性あふれる撮影手法や、日常の一環を独自の視点で切り取るアプローチを通して、新たな写真の魅力を発見できるはず。あなたの写真に新しいインスピレーションをもたらすヒントが、ここに詰まっているかもしれません。全15回の連載、第1回は生活の中の小さなときめきを見つけて撮る、写真家・フォトグラファーのENA.さんです。

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目次

プロフィール

ENA.

写真家・フォトグラファー 一児の母。我が子の成長記録を残すため、3年前より写真を始める。現在は、娘のポートレート作品を中心に、普段の生活の中で見つけた、心が動く瞬間を日々撮影している。
愛用カメラ:Nikon Zf、PENTAX SPF、PENTAX ESPIO P
愛用レンズ:NIKKOR Z 40mm f/2、NOKTON classic 40mm F1.4 SC

真正面から娘と向き合うモノクロ表現

「頭の中には『シンプル、洗練、凜とした』そんな言葉が浮かんでいました。改めて見返すと、娘自身の表現力や強さが写せているなと感じます」。

カメラ越しに向き合うことは、娘との大切なコミュニケーション

「カメラを始めたのは娘が2歳のとき。当時は娘の日常をありのままに撮っていましたが、4歳の誕生日に『お花と一緒にかっこよく撮って欲しい!』と言われて。それからは “二人で作品を撮っている”という感覚が強くなりました。娘も私も変化していく中で気がついたのは、真正面から向き合って撮る写真が大好きだということ。物理的にだけではなく、カメラを通してお互いの“感情”と“感情”で向き合っているような感覚になります。心の距離感がまるっと写る気がして、私にとって大切な表現方法であり、私たち親子にとっても大切なコミュニケーションの一部であると感じています。そして昨年Nikon Zfを購入したことで、すっかりモノクロの世界にハマりました!写真の色味に強いこだわりがあるので、興味が持てずにいたモノクロですが、一歩踏み出してみると、無彩色だからこそ見せたいものをストレートに見せられ、写真に込めたい自分の想いもより強くはっきり表現できると知りました。質感やコントラストなどの微妙な違いで表現が様々に変化することにも興味が湧いていて、もっとモノクロ表現を追ってみたいと思っています。写真が好きな理由は、シャッターを切るたびに未来の自分へ贈り物をしているようで、静かに心が満たされるから。撮るという行為そのものが、どうしようもなく好きです。写真はこれからもずっと私のそばにあり続けるものだと思っています」。

GENIC vol.75 【これが私の“最旬好き”表現 写真を愛する15名のクリエイターが今ハマっていること】
Edit:Megumi Toyosawa

GENIC vol.75

2025年7月号のテーマは「I love photography ただ、写真が好きで」。

写真は移ろいゆく季節に目を向けることを教えてくれた。
写真は心の奥にしまい込んでいた自分の感情に気づかせてくれた。
写真は自分らしく生きていいよと励ましてくれた。
写真はかけがえのない仲間と巡り会わせてくれた。
写真は素晴らしい世界の見方を示してくれた。

写真から、たくさんのものをもらってきた。
だから、好きな理由はひとつじゃない。

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