Focal Length
今回のテーマは「自然体 portrait」。
自分らしくいる、自分らしい瞬間っていつだろう。
この連載でSelf portraitを撮影しながらふと思った。
自分を撮るとなると構図を考えたり、テーマを考えたり。
その過程で自分らしさを表現することはできるが、同時に少なからず自然体からは離れる。
なので今回は自然体を軸に自分と向き合ってみる。
深夜3時。
仕事から帰ってきてふと心が緩まる、シャワーを浴びて寝る30分前。
この時間に好きなカメラをいじる。
ただただ部屋のいろんな物にピントを当ててみたり、レンズを入れ替えてみたり。
Nikon ZfだけじゃなくNikonのフィルムカメラを触ってみたり。
カメラを眺めて綺麗だなと、一杯お酒を飲む瞬間。
自分の好きに囲まれた瞬間。
どんどん子供に戻っていく。
これが自分の自然体。
なるほど、自分が一番自然体な時はカメラを持ってる時なんだ。
これはこれで一つのportraitにしておこう。
プロフィール
古屋呂敏
俳優・フォトグラファー 1990年、京都生まれ滋賀/ハワイ育ち。カメラ歴は7年。Nikon Zfを愛用。父はハワイ島出身の日系アメリカ人、母は日本人。俳優のみならず、カメラマン、映像クリエイターROBIN FURUYAとしても活動。CHANEL、FENDI、ISETAN、SK-IIなどの映像制作も手掛ける。2022年には初の写真展「reflection(リフレクション)」、2023年9月には第2回写真展「Love Wind」を開催。