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自然体 portrait/古屋呂敏のFocal Length Vol.13

古屋呂敏<連載コラム>第3月曜日更新

その瞬間を永遠にしたいと願いながら、シャッターを切る。
心の揺れるままに、心の色のままに。
自分だけに見えていたその一瞬の世界は、
写真に残すことでさらに愛しく想えるものになる。
だから僕は、きっと永遠に写真を撮り続ける。

───俳優、カメラマンとして活躍する古屋呂敏の「Focal Length」。
連載を通して、写真だけではなく、
人との距離感、 生きるスタンスなど
さまざまな「焦点距離」をお届けします。
【撮影&テキスト:古屋呂敏 撮影機材:Nikon Zf】

  • 作成日:

Focal Length
今回のテーマは「自然体 portrait」。
自分らしくいる、自分らしい瞬間っていつだろう。
この連載でSelf portraitを撮影しながらふと思った。

自分を撮るとなると構図を考えたり、テーマを考えたり。

その過程で自分らしさを表現することはできるが、同時に少なからず自然体からは離れる。
なので今回は自然体を軸に自分と向き合ってみる。

深夜3時。
仕事から帰ってきてふと心が緩まる、シャワーを浴びて寝る30分前。

この時間に好きなカメラをいじる。

Zf + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)
ディープトーンモノクローム

Zf + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)
ディープトーンモノクローム

ただただ部屋のいろんな物にピントを当ててみたり、レンズを入れ替えてみたり。
Nikon ZfだけじゃなくNikonのフィルムカメラを触ってみたり。

Zf + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

Zf + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

Zf + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

Zf + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

カメラを眺めて綺麗だなと、一杯お酒を飲む瞬間。
自分の好きに囲まれた瞬間。

どんどん子供に戻っていく。

これが自分の自然体。

Zf + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

Zf + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

なるほど、自分が一番自然体な時はカメラを持ってる時なんだ。

これはこれで一つのportraitにしておこう。

Zf + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

プロフィール

古屋呂敏

俳優・フォトグラファー 1990年、京都生まれ滋賀/ハワイ育ち。カメラ歴は7年。Nikon Zfを愛用。父はハワイ島出身の日系アメリカ人、母は日本人。俳優のみならず、カメラマン、映像クリエイターROBIN FURUYAとしても活動。CHANEL、FENDI、ISETAN、SK-IIなどの映像制作も手掛ける。2022年には初の写真展「reflection(リフレクション)」、2023年9月には第2回写真展「Love Wind」を開催。

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