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恋をするなら二度目が上等/古屋呂敏のFocal Length Vol.6

古屋呂敏<連載コラム>第3月曜日更新

その瞬間を永遠にしたいと願いながら、シャッターを切る。
心の揺れるままに、心の色のままに。
自分だけに見えていたその一瞬の世界は、
写真に残すことでさらに愛しく想えるものになる。
だから僕は、きっと永遠に写真を撮り続ける。

───俳優、カメラマンとして活躍する古屋呂敏の「Focal Length」。
連載を通して、写真だけではなく、
人との距離感、 生きるスタンスなど
さまざまな「焦点距離」をお届けします。
【撮影&テキスト:古屋呂敏 撮影機材:Nikon Z f】

  • 作成日:

Focal Length
今回のテーマは「恋をするなら二度目が上等」。

MBSドラマイズム『恋をするなら二度目が上等』でW主演をする長谷川慎さんをNikon Z fで撮影する。

作品に愛を込めて、1ヶ月以上のハードな撮影期間を共に過ごしたからこそ彼を撮影したくなった。
そして今回は役者としての長谷川慎ではなく、アーティスト長谷川慎として一枚一枚彼の魅力を感じながら撮影をした。

Z f + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

Z f + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)
ディープトーンモノクローム

役者同士として向き合う時間とphotographer、アーティストとしてレンズを通して向き合うのでは、流れる空気がガラッと違う。

そこに役者の時の柔らかい彼はいない。
鋭く、研ぎ澄まされた雰囲気。

Z f + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

Z f + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

撮影中に稀にヒリヒリする瞬間がある。
お互いの集中力が交わる瞬間に感じる緊張感。

Z f + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)
ディープトーンモノクローム

20分の撮影時間が1分くらいに感じる。
自然に動く彼に合わせて自分の焦点距離を合わせる。

Z f + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)
ディープトーンモノクローム

Z f + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)
ディープトーンモノクローム

誰しもいろんな顔を持っていて、その時々にいろんな表情を出す。
役者としての長谷川慎とは違う彼に出会えた。

Z f + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

Z f + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

Z f + AI Nikkor 50mm f/1.2S( + マウントアダプター FTZ II)

撮影終わりに彼が柔らかい表情で「呂敏さん、ありがと〜」とフニャッと笑う。
その瞬間、自分のスイッチも役者に戻る。
なるほど、役者の時の自分とカメラを持っている時の自分も少し違うのかな。
彼を撮影させてもらうことで、また少し自分を知れた気がした。

ドラマイズム『恋をするなら二度目が上等』 皆さん、どうぞよろしくお願いします笑。

Thank you Makoto Hasegawa
Model: Makoto Hasegawa

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古屋呂敏

俳優・フォトグラファー 1990年、京都生まれ滋賀/ハワイ育ち。カメラ歴は7年。Nikon Z fを愛用。父はハワイ島出身の日系アメリカ人、母は日本人。俳優のみならず、カメラマン、映像クリエイターROBIN FURUYAとしても活動。CHANEL、FENDI、ISETAN、SK-IIなどの映像制作も手掛ける。2022年には初の写真展「reflection(リフレクション)」、2023年9月には第2回写真展「Love Wind」を開催。

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