Focal Length
今回のテーマは「恋をするなら二度目が上等」。
MBSドラマイズム『恋をするなら二度目が上等』でW主演をする長谷川慎さんをNikon Z fで撮影する。
作品に愛を込めて、1ヶ月以上のハードな撮影期間を共に過ごしたからこそ彼を撮影したくなった。
そして今回は役者としての長谷川慎ではなく、アーティスト長谷川慎として一枚一枚彼の魅力を感じながら撮影をした。
役者同士として向き合う時間とphotographer、アーティストとしてレンズを通して向き合うのでは、流れる空気がガラッと違う。
そこに役者の時の柔らかい彼はいない。
鋭く、研ぎ澄まされた雰囲気。
撮影中に稀にヒリヒリする瞬間がある。
お互いの集中力が交わる瞬間に感じる緊張感。
20分の撮影時間が1分くらいに感じる。
自然に動く彼に合わせて自分の焦点距離を合わせる。
誰しもいろんな顔を持っていて、その時々にいろんな表情を出す。
役者としての長谷川慎とは違う彼に出会えた。
撮影終わりに彼が柔らかい表情で「呂敏さん、ありがと〜」とフニャッと笑う。
その瞬間、自分のスイッチも役者に戻る。
なるほど、役者の時の自分とカメラを持っている時の自分も少し違うのかな。
彼を撮影させてもらうことで、また少し自分を知れた気がした。
ドラマイズム『恋をするなら二度目が上等』 皆さん、どうぞよろしくお願いします笑。
Thank you Makoto Hasegawa
Model: Makoto Hasegawa
古屋呂敏
俳優・フォトグラファー 1990年、京都生まれ滋賀/ハワイ育ち。カメラ歴は7年。Nikon Z fを愛用。父はハワイ島出身の日系アメリカ人、母は日本人。俳優のみならず、カメラマン、映像クリエイターROBIN FURUYAとしても活動。CHANEL、FENDI、ISETAN、SK-IIなどの映像制作も手掛ける。2022年には初の写真展「reflection(リフレクション)」、2023年9月には第2回写真展「Love Wind」を開催。