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長時間露光、三層構成の構図、逆光とハイコントラスト Hiroki Furukawa | 連載 これが私の“最旬好き”表現 写真を愛する15名のクリエイターが今ハマっていること

写真を愛する15名のクリエイターたちが、今もっとも夢中になっている表現を紹介。「あなたにとっての"最旬好き"表現は?」という質問に答えていただきました。個性あふれる撮影手法や、日常の一環を独自の視点で切り取るアプローチを通して、新たな写真の魅力を発見できるはず。あなたの写真に新しいインスピレーションをもたらすヒントが、ここに詰まっているかもしれません。全15回の連載、最終回は世界の自然美を独自の視点で切り取る、写真家のHiroki Furukawaさんです。

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目次

プロフィール

Hiroki Furukawa

写真家 1987年生まれ、熊本県出身。熊本県阿蘇の大雲海と満天の星を見て感動し、少しでも多くの人にこの感動を伝えたいと思いカメラをスタート。ジャンルレスに好きな被写体を撮って、自分なりの表現で楽しんでいる。
愛用カメラ:Nikon Z7
愛用レンズ:NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、 NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR、NIKKOR Z 50mm f/1.4

長時間露光、三層構成の構図、逆光とハイコントラスト

誰でも美しい写真を撮れる時代だからこそ、万人が簡単には撮れないような写真を目指したい

「風景写真を撮る際、止まっている被写体と動いている被写体がある場面でNDフィルターを使用し、シャッタースピードを遅くして長時間露光を行うことで、幻想的な雰囲気にすることができます。この写真では、雲の滑らかさを表現しつつ、動きのある躍動感を感じられるようにしました。また、三層構成の構図も好き。手前の霧氷、雲海、富士山を意識することで奥行きを出し、視線が自然と富士山に導かれるように工夫しています。さらに、逆光とハイコントラストを活かすことで、ドラマティックな印象を加え、富士山のどっしりとした力強さや、雲海の動きを際立たせる効果も与えています。レタッチではLightroomを使って基本補正を行い、Photoshopで雲海部分にオートン効果をかけてしっとりとした印象に。富士山の力強さを際立たせるために、ハイパスフィルターを適用しています。こうした一つひとつの工夫が、写真に独自の表現を加えるための重要な要素です。また、こういった表現を通じて、写真を見た人にその場の臨場感を味わってもらえたらと思っています。スマホの進化によって誰でも美しい写真を撮れる時代になったからこそ、一手間かけることで、万人が簡単には撮れないような写真を目指したいです」。

GENIC vol.75 【これが私の“最旬好き”表現 写真を愛する15名のクリエイターが今ハマっていること】
Edit:Megumi Toyosawa

GENIC vol.75

2025年7月号のテーマは「I love photography ただ、写真が好きで」。

写真は移ろいゆく季節に目を向けることを教えてくれた。
写真は心の奥にしまい込んでいた自分の感情に気づかせてくれた。
写真は自分らしく生きていいよと励ましてくれた。
写真はかけがえのない仲間と巡り会わせてくれた。
写真は素晴らしい世界の見方を示してくれた。

写真から、たくさんのものをもらってきた。
だから、好きな理由はひとつじゃない。

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