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【写真家が撮る 愛しの我が子:6】Nico Perez

写真を撮ることを生業とする写真家が、もっとも近くにいる存在である「我が子」にカメラを向ける時。どんな衝動にかられ、どんな想いでシャッターを切るのか?まさに撮らずにはいられなかったその瞬間の写真を、7名の写真家に見せていただきました。
第6回は、Photographer&FilmmakerのNico Perezさんです。

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Nico Perez

Photographer&Filmmaker 1986年、スペイン・マラガ生まれ。幼少期にイギリス・ロンドンに移住し、スペインとイギリスを行き来しながら過ごす。2008年、初めて訪れた東京で街の「青い」空気感や都市の孤独感にインスピレーションを受ける。2009年、ロンドンで開催された写真家・川内倫子氏のワークショップのメンバーに選ばれ、写真家になることを決意し、東京に移住。2015年、初の写真集『Momentary』を発売、同時に個展を開催。以降、個展「Stills from life(2016)」、「Kingsland Road(2018)」、「Chasing Blue(2019)」、「離れる|Take Off(2021)」、「Havana, Cuba ”The Reprint” (2021)」、「Let me be what I want to be(2022)」を開催。現在は東京を拠点に活動中。
愛用カメラ:Pentax 67
愛用レンズ:Voigtlander 40mm

He is my teacher.

「去年の夏、アトリエの窓から入った光が、着替えている息子の体に当たっていた。そんな偶然のワンシーンをとらえた1枚」。
Son and reflection,2022

息子の写真を撮ることは私だけの特権

「正直言うと子供を撮ることと他の被写体を撮ることに大きな違いはないかもしれない。だけど毎日会っているからよくカメラを向けてしまう。それが当たり前の日常だし、息子の写真を撮ることは私だけの特権。もしかしたら毎日カメラを持っているお父さんを『いやだな』と思っているかもしれないけどね(笑)。子供は未来そのものの存在であり、彼は私にとっての先生でもあります」。

Nico Perez Instagram

GENIC vol.66【写真家が撮る 愛しの我が子】
Edit:Megumi Toyosawa

GENIC vol.66

GENIC4月号のテーマは「撮らずにはいられない」。
撮らずにはいられないものがある。なぜ? 答えはきっと単純。それが好きで好きで好きだから。“好き”という気持ちは、あたたかくて、美しくて、力強い。だからその写真は、誰かのことも前向きにできるパワーを持っています。こぼれる愛を大切に、自分らしい表現を。

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