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【プロ・達人が教えてくれる 明日からちょっと上手くなるフードフォト講座 #6】hanayuri

一番身近な撮影対象でありながら、もっとも難しいとも言えるフードフォト。いらない影に困ったり、おいしそうに見えなかったり…。そこで、素敵なフード写真を撮影している食や写真のプロたちに、構図やアングル、ライティングなど、すぐに参考になるワザの数々を教えていただきました。フードフォト講座 #6は、フリーランスフォトグラファーのhanayuriさん。隅々まで要チェックです!

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hanayuri

フリーランスフォトグラファー、YouTuber 美大卒業後、インテリアショップに勤務。2010年に『HANA』という名でアクセサリー制作販売をスタート。現在は自宅で企業PRの商品撮影を行う。2月19日発売の『きょうも、わたしは機嫌がいいVloggerの心が軽くなるおうち習慣』(Impress)にも登場。
愛用カメラ: Canon EOS 6D Mark Ⅱ、Sony α7 Ⅲ
愛用レンズ: SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Ar

様々な動きを1枚の構図に閉じ込める

Wi-Fiやタイマーを使い第三者視点の写真をセルフで実現

「注いでいるミルク、コーヒーの波紋を1枚の構図に収めた1枚。愛犬の仕草を逃さないようにシャッタースピードを上げて撮影しています」。

愛犬や自分の手を入れたアングルで日常を表現

「俯瞰撮影ができる三脚を使用し、カメラのWi-Fi機能を使ってスマホで構図を確認しながらシャッターを切ることで、自分の手も入れた、動きのある写真をセルフで撮影しています。両手を入れるときにはカメラのタイマーを使用しています。愛犬と手、広がる波紋やポットから注ぐ湯など、1枚の構図でいくつもの動きを表現することも。光を捉えることで食べ物や飲み物の明暗がハッキリし、シズル感を引き出すことができるので、天候や時間によってテーブルを動かし光を調整しています」。

光と動きを捉えることで普段の「暮らし」を写し出す

「シーンを想定してヴィンテージの食器、小物や英字新聞などでテーブル上を演出。小物を配置するときには高低差をつけたり、特に見せたい被写体の反対色を周りに配置して、被写体が際立つように工夫を」。

「料理の撮影の場合は、テーブルに並べる小物などのスタイリングから始めます。スタイリングが決まったら三脚をセッティングし、空のお皿を配置し試し撮り。構図が決まった段階で料理を作り、お皿に盛り付けをして本番撮影しています。「暮らし」をテーマにしているので、ナチュラルな自然光のみで撮影しています」。

hanayuri Instagram
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GENIC VOL.58 【プロ・達人が教えてくれる 明日からちょっと上手くなるフードフォト講座】
Edit:Izumi Hashimoto

GENIC VOL.58

テーマは「おいしい写真」。
口福を感じる料理やスイーツとの出会い、オリジナリティ溢れるフードの創作、こんなシーンには二度とお目にかかれないかもと思った瞬間。様々な表現者たちが繰り広げる “おいしい” の世界を召し上がれ。

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