プロフィール
山沢栄子
1899年、大阪府生まれ。1995年、逝去(享年96歳)。1918年、私立女子美術学校日本画科選科卒業。1926年、渡米、カリフォルニア・スクール・オブ・ファインアーツで油絵を学ぶ。生活の為、アメリカ人写真家コンスエロ・カネガの助手となり、写真技術を習得。1929年に帰国。1931年、大阪に写真スタジオを設立し、ポートレート写真を中心に、日本の女性写真家のパイオニアとして活躍。晩年の1980年代に抽象写真を制作し「私の現代/What I Am Doing」と題して発表。自身の過去の作品や写真機材を被写体とした極めてコンセプチュアルな表現も含んだ代表作として知られる。大阪中之島美術館、東京都写真美術館、J. Paul Getty Museum等に作品が収蔵されている。
解説と展示作品の一部をご紹介
本展は、ヒカリエホールで開催されるBunkamura主催「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」の連携企画として開催します。日本の女性写真家たちによる先駆的な表現と実践を再検証する同展に関連し、本展ではその重要な一人として紹介される山沢栄子に焦点を当てます。
山沢栄子(1899–1995)は、日本の女性写真家の草分けとして知られる存在です。1920年代にアメリカで写真を学び、帰国後は大阪に写真スタジオを開設。ポートレートや商業写真の分野で活躍する一方、生涯にわたり写真表現の可能性を探究し続けました。戦前から戦後にかけて活動した山沢は、日本の近代写真史を支えた数少ない女性写真家の一人として評価されています。その仕事は肖像写真や商業写真にとどまらず、モダニズム写真や抽象表現への関心にも貫かれており、近年はその先駆的な実践が改めて注目を集めています。
本展では、山沢が晩年に取り組んだ代表作《What I Am Doing》を紹介します。本シリーズでは、身近な事物や写真にまつわるさまざまな対象を素材として、色彩や形態、光と影の関係を実験的に探究しています。写真家として長年培ってきた視点と経験を礎に生み出されたこれらの作品からは、山沢が生涯を通して抱き続けた写真への尽きることのない好奇心と探究心をうかがうことができるでしょう。
── 山沢栄子 展覧会「What I Am Doing」プレスリリースより
山沢栄子 展覧会「What I Am Doing」情報
開催日時
2026年7月3日(金)〜7月25日(土)13:00〜19:00
定休日:日曜、月曜、祝日
入場料
無料
会場
LAG(LIVE ART GALLERY)
- 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-4-11 Daiwa神宮前ビル1F
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
東京メトロ銀座線「外苑前駅」2a出口から徒歩で約8分