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<心を癒すバス旅を>パスポート不要の南国リゾート、下田・南伊豆巡り

『東海バスフリーきっぷ』を使って静岡県の下田・南伊豆エリアを巡る1泊2日のバス旅へ出かけてみませんか?エリア内の観光スポット付近にはバス停があることが多く、フリーきっぷ1枚あればお得に効率よくまわれます。
今回はトラベルブロガーのyucoさんがモデルのASAMIさんと出かけた、東海バスで巡る下田・南伊豆へのガールズ旅の様子をお届け!伊豆急下田駅を拠点に、東海バスで海岸沿いを走りながら、龍宮窟、入田浜、弓ヶ浜など下田・南伊豆エリアの美しい海に心洗われたり、昔ながらの雰囲気を色濃く残したペリーロードでの街歩きを楽しんだりした2日間。南国気分もタイムスリップ気分も味わえる下田・南伊豆エリアと、バス旅の魅力を紹介します。

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目次

美しい海に包まれる下田・南伊豆エリア

今回のバス旅の舞台である下田・南伊豆は、伊豆半島の最南端のエリアにあり、大海原を見渡せる断崖絶壁スポットや、透明度の高い海と白い砂浜など、広大な太平洋の魅力に触れられるエリアです。都内からアクセスのいいところで、こんなにも綺麗なビーチが見られるのかと感動すること間違いなし。また、下田はペリー来航の地でもあり、歴史と文化に触れられる場所でもあります。

1日目:下田エリア

主要駅から伊豆急下田駅へ

主要駅から東海道新幹線・山陽新幹線「こだま」に乗って熱海駅で下車。そして伊豆急行線に乗り換えて下田駅へ向かいます。下田駅に向かう電車からの景色はどんどんのどかな雰囲気になっていき、旅気分が高まります。伊豆急に揺られること約1時間半、下田駅に到着。アロハシャツのようなカラフルな服装で駅員さんが迎えてくれたり、駅前のロータリーで大きなヤシの木や赤い花が迎えてくれたり、すっかり南国に来たかのような気分に。今回のバス旅は下田駅を拠点に、主要観光地を巡る1泊2日です。

伊豆急下田駅で下田・南伊豆を巡る『東海バスフリーきっぷ 石廊崎・下田2日券』を購入

下田駅に着いたら、東海バス案内所で『東海バスフリーきっぷ 石廊崎・下田2日券』を購入します。大人2,400円で2日間、下田・南伊豆エリアの東海バスが乗り降り自由になるお得なチケットです。さらに指定観光施設で提示すると「割引優待」を受けられます。駅前にあるコインロッカーに荷物を預けて、いよいよバス旅の出発です。

東海バスで「道の駅開国下田みなと前」バス停へ

下田駅の目の前にあるバス停から東海バスに乗って、最初の目的地である、道の駅「開国下田みなと」を目指します。バス旅は、旅先の慣れない道を自分で運転する必要がないので、安心感は絶大。バスに乗ってしまえば目的地まで連れていってくれるので、旅を楽しむことに集中できます。

道の駅「開国下田みなと」でお土産探し

下田駅から「道の駅 開国下田みなと前」バス停までは約3分。あっという間なので、乗り過ごさないように気を付けて。道の駅開国下田みなとは、下田港の目の前にある道の駅。さまざまな飲食店やお土産店、下田の歴史と自然をテーマとしたハーバーミュージアムなどもあり、食事や買い物を楽しみながら下田についても学べるスポットです。
お土産店では、伊豆で採れた鮮魚や、地元名産のフルーツを使ったお菓子やサイダーなど、美味しそうなお土産がたくさん並びます。訪れた際はまだお昼の時間帯でしたが、なかには人気で売り切れてしまっていたものもありました。

下田の海を見ながら、のんびりと漁港付近を散歩。バス旅のいいスタートを切れます。

道の駅「開国下田みなと」 基本データ

<住所>〒415-0000 静岡県下田市外ヶ岡1-1
<TEL>0558-25-3500
<営業時間>9:00~17:00(施設により異なる)
<休業日>なし(設備点検に伴う臨時休館あり)
<駐車場>有り(大型13台 普通車207台 内身障者用6台)

行き方・アクセス

<電車>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バス「道の駅開国下田みなと前」下車、徒歩で約3分
「伊豆急下田駅」から徒歩で約13分、
<車>東名高速道路「沼津IC」から約2時間

「Cafe&Hamburger Ra-maru」で巨大金目鯛フライバーガー

道の駅の1階にあるハンバーガーショップ「Cafe&Hamburger Ra-maru(カフェ&ハンバーガー ラマル)」にてランチをいただきます。下田港はキンメダイ水揚げ量日本一の港で、下田で水揚げされる8割がキンメダイと言われています。そんな下田でいただく名物「下田バーガー(金目鯛)」は、とにかく見た目の大きさにびっくり!顔が隠れそうなほどのビッグサイズのキンメダイのフライは、サクサク食感と甘辛いタレで後を引く美味しさ。チェダーとモッツァレラの濃厚Wチーズが、熱々のフライの上でほんのり溶けてたまりません。

最初は、食べ切れるかな?と不安でしたが、一口食べたらそんな不安もどこかに消えてペロリと美味しく完食。テレビでも何度も取り上げられている人気店で、常に店内はお客さんで賑わっていました。

Cafe&Hamburger Ra-maru 基本データ

<住所>〒415-0000 静岡県下田市外ヶ岡1-1 道の駅「開国下田みなと」 1階東棟
<TEL>0558-27-2510
<営業時間>10:00~17:00(ラストオーダー16:30)
<休業日>なし(設備点検に伴う臨時休館あり)

東海バスに乗って「龍宮窟」へ

お腹いっぱいになったらバスに乗って、神秘のパワースポット「龍宮窟(りゅうぐうくつ)」を目指します。一度スタート地点の下田駅に戻り、バスを乗り換え、「龍宮窟」バス停で降ります。主要観光スポットのすぐ近くにはバス停があることが多いので、バスを降りたらすぐに目的地まで行けるのは便利!

自然の偉大さを感じるパワースポット「龍宮窟」

竜宮公園内にある龍宮窟は、直径50mほどの天窓が広がる洞窟。波の侵食で地層が削られることにより作られた龍宮窟は、神秘的で自然のパワーを強く感じます。今見ている景色も、また数年経つと波でさらに削られたりすることで違う景色に変わるのかなと思うと、その時しか見られない景色により感動します。

洞窟の奥に見える海の美しさにうっとり。

洞窟上部の遊歩道から龍宮窟を見下ろすと、なんとハート形になっています。このハート形の地形は洞窟の天井が不安定になって崩落したことで出現したもの。ハートスポットとして恋人たちに人気です。

遊歩道は龍宮窟の周りをぐるりと一周歩くことができます。散策しながらベストビュースポットを探してみて。

龍宮窟 基本データ

<住所>〒415-0029 静岡県下田市田牛
<駐車場>有り(有料)

行き方・アクセス

<電車>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バスで約20分「龍宮窟」バス停下車、徒歩で約3分
<車>東名高速道路「沼津IC」から約1時間45分

【龍宮窟】伊豆最大級の天窓がある神秘的な洞窟

龍宮窟を見学し終えたあとは、次のバスの時間まで停留所近くの「田牛(とうじ)海水浴場」で水遊びをしたり、ボーッと海を眺めたり。龍宮窟バス停はハートの看板がかわいいので、フォトスポットとしてもおすすめです。

東海バスに乗って「入田浜海水浴場」へ

龍宮窟バス停から「入田」バス停まで乗って、「入田浜海水浴場」へ移動します。入田バス停は看板が設置されておらず、このかわいらしい白い小屋が目印です。

入田浜海水浴場は、白くてサラサラの砂浜と驚くほど透明な海水が魅力のビーチ。良好な水質と判定され「水質ランク」で最高ランクとなる「AA」を獲得した海水浴場です。浜辺周辺には南国ムードを演出するソテツ並木が連なり、サーファーも多く訪れます。

サンセットタイムに近い時間帯は、人も少なく静かで落ち着いた雰囲気。大人女子旅にうってつけのビーチです。

入田浜海水浴場 基本データ

<住所>〒415-0028 静岡県下田市吉佐美
<駐車場>有り(夏季シーズン中は有料)

行き方・アクセス

<電車>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バスで約8分「入田」バス停下車、徒歩で約3分
<車>東名高速道路「沼津IC」から約1時間45分

海を眺めながら「FermenCo.」でピザディナー

入田浜海水浴場近くにあるレストラン「FermenCo.(フェルメンコ )」でディナーを。目の前は海という最高のロケーションで、自家製の自然酵母「サワードウ」を使用した「サワードウピッツァ」がいただけます。サワードウでゆっくりと時間をかけて発酵させた生地は、軽くてふっくら。そして低糖質で消化吸収に優れたヘルシーな生地に仕上がるのだそう。厨房の近くの席で、ビザ生地を広げるところからピザ釜で焼き上がるまでの過程を見ながら、ピザがテーブルに運ばれてくるのを待ちます。

たくさんの魅力的なメニューから、「プロシュートとルッコラ」と「シラスとカラスミのピッツァ」の2種類のピザをオーダーしました。プロシュートとルッコラは、下田産の味の濃いルッコラに生ハムを載せたピザで、トマトの酸味がいいアクセント。テーブルに置いてある唐辛子の入ったオイルをかけて、風味を変えて楽しむことも。シラスとカラスミのピッツアは、とにかくシラスとカラスミをふんだんに使った贅沢な一品で、ちょうどいい塩加減とトッピングの生ニンニクのおかげで、お酒が進みます。

目の前に入田浜の海岸が広がるオープンエアな店内では、時間とともに色づく空と海を眺めながら、最高の時間が過ごせます。地元の常連さんや外国人も多く訪れていて、一瞬ここは海外リゾートかと錯覚するほどでした。

FermenCo. 基本データ

<住所>〒415-0028 静岡県下田市吉佐美348-37
<TEL>0558-36-3643
<営業時間>ランチ10:30~15:00(L.O.14:30) ディナー17:00~20:30(L.O.20:00)
<休業日>火曜日
<駐車場>有り(3台)

行き方・アクセス

<電車>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バスで約8分「入田」バス停下車、徒歩で約6分
<車>東名高速道路「沼津IC」から約1時間45分

下田駅まで東海バスで。「清流荘」に宿泊

バスで再び下田駅に戻り、本日の宿泊先「清流荘」へ。事前申し込みで、下田駅から清流荘の送迎サービスも受けられます。
清流荘は、緑豊かな自然と庭園に囲まれた、日本らしさ満点の高級感ある老舗旅館。約6000坪もの広大な敷地の中に、客室はたった26室のみという贅沢なつくりです。

部屋に入ると、畳の香りにほっと心が安らぎます。ウェルカムスイーツはニューサマーオレンジのおまんじゅう。ニューサマーオレンジは、大正時代から伊豆で栽培されている伊豆を代表する特産品で、爽やかな香りとさっぱりとした甘味が特徴です。

部屋にある椅子に座り庭園を眺めながら、静岡茶とともにいただきます。庭園にはさまざまな木々が植えられていて、一面が美しい緑の世界。秋には紅葉を楽しめ、四季折々の自然を満喫できます。2人で使うにはもったいないくらいの広々としたお部屋は、ゆっくりのんびりと過ごしたくなる空間です。
取材時は雨天だったのですが、しとしとと雨が降るお庭も風情がありとても素敵でした。

清流荘では、蓮台寺(れんだいじ)温泉の源泉かけ流しを堪能できます。神経痛や筋肉痛など緩和の効能があり、歩き疲れた体をしっかり温めて癒してくれます。大浴場は野趣豊かな露天風呂と、お湯を1時間ごとに入れ替える、常に澄んだお湯の内風呂の2種類。源泉かけ流しの露天風呂や半露天風呂が付いている部屋もあり、好きな時に何度でもプライベートな空間で温泉を楽しめます。

清流荘 基本データ

<住所>〒415-0011 静岡県下田市河内2-2
<TEL>0558-22-1361
<駐車場>有り

行き方・アクセス

<電車>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バスで約8分「稲生沢小学校」バス停下車すぐ
伊豆急行「蓮台寺」駅下車、徒歩で約5分
<車>東名高速道路「沼津IC」から約1時間30分

2日目:南伊豆エリア

無人駅「NEED U 蓮台寺駅店」でモーニング

清流荘の最寄り駅「蓮台寺(れんだいじ)駅」には、「#無人駅をたのしもう」をテーマにしたコーヒースタンド「NEED U蓮台寺駅店」があります。無人駅の活用と地域の活性化を目的に2022年にオープンしました。駅利用者以外の人でも利用でき、モーニングにピッタリな朝食メニューも豊富です。

日替わりの手作りサンドイッチは人気メニューです。この日は、クリームチーズ、生ハム、レタス、マスタード、下田産の無農薬レモンのスライスが挟まれたチャバタサンドイッチ。食べると口の中にレモンの爽やかな香りが広がります。ホットサンドイッチは、プレスされたサクサク生地のパニーニに、熱々&トロトロのチェダーチーズとハムが挟まれています。シンプルですが間違いのない組み合わせです。

フードやドリンクは、駅の中にある休憩所か外のベンチで楽しむことができます。フードメニューは片手でパクッと食べられるワンハンドフードばかりなので、気軽に食べられテイクアウトもしやすいです。蓮台寺駅は昔ながらの渋い雰囲気が残っていて、古いと新しいが共存しているところも面白いです。

NEED U 蓮台寺駅店 基本データ

<住所>〒415-0011 静岡県下田市河内907-6
(伊豆急行線 蓮台寺駅1F)
<営業時間>平日 7:00〜19:00
土日 8:00〜15:00
※季節に応じて営業時間が異なる場合があります。
<休業日>なし
<駐車場>あり(無料)

行き方・アクセス

<電車>伊豆急行「蓮台寺」駅下車すぐ
伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バスで約8分「蓮台寺駅」バス停下車すぐ
<車>東名高速道路「沼津IC」から約2時間

下田駅から東海バスで「石廊崎オーシャンパーク」へ

バス旅2日目のスタートです。下田駅からバスに乗って「石廊崎(いろうざき)オーシャンパーク」に向かいます。バスは海岸線沿いを走るため、移動中も美しい伊豆の海を楽しめます。石廊崎は、伊豆半島の最南端にある岬。海に突き出た地形で、どこまでも続く大海原を眺めることができます。そんな石廊崎をより身近に、より快適に楽しむための施設として2019年にオープンしたのが、石廊崎オーシャンパークです。

「石廊崎オーシャンパーク」バス停を降りたら、まず軽食スペースやお土産コーナー、ジオパークビジターセンターがある休憩棟があり、さらに奥に進むと見えてくるのが、「日本の灯台50選」にも選ばれた「石廊崎灯台」。オーシャンパークの開園により灯台周辺の敷地が一般開放され、絶景ビュースポットがたくさん生まれました。白亜の美しい灯台は、青い空と青い海によく映えます。

伊豆七不思議の一つに数えられている「石室(いろう)神社」。海上安全や商売繁盛、学業成就の神様を祀っている神社です。断崖絶壁に佇んでいるので、こんなところに神社があるの!?と珍しいロケーションに驚きます。巨大な岩が覆い被さるような外観は勇ましく、大迫力。石廊崎は岩でゴツゴツとしているのですが、これらは海底に噴出した溶岩流。溶岩が水中に噴出すると、水によって急激に冷やされ、ばりばりに砕けた岩片の集合体になります。さらに長年の波の浸食によって、ゴツゴツとした険しい地形となっているのです。

石廊崎の先まで行くと伊豆七島を見ることも。目の前に広がる大パノラマを独り占めできます。

景色を楽しんだあとは、休憩棟で「削りメロンサンデー」や「削りイチゴサンデー」を食べて、バスの時間まで涼みながらゆっくり休憩。休憩棟内の窓からは、青い海が見えます。冷凍メロンをかき氷機で削ったメロンサンデーは、南伊豆で有名なメロンスイーツのお店「扇屋製菓」監修です。削りメロンはシャリシャリで香りが広がりソフトクリームとも相性抜群!南伊豆のファームの苺を削ったサンデーも甘酸っぱくて、散策後の火照った体に染み渡ります。『東海バスフリーきっぷ 石廊崎・下田2日券』の特典で、伊豆最南端の青い海をイメージしたソフトクリームを100円引きでいただくこともできます。

石廊崎オーシャンパーク 基本データ

<住所>415-0156 静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎546-5
<TEL>0558-65-1600
<営業時間>夏期(4月~9月) 8:30~17:00
冬期(10月~3月)9:00~16:00
<休業日>なし
<駐車場>有り(有料。大型10台 普通車100台 オートバイ・自転車数十台)

行き方・アクセス

<電車>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バスで約30分、「石廊崎オーシャンパーク」バス停下車すぐ
<車>東名高速道路「沼津IC」から約2時間40分

地元に愛される「らーめん永吉丸」で腹ごしらえ

石廊崎オーシャンパークからバスに乗って約25分。「手石」バス停で降りると、目の前に立つ赤い建物が「らーめん 永吉丸」です。暖簾をくぐると店内には矢沢永吉の音楽が。店主の奥さんの弟さんが矢沢永吉ファンで、その弟さんが乗っていた船の名前が「永吉丸」だったのだそう。

永吉丸では「真らーめん」「つけ麺」、木曜日限定の「健らーめん(塩・醤油)」の3つのラーメンを提供しています。訪れた日はちょうど木曜日だったので、健らーめんの塩と醤油をいただきました。健らーめんは化学調味料を一切使用せず、鶏がらを主体に作られていて、あっさりとしたやさしい味が特徴。最後までスープを飲み干しても罪悪感がないのが嬉しい!

地元の人に愛されているラーメン屋で、東海バスを運行する東海自動車の社員さんのおすすめ店でもあります。矢沢永吉の音楽をBGMに、女性や子供にも食べやすい、体にもやさしいラーメンを味わってみて。

らーめん永吉丸 基本データ

<住所>〒415-0153 静岡県賀茂郡南伊豆町手石800-4
<TEL>0558-62-5750
<営業時間>11:00~20:15(15:00~17:30休憩)L.O. 19:30 ※スープがなくなり次第終了
<休業日>火曜日
<駐車場>有り(5台)

行き方・アクセス

<電車>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バスで約20分、「手石」バス停下車すぐ
<車>東名高速道路「沼津IC」から約2時間

「弓ヶ浜」の海を眺めて心穏やかに

ラーメンで腹ごしらえをしたら、バスで約5分のとこにある「弓ヶ浜」へ。「休暇村」バス停下車後、徒歩すぐです。弓ヶ浜は名前の通り、弓のように湾曲している海岸で、その長さは約1.2km。遠浅で波も穏やかなのでカップルやファミリーにも人気のビーチです。ヤシの木も生えていて南国感を感じることができます。

弓ヶ浜は、ウミガメが産卵にくる貴重な浜の一つ。砂はサラサラ、海面は青くキラキラと輝いています。
歩道の近くは、植えられた松で日陰になっていて涼しく、ベンチに座ってのんびりと海を眺めるのもおすすめ。ボーッと穏やかな海を眺めていると、心も穏やかになっていくのを感じます。

弓ヶ浜 基本データ

<住所>〒415-0152 静岡県賀茂郡南伊豆町湊
<営業時間>8:00~16:00
※時間を過ぎても遊泳可能(ライフセービング配備なし)
<休業日>なし
<駐車場>有り(有料)

行き方・アクセス

<電車>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バスで約25分「休暇村」バス停下車すぐ
<車>東名高速道路「沼津IC」から約1時間30分

幕末の歴史が香る「ペリーロード」で街歩き

弓ヶ浜からバスに乗って約20分、「下田南」バス停で降ります。少し歩いていくと、幕末に黒船で来航したペリーが実際に歩いた道「ペリーロード」が。日米下田条約交渉(1854年)が行われた「了仙寺」と下田港を結ぶ約400mの道です。レトロな雰囲気の街並みに石畳の小道など、風情あるスポットです。

「伊豆石」や「なまこ壁」を用いた特徴的な建物群も見どころです。歴史を感じる建物を見ながら歩いていると、タイムスリップしたかのような気分になり、シャッターを切る手が止まりません。橋の上や、古民家をバックに撮影すると、雰囲気のいい写真が撮れます。目地の盛り上げられた形がなまこに似ていることから名づけられたなまこ壁は、レトロでモノトーンな色合いがかっこいいので、壁の前で写真を撮るのもおすすめです。遠くから見ると丸みがありやさしい印象ですが、近くで見ると力強さを感じます。

ペリーロード 基本データ

<住所>〒415-0023 静岡県下田市三丁目

行き方・アクセス

<電車>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バスで約3分「了仙寺」バス停下車 徒歩で約4分
「伊豆急下田駅」から徒歩で約15分、
<車>東名高速道路「沼津IC」から約2時間

【ペリーロード】食べ歩きやランチも楽しめる | おすすめのお土産も

地元食材を使ったメニューが豊富な「開国厨房なみなみ」で晩ご飯

ペリーロードやその周辺には、歴史ある建物を利用した飲食店が点在しています。ペリーロード近くにある「開国厨房なみなみ」は、地元食材をふんだんに使ったメニューが人気の居酒屋。

最初にオーダーしたのはオリジナルドリンク「伊豆生搾りソーダ(ノンアルコール)」。伊豆産の季節の柑橘を使ったドリンクで、この時はニューサマーオレンジ。爽やかですっきりとした味わいでした。下田に来たらやっぱり海鮮が食べたい!ということでお造りをオーダー。開国厨房なみなみは、伊豆の名産でもある高級魚のキンメダイを日常で食べられるように、とメニューの中心に置きリーズナブルに提供しています。お造り以外でも、串焼きや煮つけ、サラダ、なめろうなど、さまざまな調理法でキンメダイを楽しめます。

「魅惑の生うにプリン」という、食欲をそそられるネーミングの料理も。たっぷりと贅沢に盛られた生うにと、茶碗蒸しのようなプリンを一緒にパクリ。口の中でトロけて、思わず顔が緩んでしまうほどの美味しさです。
ひと昔前に戻ったような懐かしい雰囲気の店内は、地元の人で賑わっているので、事前に予約しておくと安心です。

開国厨房なみなみ 基本データ

<住所>4150023 静岡県下田市3-3-26
<TEL>0558-23-3302
<営業時間>ランチ11:30〜14:00
ディナー17:00〜22:00
<休業日>なし
<駐車場>有り

行き方・アクセス

<電車>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バスで約3分「了仙寺」バス停下車 徒歩で約4分
「伊豆急下田駅」から徒歩で約12分、
<車>東名高速道路「沼津IC」から約2時間

バス旅を終え、下田駅から帰路へ

新鮮な下田の海の幸を満喫したら、少し名残惜しさを感じつつ、帰路につきます。バスで下田駅まで行き、その後は電車や新幹線で。この2日間のバス旅を振り返りながら、余韻にひたる帰り道です。

のんびり癒しの下田・南伊豆バス旅

ゆったりバスに揺られながら車窓からの景色を堪能したり、車中でおしゃべりをしたり、気になるスポットを調べてみたり。移動自体を楽しむことができるのがバス旅のいいところ。慣れない土地での運転で気疲れする心配もないし、目的地はバス停から歩いてすぐのところにあることがほとんどなので行程もスムーズ。下田駅からは各方面にバスが出ているので、バスの時刻さえしっかり調べておけば効率よく、気になる観光スポットを網羅できます。今回訪れた、下田・南伊豆エリアは、綺麗な海が多く、のんびりと眺めているだけでも癒し効果は抜群。カメラ片手にスナップ写真を楽しめるスポットもたくさんあります。豊かな自然に囲まれた景色とローカルな空気感をたっぷりと感じることができる旅。フリーきっぷ1枚で、観光に食、温泉も満喫できる、気軽でお得なバス旅をぜひ楽しんでください。

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トラベルブロガー 茨城県出身。カメラ歴15年。フォトグラファーとして観光系PRや企業SNSの写真撮影。SNSではおしゃれな写真の撮り方、加工術、動画編集の方法などを発信している。

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