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プロフィール

朝日奈まお
俳優/モデル 2002年生まれ、東京都出身。2020年より被写体モデルとしてキャリアをスタートした後、ミュージックビデオを中心に映像作品へも活動の幅を広げる。主なMV出演作に、ペルシカリア「さよならロングヘア―」、ORCALAND「フォトフレーム」など。2024年より本格的に芸能活動を開始。TOKYO MX「きみの継ぐ香りは」(2024)にてドラマデビュー(毎週金曜日21時25分~放映中)。2025年上演の試験紙プロデュース「some day」では、舞台初出演・初主演。
Q. 撮り手と一緒に作品をつくるときに、被写体として考えていることは?
A. 相手の撮りたいものに寄り添いつつ、自分らしさを出すことです
気持ちを合わせるために、対等であることを意識



「被写体として撮影時に考えていることはたくさんありますが、まずは相手の撮りたいものに寄り添いながら、自分らしさも出すということを大切にしています。そして、気持ちを合わせるために、対等であることを意識しています。最初のころは、どこからどこまでが写っているのかわからないので教えてもらったり、撮った写真を確認させてくれたり、準備が整うまでは楽にしていてなど、お声がけしてもらえたりすると嬉しかったです。今は、例えば、眩しい中での撮影でしっかり目を開けたい時は、“3、2、1で開けますね”と自分からお声がけすることもあります。また、撮影前に環境や雰囲気、具体的なイメージがあればそれを共有してもらえると、気持ちが作りやすいなと思います。しっかりコミュニケーションを取ってくれる方だと、リラックスして撮影できるので安心です。また、被写体は自分の撮影条件を決めておくことが大事。私は撮影規約を作成し、撮影前に必ず提示していました。トラブルを未然に防ぐためにとても大切なことです。また、被写体をする方には、被写体以前に人として、挨拶や連絡をするなどの当たり前のことをちゃんとして、撮り手がいるから被写体でいられる、ということへの感謝を忘れないでいてほしいです」。
私は“被写体”という仕事に出会って人生が変わりました


「私は“被写体”という仕事に出会って人生が変わりました。たくさんの人と出会い、多くのことを学び、人として成長することができました。これからも私が私であるために写り続けたいし、ぜひ悩んでいる方は挑戦して、唯一無二の経験をしてほしいなと思います」。
GENIC vol.73【Portrait Q&A】Q. 撮り手と一緒に作品をつくるときに、被写体として考えていることは?
Edit:Izumi Hashimoto
GENIC vol.73

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