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憧れのフロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートへ 2023年最新レポート!(前編)

Photo:しふぉん

世界各地にあるディズニーリゾートの中で最大規模を誇るのが、フロリダにある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」。その広さはなんと山手線の内側の1.6倍にもなるそう!
今回は、一度は行ってみたかった!というフォトグラファーの片渕ゆりさんとしふぉんさんが開園50周年を迎えたウォルト・ディズニー・ワールドを訪問。その魅力を、たっぷりお伝えします。

前編では、シンデレラ城がシンボルの「マジックキングダム・パーク」の最新情報をお届け。2023年春オープンの最新アトラクション、「トロン・ライトサイクル・ラン」も紹介します!
※取材時は開園50周年記念セレブレーション期間中。現在は終了しております。

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目次

夢と魔法が詰まった「Magic Kingdom Park(マジックキングダム・パーク)」

Photo:片渕ゆり

東京ディズニーランドのモデルにもなったマジックキングダム・パーク。ディズニー映画とおとぎ話の魅力が詰まったパークです。

Photo:しふぉん

美しくそびえるパークのシンボル、シンデレラ城を中心に、6つのエリアが広がっています。ウォルト・ディズニー・ワールドならではのアトラクションもたくさんあり、新鮮な感動が味わえます。

Photo:しふぉん

フロリダは一年中温暖な気候で晴れの多い場所なので、メインストリートには屋根がありません。古き良きアメリカを感じさせる建物が、陽気な太陽と真っ青な空によく似合います。

ディズニー史上最高スピード!2023年4月オープンの「TRON Lightcycle / Run(トロン・ライトサイクル・ラン)」

Photo:しふぉん

マジックキングダム・パークには、2023年4月に新アトラクションがオープンしました。その名も「トロン・ライトサイクル・ラン」。

映画『トロン:レガシー』をテーマにした、爽快感とスリルあふれるコースターです。その速さはなんと、世界中のディズニーパークにあるコースターの中で最速!猛スピードで、『トロン:レガシー』に登場するデジタル世界の中を駆け巡ります。

Photo:片渕ゆり

普通のジェットコースターと大きく違うポイントは、ただ座るのではなく、バイクにまたがる姿勢で乗ること。前かがみになりハンドルをしっかり握った状態で、まさに自分が映画に登場するライトサイクルを運転しているかのような気分を味わいながら感じる爽快感は格別!

Photo:しふぉん

Photo:片渕ゆり

アトラクション内のキューライン(並ぶ場所)にも至るところに、『トロン:レガシー』の世界に浸れるような工夫が。原作の映画を知らなくてももちろん楽しめますが、映画を観てから乗ると世界観にどっぷり浸れて楽しさが倍増すること間違いなしです。

Photo:片渕ゆり

Photo:しふぉん

縦横無尽に空間を駆け巡るコースターは、屋内だけでなく屋外にも伸びていて、外の風を感じながら駆け抜けるのが気持ちいい!日中は白い屋根のもとで爽やかな空気感を、夜は波のように美しく移り変わるライトアップで幻想的な雰囲気を楽しめます。まるでデジタル空間が外の世界にまで拡張されたかのような景色は圧巻。昼と夜で違う雰囲気を味わってみるのもおすすめです。

名曲に彩られた海底の世界を冒険「Under the Sea ~ Journey of The Little Mermaid(アンダー・ザ・シー : ジャーニー・オブ・リトル・マーメイド)」

Photo:しふぉん

映画『リトル・マーメイド』の世界へ飛び込めるアトラクション、「アンダー・ザ・シー :ジャーニー・オブ・リトル・マーメイド」。入り口付近では、映画から抜け出てきたようなエリック王子の住むお城と、キュートなアリエルの船がお出迎え。

Photo:片渕ゆり

貝殻形のカラフルなライドに乗って、物語の中へ。『パート・オブ・ユア・ワールド』『アンダー・ザ・シー』などの名曲たちに彩られた、臨場感あふれる映画の世界を楽しめます。目の前で歌い踊るキャラクターたちを観ていると、自分が映画の中に迷い込んだような気持ちに。

Photo:しふぉん

最新のオーディオ・アニマトロニクス技術を使ったキャラクターたちの、表情豊かな動きと臨場感に惹き込まれます。このアトラクションのために新たに描き起こされたアリエルのアニメーションが登場したり、高さ2.3メートルもの巨大な海の魔女アースラが登場したりと、見応えたっぷりです。

物語の世界で味わう特別なランチ「Be Our Guest Restaurant(ビー・アワ・ゲスト・レストラン)」

Photo:片渕ゆり

Photo:しふぉん

バラをあしらった家紋がゲストを出迎えるのは、『美女と野獣』をテーマにした「ビー・アワ・ゲスト・レストラン」。ビーストのお城の中で、本格フレンチを楽しめるダイニングです。

Photo:片渕ゆり

Photo:しふぉん

お城の中は、ビーストの住むウェスト・ウィング、ベルとビーストがダンスを踊ったグランド・ボールルーム、大きなオルゴールとアート作品が飾られたキャッスル・ギャラリーの3つのダイニングルームに分かれています。

Photo:片渕ゆり

ウェスト・ウィングには、今にも花びらが散ってしまいそうな一輪のバラが。
入り口やウェイティングエリアに至るまで、細部まで綿密に作り込まれた空間を堪能して。

カメラを片手に歩くだけでも楽しい、マジックキングダム・パーク

Photo:しふぉん

Photo:片渕ゆり

Photo:片渕ゆり

Photo:片渕ゆり

マジックキングダム・パークは、アトラクションももちろん楽しいけれど、歩くだけでも本当に楽しい場所。一つひとつのアトラクションや建物の細部まで物語が詰まっているので、カメラ片手にじっくり景色を味わいながら散策する時間はまさに至高のひとときです。

Photo:しふぉん

パークの楽しみといえば、食べ歩きも欠かせません。フードやドリンクも日本では味わえないものがたくさん。ワゴンで見つけたミッキーの形のプレッツェルは、ビッグなアメリカンサイズでした!

熱狂とともに楽しむパレードやショー

Mickey and Friends Band-Tastic Cavalcade Parade(ミッキー・アンド・フレンズ・カバルケード)(50周年コスチューム)

Photo:片渕ゆり

日本ではあまりなじみのない響きですが、「カバルケード」というのは1台のフロートで行われるカジュアルなパレードのようなイベントのこと。ゲストの大きな歓声とともに進んでくるフロートに、本場アメリカの熱気を感じます。今回は50周年コスチュームのミッキーとミニーに出会えました!

Festival of Fantasy Parade(フェスティバル・オブ・ファンタジー・パレード)

Photo:片渕ゆり

マジックキングダム・パークの中の1つのエリア「ファンタジーランド」の魔法の世界をテーマにしたこのパレードには、ディズニー映画の名作の数々で彩られたフロートが次々と登場。豪華で華やかな雰囲気に包まれています。

大人気の『リトル・マーメイド』『ピーター・パン』『塔の上のラプンツェル』のほか、『メリダとおそろしの森』や『プリンセスと魔法のキス』など、ここだからこそ出会えるキャラクターも登場します。

Photo:片渕ゆり

キャラクターたちの写真を撮りたい場合は、望遠レンズを持っていくのがおすすめ!活き活きとした表情を写真に収められます。

Photo:しふぉん

もちろんミッキーとミニーにも出会えます。大人も子供も、彼らの笑顔に夢中!

夢のような一日の締めくくりは、感動必至の「Happily Ever After(ハッピリー・エバー・アフター)」で

Photo:片渕ゆり

圧巻のプロジェクション・マッピングと豪華な花火で彩られたナイトショー、「ハッピリー・エバー・アフター」。
名曲のメドレーとともに、シンデレラ城を舞台にディズニー映画の名場面の数々が映し出されます。
『アラジン』『リトル・マーメイド』『ズートピア』『モアナと伝説の海』『ライオン・キング』『トイ・ストーリー』など、ショーに登場する作品数はディズニー史上最多というので驚き!

Photo:しふぉん

次々と紡がれる映像と音楽の美しさに、感動が止まりません。何度見ても泣いてしまうという人や、このショーを見るために海外から訪れる人がいるという話にも納得してしまいます。

Photo:片渕ゆり

「ハッピリー・エバー・アフター(Happily Ever After)」とは、おとぎ話を締めくくるときのお決まりの言葉。日本語で言うところの、「いつまでも幸せに暮らしました。めでたし、めでたし。」にあたる表現です。
夢物語のようなことでも、信じれば叶うかもしれない。自分なりの幸せな結末を信じて明日もがんばってみよう。そんな思いにさせてくれるショーでした。

サバンナにいる気分で「Disney's Animal Kingdom Lodge View All Resorts (ディズニー・アニマルキングダム・ロッジ)」に宿泊

ディズニー・アニマルキングダム・ロッジの魅力

Photo:片渕ゆり

パークを出てからも、夢の一日はまだまだ続きます。今回宿泊したのは、サバンナの雰囲気を満喫できるホテル、「ディズニー・アニマルキングダム・ロッジ」。

Photo:しふぉん

ホテル内に足を踏み入れると広がるのは、アフリカの文化をテーマにした迫力のある空間。民族楽器で奏でられるリズミカルな音楽に、気分が一層盛り上がります。

Photo:片渕ゆり

Photo:片渕ゆり

なんと窓の外には本物の動物たちが!お部屋によっては、客室からも動物たちが見られるんです。キリンやシマウマなどサバンナの動物たちが、自然の中で悠々と歩き回る様を眺められます。

Photo:しふぉん

Photo:しふぉん

客室ももちろんアフリカンテイスト。『ライオン・キング』の世界を味わえます。室内で「ハクナ・マタタ」のアートを発見。

ディズニー・リゾートホテルの一つである「ディズニー・アニマルキングダム・ロッジ」の宿泊ゲストは、開園より前に入場できることも。「せっかくフロリダまで来たのだから、少しでも長くパークを楽しみたい」という思いを叶えてくれます。また、パークやホテルのショップで「魔法のバンド」を購入すれば、ルームキーとして使えるだけでなく、レストランやショップ、パーク内での支払いにも使えます。一度使うとその便利さに驚くこと間違いなしです。

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さらに宿泊ゲストは、広大なウォルト・ディズニー・ワールドの敷地内であれば、どこでも無料でアクセス可能です。バス、モノレールなどを活用して、効率よくまわっちゃいましょう!

Photo:片渕ゆり

ホテル内では、隠れミッキー探しも楽しんで。シルエットだけでなく表情まで描かれた隠れミッキーもいます!あちこちにいるミッキーを、ぜひ見つけてみてください。

朝食は「Disney's Contemporary Resort(ディズニー・コンテンポラリー・リゾート)」で

Photo:しふぉん

朝食は、リゾート屈指のデザイン性の高さが人気のホテル、「ディズニー・コンテンポラリー・リゾート」で。

Photo:片渕ゆり

ウォルト・ディズニー・ワールドのオープン当時からあるホテルなのですが、なんと館内をモノレールが走り抜けるという斬新な設計で、現在でもなおそのユニークさは色褪せません。

Photo:片渕ゆり

朝食をいただいたのは、2021年にオープンしたホテル内のダイニング「ステーキハウス71」。ステーキと名前に入っていますが、もちろんステーキ以外のお料理も充実しています。

Photo:片渕ゆり

今回オーダーしたのは、ステーキハウス71フィースト。エッグベネディクトにフレッシュフルーツ、ミッキーシェイプのワッフルなどボリューム満点のブレックファストメニューです。

コンテンポラリー・リゾートからマジックキングダム・パークまでは、モノレールまたは徒歩で移動が可能。気軽に歩ける距離なので、朝の空気と景色を楽しみながら歩いて向かえます。時間に余裕があり、景色を味わってからパークヘ向かいたい場合はモノレールもおすすめ!

ディズニーの魔法に満ちたマジックキングダム・パークで最高の一日を

Photo:片渕ゆり

ディズニーの魔法が詰まったマジックキングダム・パークは、いくつになっても夢を見られる場所。

最新アトラクションの「トロン・ライトサイクル・ラン」ではデジタル世界を疾走するスリルを味わい、「アンダー・ザ・シー : ジャーニー・オブ・リトル・マーメイド」では海底の世界へ。「ビー・アワ・ゲスト・レストラン」ではお城の中で本格フレンチに舌鼓。ショーとパレードでは、名作映画のキャラクターたちと出会えます。惜しみなく上がる迫力の花火と感動の音楽を「ハッピリー・エバー・アフター」で楽しんだら、「アニマルキングダム・ロッジ」に泊まって夢と魔法の世界の続きを。

朝食は「ディズニー・コンテンポラリー・リゾート」でたっぷりエネルギーチャージして、また一日ディズニー・ワールドを楽しみましょう!後編では、他パーク、「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」「ディズニー・アニマルキングダム」「エプコット」の魅力を紹介します。お楽しみに。

※ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのテーマパークへ入園の際は、事前予約が必要です。詳しくはオフィシャルページをご確認ください。

公式サイトはこちら
パーク入園予約プロセスについて

片渕ゆり

フォトグラファー/ライター 佐賀県出身・東京在住。大学卒業後、コピーライターとして働いたのち、どうしても長い旅がしたいという思いからフリーランスに。2019年から旅暮らしをはじめ、TwitterやnoteなどのSNSで旅にまつわる文章や写真を発信している。2021年、著書「旅するために生きている」を上梓。

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しふぉん

東京を拠点とするフリーランスフォトグラファー。構図や色にこだわりを持ち、“誰が見ても気持ちのいい写真”を一貫したテーマとする。広告や観光PRほか、雑誌やwebサイトへの寄稿など幅広く活動。2021年、初の写真集『白日夢』を上梓。

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