2017年に、22世紀に残す佐賀県遺産として認定された「大魚神社と海中鳥居」。
大魚神社がいつ創立されたのかは不明ですが、海中鳥居が建てられたのは1693年頃。
ーー昔々、懲らしめのため村人に沖ノ島に置き去りにされた悪代官は、 悪行を悔い大魚(ナミウオ)に助けられます。 感激した代官は大魚神社を建立。 この大魚神社の石の鳥居と沖ノ島の間に木の海中鳥居を建立したという伝説があります。ーー
今でも、海浜に鳥居を30年ごとに新しく建て替える習わしが伝えられています。
時間帯や潮位などで景色が様変わりする大魚神社の海中鳥居は、神秘的な絶景を撮れるフォトスポット。
水中に浮かぶ鳥居といえば、厳島神社や箱根神社、白髭神社などが有名ですが、大魚神社の海中鳥居は3つの朱色の鳥居が海に続いているのが特徴です。
鳥居は神域への入口を示すものですが、大魚神社の3基の海中鳥居は、まさに海の神様の参道という趣です。
日本一の干満差を誇る有明海に面する太良町。海中鳥居は、満潮の時に鳥居が半分以上水没します。
絶景すぎるとSNSで話題になっている満潮になる時間帯は、季節や月の満ち欠けによって変わってくるので気象庁のサイトで確認しましょう。
干潮の時は参道を歩くことができます。
また、海中鳥居のそばにある有明海の沖へと続く海中道路も干潮の時に姿を現します。
この道路は海苔の養殖など漁業で使われる作業用道路です。
漁業関係者以外は海中鳥居に入場できない期間があるので、訪れる前にご確認を。
太良町の特産は、竹崎カキと竹崎カニ、海苔。
海中鳥居を撮影する前に、「道の駅 太良」や海苔の専門店「たら海苔生産事業所」に寄り道して、有明海育ちの海の幸を堪能してみてはいかがでしょうか?
大魚神社/佐賀県<日本>
佐賀県藤津郡太良町多良1874-9地内
<行き方>
電車:JR多良駅から徒歩で7分。
車:道の駅「太良」から車で5分。
<海中鳥居への入場制限>
・4月上旬~中旬頃
・9月中旬~10月中旬頃
※太良町観光協会の公式WEBにてご確認ください。
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