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プロフィール

幡野広志
写真家 1983年生まれ、東京都出身。写真の専門学校を中退し、広告写真家、高崎勉氏に師事。2011年に独立。2016年に長男が誕生。元狩猟家、血液がん患者。著書『他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。 #なんで僕に聞くんだろう。』(幻冬舎)、『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』(ポプラ社)。note、stand.fm『写真家のひとりごと』も更新中。
写真を撮れば「自分」がわかる。好きなものも、好きな生き方も──“写真をどう撮るか“は、“人がどう生きるか“とつながっている。
書籍の中から言葉と写真を一部をご紹介
「いいね! 」 に惑わされない

SNSで「いいね!」がたくさんついてバズってバエた写真や初心者向けの写真の本やネットで紹介されている写真の撮り方をマネするのはやめたほうがいいです。誰かの劣化版コピーみたいな写真になるだけです。そういう写真はもうAIで生成できます。AIで生成できない写真を考えましょう。
スマホの写真を見返してみてください

人って好きなものしか写真を撮らないんです。嫌いなものをわざわざ撮らない。スマホに入ってる写真を見返してください。自分の好きなものだらけでしょ?その好きなものは他の誰かが嫌いかもしれないけど、自分の好きな気持ちを大切に。
八王子にいてもパリにいる気分で

自分が住んでいる街で観光客みたいな新鮮な気持ちでシャッターを押せるといい。八王子にいてもパリにいる気分で写真が撮れるといい。身の回りになにもないと思っちゃいけない。パリの写真家が「自分の国で写真を撮れないやつがパリで撮れるわけないだろ」って言ってたよ。
人生経験すべてがインプットになる

映画や漫画や本やゲームとか、写真とは関係のないものや人生経験のすべてがインプットになっていて、それら全部を自分の中でバラバラに嚙み砕いてまた組み合わせて、自分が本当にいいと思う写真をアウトプットできるようになりました。
人柄と、被写体との関係性がうつる

シャッターを押せば誰でも撮れる写真だからこそ、撮影者の人柄がうつる。写真は被写体をうつしているようで、撮影者の人柄と、撮影者と被写体との関係性がうつっている。


※「ポケットにカメラをいれて」プレスリリースより
11本の書き下ろしエッセイ
いい写真を撮るためには、「写真の勉強」よりも「写真以外の経験」が必要。── 幡野広志
著者おすすめの漫画や本、映画や道具などについて書き下ろしたエッセイが11本収録されています。

写真は全48枚
100の言葉だけでなく、写真も48枚収録されています。写真のサイズにもバリエーションがあるので、眺めているだけでも楽しめます。


幡野広志書籍「ポケットにカメラをいれて」情報

著者:幡野広志
カバー作画:落合翔平
定価:1,760円(税込。本体1,600円)
仕様:四六判
ISBN:978-4-591-18557-5
発売日:2025年5月21日(水)
発行:株式会社ポプラ社