accoとオカダキサラの二人の写真家が同時期に新作ZINEを発表。東京・高円寺にて展示＆リリースパーティーを開催

「Photo ZINE Party acco & Okada Kisara」情報

会場となる「Dig a hole zine」は、アメリカ人のSaccoと中国人のSophiaが運営するZINEショップ。国内外問わず様々なジャンルのZINEが集まります。
併設されているギャラリースペースは、まるでアーティストたちの実験場のようです。

そんな会場で、accoとオカダキサラの二人の写真家が、ZINEやプリントを交えて展示＆リリースパーティーを開催。
リリースパーティーは、2023年7月1日（土）の1日限定。一部の作品は、2023年7月1日（土）〜7月17日（月）の期間展示、販売されます。
展示作品は購入して持ち帰り可能なので、日々、展示風景が変化します。ぜひ、早めに足を運んでみてください。

開催日時

＜リリースパーティー＞
2023年7月1日（土） 13:00～20:00

＜展示＞
2023年7月1日（土）〜7月17日（月）
7月1日：13:00～20:00
7月2日以降：金・土・日・月 13:00〜18:00

入場料

無料

会場

高円寺 Dig A Hole ZINE
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-8-12 ４F

Dig A Hole ZINE

Google Map

写真家・accoが旅を中心にまとめたPhotoZINE

初めて２週間滞在したドイツ、その後訪れた台湾シンガポールでの旅の中、多くの場所で、人々の祈りを目にした。普段あまり意識していなかったけれど、日常の中には驚くほど小さな祈りが連続している。
信仰そのものに対するものもあれば、小さな子どもの手を繋ぐこともまた祈りだ。
写真もまた、祈りそのものかもしれない。
日常から抜けてゆらぎという非日常の中に入っていくことは、一種浄化のような効果もある。
そう気がついたのは帰国して２週間も経たないうち、重力を感じるような日常というケの空気をまた背負い始めた自分がいたからだった。
これが日常か。中々に大変なところに、私たちは生きているようだ。

その日常の中でも、デモと聞くとそれはどこか非日常なもので、その感覚は他者に対して希薄であるかもしれない。だからと言って日常的なものであって欲しいとも思えないけれど。
その境界が曖昧なまま、2023年4月、5月に高円寺で行われた２つのデモに初めて行ってみたのだけれど、やはりそこで感じたのは人々の強い祈りだった。
それは絶望しない為の抵抗でもあったと思う。

従順であることへの問いかけは、日常の重力に抵抗する人間の営みである。

acco 新作ZINE情報

Walk,Umbrella,Human

2,000円（税込）
作者：acco（Akiko Kobayashi）

acco（Akiko Kobayashi）プロフィール

2005年東京綜合写真専門学校卒業
2007年個展 a white night Cafe gallery sakura
2022年個展 invisible/door Gallery Summer Of Love
2023年 ArtBookFair 未知しるべ出展

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オカダキサラが捉えた、いつの日か記念日になる"何気ない日常"

特別な日じゃなくても、私達は写真を撮る。あとから見返して、なんで撮ったのかわからないくらい、なんでもない一瞬もとにかく記録する。
見返すのが億劫になるほどのデータ量だけれど、捨てられない。なくしたらきっと、もう思い出せなくなるから。
何気ない日常の写真が増えていくほど、それはいつかの記念日になっていく。
私の写真もいつか、こんな日々が確かにあったんだ、という小さな証明に、なってくれたらいいな。