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須藤絢乃 展「MISSING」が東京 恵比寿で開催。さまざまな時代で強烈な印象を残した女性たちに扮する、セルフポートレート作品

須藤絢乃 展「MISSING」が2024年11月30日(土)~12月22日(日)に、東京 恵比寿のMEMにて開催。被写体の変⾝願望や理想像、写真の中で実現できる⾃⼰を追い求め、性別や美的価値観を揺さぶる作品を発表してきた、須藤絢乃の新作個展です。12月20日(金)には、椹⽊野⾐とのトークイベントも。

  • 開催期間:2024.11.30 ~ 2024.12.22

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目次

プロフィール

須藤絢乃

フォトグラファー 1986年、大阪府生まれ。2011年、ミオ写真奨励賞にて森村泰昌賞受賞。国内外のフェアでも精力的に作品を発表し、同年10月に台湾、1839當代藝廊(台北市)で初個展。2014年、実在する行方不明の少女たちに自ら扮したシリーズ「幻影 Gespenster」でキヤノン写真新世紀グランプリを受賞。同タイトルの作品集がフランスのHOLOHOLO BOOKS より出版されている。2018年、東京都写真美術館で開催されたグループ展「愛について アジアン・コンテンポラリー」に参加。アーティストとして現在国内外の展覧会、アートフェアで展示するほか、フォトグラファーとして各種雑誌等で活動中。

── やっぱり、気になってしまうのは、居なくなってしまった⼈たちの事であった。それぞれの時代にアイコニックな姿を私たちの記憶に焼き付けながら、現在では消息不明の⼥たちが居る。
インターネットでいくら検索しても彼⼥たちの今を知る術はない。わずかにヒットする不鮮明な画像を凝視する。情報を脳内で補填し、解像度をあげてゆく。彼⼥たちは、私の⾝体を通してミッドナイトブルーの世界に⽴ち現れる。

── 須藤絢乃 展覧会「MISSING」制作ノートより

展示作品の一部と解説

《⻤が栖むか蛇が栖むか R.》© Ayano Sudo, courtesy of MEM, Tokyo

須藤は写真を始めた当初「自分ではない誰か」への強い憧れをもとに、まるで人形遊びのように衣装や化粧でなりたい姿を撮影した《Metamorphose》シリーズの制作を続けていました。その後20代半ばに大病を患い、ままならない身体を“ヒトガタ”と思う感覚が強くなる中で、駅の片隅に貼られた「尋ね人」のポスターが目に留まります。とある失踪した少女の捜索願の情報が書かれた貼り紙に、駅の中を行き急ぐ人々は目もくれず、十年以上行方のわからない少女が写真の中にひっそりと佇んでいました。貼り紙の写真は"行方不明である"ことを知らせると同時に、少女たちが確かに"生きていた"証でもあります。須藤自身もいつか人知れず消えてしまうのかもしれないという不安や恐怖を抱える中で、他人事ではない彼女たちの存在を強く意識させられました。その一人ひとりが生きていた時の輝きを作品に残そうと、彼女たちに自ら扮したシリーズ《幻影 Gespenster》を2014年に発表します。
《幻影 Gespenster》から10年後に制作された新作は《鬼が栖むか、蛇が栖むか》と題され、さまざまな時代で強烈な印象を残した女性たちに須藤が扮するセルフポートレート作品です。

── MEM 須藤絢乃 展「MISSING」プレスリリースより引用

《⻤が栖むか蛇が栖むか S.A.》© Ayano Sudo, courtesy of MEM, Tokyo

須藤絢乃 × 椹⽊野⾐ トークイベント

開催日時

2024年12月20日(金)18:30〜

会場

MEM
〒150–0013 東京都渋谷区恵比寿1–18–4 NADiff A/P/A/R/T 3F

料金

1,200円(税込)

定員

20名

参加方法

オンラインストアより要予約

須藤絢乃 × 椹⽊野⾐ トークイベント 予約

須藤絢乃 展「MISSING」情報

開催日時

2024年11月30日(土)~12月22日(日)13:00~19:00
定休日:月曜

※12月20日(金)は、トークイベントのため観覧は17:30まで

入場料

無料

会場

MEM

  • 〒150-0013東京都渋⾕区恵⽐寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F
  • Google Map

行き方・アクセス

<電車>
JR山手線「恵比寿駅」から徒歩で6分

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