こんぴらさんの門前町、魅力あふれる「琴平」を散策する

親しみをこめて「こんぴらさん」と呼ばれる金刀比羅宮(ことひらぐう)。その門前町として江戸時代より栄えてきた地域が現在の琴平町(ことひらちょう)です。1873年に金毘羅村を琴平村と改称、その後1955年に琴平町となり現在に至ります。歴史的建造物や、伝統のお菓子、情緒溢れる食事処、工芸品、そしてもちろん美味しいうどんも屋さんが、いたるところにあるのがこの町の魅力。「一生に一度はこんぴらまいり」の前にも後にも、琴平町の観光をお忘れなく。
フォトグラファー、コハラタケルさんの写真とともに町を散策しましょう。

  • 作成日:
  • 更新日:

特集「#瀬戸大橋を渡ろう。四国の入り口、香川・中讃の旅」

8名のフォトグラファーが、この地の魅力をあますことなくお伝えします。

琴平 町歩き

歴史的建造物や、伝統のお菓子、情緒溢れる食事処、工芸品、そしてもちろん美味しいうどんも屋さんが、いたるところにあるのがこの町の魅力。「一生に一度はこんぴらまいり」の前にも後にも、琴平町の観光をお忘れなく。

へんこつ屋

「へんこつまん」と「栗羊羹」が名物の琴平で最も古い和菓子屋さん。創業は大正三年。素材と手作りへのこだわりが詰まった和菓子はお土産にも、町歩きの一休みにも最適です。

建物自体が文化庁登録の有形文化財の建造物で、店内にはゆったりと名物を味わえるお部屋が6つあります。その中でも1階奥突き当たりの「落書部屋」と呼ばれる6畳の和室は必見。壁も天井も覆い尽くす半紙に書かれた言葉は、お客様が墨でしたためたもの。思わずクスッと笑ってしまうメッセージから真剣なお願いごとまで、時が経つのを忘れて見入ってしまいます。

へんこつ屋 基本データ

<住所>香川県琴平町新町240
<TEL>0877-75-2343
<営業時間>9時〜17時30分( 販売は18時まで)

琴平町公会堂

昭和9年に建てられた木造日本建築。金刀比羅宮の参道沿いに立ち、その優雅な外観とシックな内装で、国の登録有形文化財に登録されています。現在でも町民は大ホールを1時間1,000円(冷暖房料は別途500円)で利用することができ、町の生活に根付いているところも魅力の一つです。

琴平町公会堂 基本データ

2021年4月現在は土日祝問わず、利用申請があったときのみ開館しております。利用申請や見学申込等については琴平町観光商工課までお問い合わせください。
<住所>香川県仲多度郡琴平町川西甲975-1
<TEL>0877-75-6710
<開館時間>8時30分~17時00分
<休館日>土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始(12月29日~1月3日)
<駐車場>約15台

鞘橋

金倉川にかかる鞘橋(さやばし)は、刀の鞘のような形をした屋根に覆われた、橋脚がない全国でも珍しい橋です。毎年10月に行われる、金刀比羅宮例大祭のときにだけ使用され、一般の通行は禁止されています。架橋は1624年と古い記録にあります。幾度となく災害に見舞われますが、1869年に現在の橋が建築され、1905年に今の場所に移築されました。1998年に国の有形文化財に登録されています。

鞘橋 基本データ

<住所>香川県仲多度郡琴平町阿波町
※Google map では「若木宮」を目指してください

金稜の郷

江戸時代から“讃岐のこんぴら酒”と呼ばれる清酒金陵(きんりょう)。その起源は寛政元年(1789年)になります。美味しい酒造りに欠かせない米・水を求め、八代目西野嘉右衛門が琴平で酒造りを始めたと伝わっています。ここ「金稜の郷(きんりょうのさと)」は、創業当時の酒蔵を公開した酒の博物館。お酒を通じての語らい処として、多くの愛飲家を魅了しています。

金稜の郷 基本データ

<住所>香川県仲多度郡琴平町623
<TEL>0877-73-4133
<休館日>年中無休
<開館時間>
平日 9時~16時30分
休日 9時~17時30分

染匠 吉野家

創業百有余年。大正から昭和にかけて、琴平には十軒件以上の染物屋さんがあったそうですが、現在では琴平で唯一の染物屋さんです。創業時代から香川の伝統的工芸である「讃岐のり染」という手法で、四国こんぴら歌舞伎大芝居の幟をはじめ、琴平町の氏子祭りの法被や大漁旗・暖簾等を製作し、商売繁盛、大漁祈願、五穀豊穣などを彩っています。デジタル化が進んでいる中、手間を惜しまず一枚一枚手作業で染め上げている吉野家さんの色鮮やかな染め物は、お土産にも最適です。店舗ではワークショップも行っていますので、琴平に足を運んだ際にはぜひ体験を。

染匠 吉野家 基本データ

<住所>香川県仲多度郡琴平町旭町286番地
<TEL>0877-75-2628
<営業時間>9時~17時
<定休日>水曜日

行き方・アクセス

JR琴平駅から徒歩3分
琴電琴平駅より徒歩5分

宗家金毘羅饂飩 狸屋

ご存じでしょうか?琴平は「うどん屋発祥の地」ということを。金刀比羅宮収蔵の金比羅祭礼図屏風の中には、うどんを打つ様子やうどんをゆでる釜のようなものが描かれていて、「うどん屋」がこの地で商売として成立していたことを読み取ることができます。そもそもうどんは弘法大師 空海が唐の国よりその秘法を持ち帰り、現在の琴平町の地に伝授したとのエピソードも。
宗家金毘羅饂飩 狸屋(そうけこんぴらうどん たぬきや)「捏(こね)と足踏と手延べによる一連の鍛え」からなる伝統の製法を大切に守り、コシの強さと味の淡白さが決め手の本場の讃岐うどんを食べさせてくれます。

宗家金毘羅饂飩 狸屋 基本データ

<住所>香川県仲多度郡琴平町700-8
<TEL>0877-73-2409
<営業時間>10時~17時(夏時間は9時〜17時、詳細はお店にお問い合わせください)
<定休日>不定休
<駐車場>約10台

琴平駅

JR四国、土讃線の駅で金刀比羅宮の表参道まで徒歩10分ほど。1889年の開業、現在の駅舎は1922年の3代目駅舎開業時の姿を復元したものです。大正時代の北欧風建築で国の登録有形文化財に登録されています。ノスタルジックな佇まいが美しい駅です。

琴平駅 基本データ

<住所>川県仲多度郡琴平町榎井
<TEL>0877-73-4171

琴平公園

金刀比羅宮の石段の参道や、讃岐富士と呼ばれる飯野山が一望できる美しい公園。琴平駅からは徒歩15分ほどで行くことができます。琴平の中で一番眺めが良いスポットで、天気が良ければ瀬戸内海・瀬戸大橋まで望むことができます。

琴平公園 基本データ

<住所>香川県仲多度郡琴平町川西977-2

コハラタケル

コハラタケル
フリーランスフォトグラファー フリーライター時代に写真撮影を始め、その後、フォトグラファーに転身。企業案件・家族写真を撮影するだけでなく、セミナー講師や月額制のnote サークルも運営。「#なんでもないただの道が好き」の発案者。
愛用カメラ:FUJIFILM X-Pro3、FUJIFILM GFX 50R

コハラタケル Instagram
コハラタケル Twitter
コハラタケル note

おすすめ記事

Photo by 6151

特集「#瀬戸大橋を渡ろう。四国の入り口、香川・中讃の旅」

8名のフォトグラファーが香川の中讃を旅し、この地の魅力をあますことなくお伝えする企画「#瀬戸大橋を渡ろう。四国の入り口、香川・中讃の旅」。「うどん県。それだけじゃない香川県」というキャッチコピーが有名ですが、「それだけじゃない」については撮っても撮っても撮りきれない「写真県」であるとGENIC編集部は主張したいと思います。

次の記事