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アートも絶景も美食も。「MOA美術館」で出会えるものたち

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7万坪にも及ぶ熱海の高台に建てられている「MOA美術館(エムオーエーびじゅつかん)」。海の見える美術館として熱海を代表する美術館で、展覧会のほかにも幅広い文化活動を展開しています。フォトスポットとして人気のエスカレーターや円形ホールなど、MOA美術館の見どころを紹介します。

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日本の伝統的な素材で造られた現代的な空間

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MOA美術館は、1982年に箱根美術館の創立者でもある岡田茂吉により開館。国宝3点、重要文化財67点、重要美術品46点を含む約3500点を所蔵しています。
本館は3階建てで、中には展示室、黄金の茶室、能楽堂などがあります。また、相模灘を一望できるカフェや、四季折々の景色を眺めながら自慢の食材を使った料理を楽しめるレストランなど、「食」を楽しむこともできる美術館です。

創立者の岡田茂吉の「美術教育こそ今後は大いに奨励しなくてはならない」という考えにもとづき、1989年より実施されている「MOA美術館児童作品展」も有名。近年では海外を含む400以上の会場で開催され、盛り上がりを見せています。

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エントランスは海外のような雰囲気です。外壁や階段には、割肌仕上げのインド産砂岩を使用。インドの山奥から採取した砂岩の中から、さらにベージュ色の部分のみを使って表現されています。

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相模灘を見渡す高台に建っているため、エントランスからは美しい眺望が。風が通り抜けて気持ちのいい空間です。

MOA美術館は、2016年から2017年にかけ、展示空間の刷新と設備の更新を目的としたリニューアルプロジェクトが実施されました。
基本設計とデザインを手掛けたのは、世界的に活躍する現代美術作家・杉本博司と建築家・榊田倫之による設計事務所「新素材研究所」。日本の伝統的な技法や素材が、館内の随所に用いられており、展示される作品の美を最大限に生かす展示空間を創出しています。

長大なエスカレーターに乗って本館へ

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MOA美術館といえば、総延長約200mもある長いエスカレーターが有名です。1982年に開館した際には、エスカレーターを大量に駆使して来訪者を山上に導くという思い切った発想で話題となりました。まるで天上界に誘われるかのようです。

万華鏡の中の世界が広がる円形ホール

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長いエスカレーターを上がった先に広がるのは、世界6か国から集めた大理石を床に敷いた直径20mの円形ホール。天井には、日本を代表する万華鏡作家の依田満・百合子夫妻による世界最大級の万華鏡が投影されています。

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次から次へとめくるめく幻想の世界が繰り広げられます。この万華鏡の図柄は、一生のうち二度と同じもは見ることができないと言われており、まさに一期一会。投影型として最大級の万華鏡を、ピアニスト・中村由利子が作曲した音楽と共に楽しんで。

メインロビーから海を見下ろす景観は絶景

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幅32mもの大きなガラス窓が広がるメインロビー。初島や伊豆大島が浮かぶ相模灘を一望でき、遠くは房総半島から三浦半島、伊豆七島まで180度の大パノラマが楽しめます。
床には大理石の一種・寒水石が敷き詰められています。脚部に透明度の高い光学ガラスを使用した長椅子に座って、ゆっくり外の景色を眺めながら、贅沢な時間を。

鎧塚俊彦プロデュースのカフェ

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2020年にMOA美術館内にオープンした、鎧塚俊彦プロデュースのカフェ「La Pâtisserie du musée par Toshi Yoroizuka」。
甘酸っぱいカシスのムースケーキ「カシス」や、濃厚なピスタチオのムースケーキ「ベルナール」など、美しさにこだわったトシ・ヨロイヅカのスイーツを堪能できます。人間国宝・室瀬和美デザインによるカップ&プレートで。
天気の良い日は、庭園を眺められるオープンテラス席の利用がおすすめ。
美術館の作品鑑賞もさることながら、このパティスリー目当てに入館する人も多くいるのだそう。

日本庭園で四季折々の風情を楽しむ

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美術館の敷地内には「茶の庭」と名付けられた日本庭園があります。
MOA美術館の創立者である岡田茂吉は、人間と自然が創り出すものの調和が大切だと考えていました。美術館の創立にあたり、絵画だけでなく、自然や食事、お茶を楽しめる場所にしたいと考え、その1つとして茶の庭が作られました。
植栽が美しい庭では、四季折々の風情を楽しむことができます。

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神奈川県大磯町の三井家別邸城山荘内にあった「唐門」。秋には、門を抜けると一面に赤く染まったもみじの世界が広がります。

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茶の庭にある「和食 花の茶屋」では、地産地消とオーガニック・自然農法素材による日本料理が味わえます。四季折々の風情ある景色が広がる庭園を眺めながら、優雅なひとときを。

MOA美術館(エムオーエーびじゅつかん)/静岡<日本>

MOA美術館 基本データ

<住所>静岡県熱海市桃山町26-2
<TEL>0557-84-2511
<開館時間>9:30〜16:30(最終入館16:00まで)
<休館日>木曜日(祝休日の場合は開館)、展示替え日
<駐車場>駐車台数200台の無料駐車場あり

観覧料

一般 1,600円(1,400円)
高大生 1,000円(800円)
※()内はオンラインチケットでの料金

行き方・アクセス

<車>真鶴道路「湯河原IC」から約20分
<バス>JR「熱海駅」バスターミナル8番乗り場より「MOA美術館行き」約7分、終点「MOA美術館」下車すぐ

MOA美術館 公式WEB
MOA美術館 Instagram
MOA美術館 Twitter

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