今坂庸⼆朗(いまさかようじろう)プロフィール
1983年広島⽣まれ。⽇本⼤学芸術学部を卒業後、2007年に渡⽶。
ニューヨークのプラットインスティテュートでMFAを取得し、現在ニューヨークのブルックリンを拠点に活動。これまでに欧米を中心にミネアポリス美術館、パリフォト、Miyako Yoshinagaギャラリー等での個展やグループ展で作品を展示。作品はニューオリンズ美術館、サンノゼ美術館、ミネアポリス美術館、カーネギー美術館等のアメリカ主要美術館に多数収蔵されており、また複数のプライベートコレクションに収蔵されている。2022年に自身初となる日本での個展「Wet-Land」をGINZA SIX内にあるTHE CLUBギャラリーで開催、同年秋、イタリアを代表するファッションブランドFENDIとのコラボで原宿・表参道に大型アートワークを飾るなど近年日本を始めアジアでも積極的に活動の幅を広げている。
世界各地の⾃然の中で、気候や⾵景の変化を観察しながら時間をかけて映し出す
世界各地の⾃然の中で、気候や⾵景の変化を観察しながら時間をかけて映し出す今坂庸⼆朗の作品。古典的な「湿板写真」を用いることで、時にぼやけたり、一部はがれが生じたり。撮影中にカメラの前を通り過ぎた人影などが、おぼろげなイメージとして記録されます。
今坂庸⼆朗は「あたかも永続的にそこにある⾃然と人間との対⽐であり、⼈間以後の⾵景という未来像を思い起こさせる」と語ります。
<湿板写真とは?>
薄さ約1mmのガラス板にコロジオンという薬品を塗布したものをフィルムとして使用し、そのガラス版にイメージを定着させたもの。
本展は、日本では初となる作品集『Wet Land』の刊行を記念し、日本での未発表作品を含むオリジナルアートワークを展示。ほかにも、作品集に収録された今坂庸⼆朗の代名詞でもある「Wet Landシリーズ」にて用いられたガラスネガ、そこから制作される大型写真作品、そして新たな試みとしてアルミを使用したインスタレーションも。
会場全体に「Wet Landシリーズ」の世界観を演出されているので、空間も楽しんで。
本展開催に合わせて、1点1点異なるオリジナルプリント作品付きの特別版作品集も限定販売されるのでご確認を。
特別限定版(作品+書籍)オンラインエントリー受付中
作品と新刊書籍がセットになった特別限定版のオンラインエントリー受付中。
販売の詳細は申込ページをご確認ください。
エントリー受付:10⽉20⽇(⾦)18:30〜11⽉1⽇(水)18:00
<特別限定版について>
作品集に収録された全72点の「コンタクトプリント」を新たに制作。別名「密着プリント」、「ベタ焼き」とも。
今シリーズで用いたガラスネガから一枚一枚直接焼いたオリジナルプリント全てに展示作品と同じ調色を施した、特別な作品となっています。
作品名:《Wet Land contact print #xx》 ※xxの部分に作品ナンバーが入ります
サイズ:8x10inch/203mmx254mm
素材:Gelatin Silver Print/ゼラチンシルバープリント
制作数:72
※作品の指定は出来ません。
※その他詳細に関してはオンラインエントリー申込ページにてご確認ください。
今坂庸二朗作品集『Wet Land』
アメリカ南部ミシシッピ河口の湿地帯を、繊細なガラスフィルムで撮り続けた風景写真76点を収録。その他、テート・モダン写真部門のシニア・キュレーターを務めた中森康文による今坂庸二朗へのインタビューなどの読み物も掲載しています。
『Wet Land』
著者:今坂庸二朗
定価:10,000円+税
仕様:A4変型/上製本・カバーなし/168ページ
ISBN:978-4568105704
発⾏:カルチュア・コンビニエンス・クラブ
発売:美術出版社
発売⽇:2023年10⽉20⽇(金)より順次
※銀座 蔦屋書店、京都 蔦屋書店、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」では、部数限定でサイン入り作品集を販売予定。
今坂庸二朗作品集刊行記念展「Wet Land」情報
開催日時
2023年10月21日(土)~11月1日(水)11:00~20:00 ※最終日のみ18時閉場
入場料
無料
会場
銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
行き方・アクセス
<電車>地下鉄「銀座駅」A3出口 徒歩2分
地下鉄「東銀座駅」A1出口 徒歩3分
JR「有楽町駅」徒歩約10分
JR「新橋駅」徒歩約10分
- 【お問い合わせ先】
- 銀座 蔦屋書店
- store.tsite.jp/ginza/
- X
主催:銀座 蔦屋書店
協力:YOJIRO IMASAKA STUDIO、TRNK、株式会社小松物産、株式会社カドワキカラーワークス、株式会社グリムファクトリー、STUDIO NEWWORK