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植田正治×福山雅治 初の二人展「Visual Conversation」が青山で開催。「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展の一環として

植田正治×福山雅治 写真展「Visual Conversation」が、東京 青山のスパイラルガーデンにて、2025年10月18日(土)~10月26日(日)に開催されます。静謐なまなざしで風景と人物をとらえた写真界の巨匠 植田正治。その独創的な世界に深い敬意を抱き、自らの写真表現を追い求めてきた福山雅治。福山雅治が“師”と仰ぐ植田正治との初の二人展です。
本展は、「ライカ I 」誕生100周年を記念した「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展の一環として開催。本写真展の他、ライカと写真文化の魅力にあらためて触れる機会として、ライカの100年にわたる歴史から今日までを振り返る展示や、「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」受賞の世界的写真家による作品展示など、ライカの伝統と文化が多角的に紹介されます。

  • 開催期間:2025.10.18 ~ 2025.10.26
目次

プロフィール

植田正治

1913年鳥取県生まれ。オリエンタル写真学校入学。卒業後郷里に帰り19歳で営業写真館を開業。日本光画会会員となる。鳥取県境港市を離れず、山陰の空・地平線・そして砂丘を背景として、被写体をまるでオブジェのように配置した演出写真は、写真誕生の地フランスで日本語表記そのままにUeda-cho(植田調)という言葉で広く紹介されている。1995年植田正治写真美術館開館。1996年フランスから芸術文化勲章を受章。2000年7月4日、死去。享年87歳。

福山雅治

1969年生まれ。長崎県出身。1990年「追憶の雨の中」でシンガーソングライターとしてデビュー。以降、音楽活動、俳優、写真家、ラジオパーソナリティなど幅広い分野で活躍。

止まっているものが動いているように見える
動いているものが止まっているように見える

僕は、今も昔もライカに“撮らされて”いる

だが、この強制力こそが、自分の能力以上の写真体験へと導いてくれる

かつて植田正治先生が仰っていた
「好きなものを好きなように撮る。精神のアマチュアでいたい」
という言葉

僕は今日も、先生にもライカにもアマチュアでい続けています

解説と展示作品の一部をご紹介

© Hiroshi Seo

静謐なまなざしで風景と人物をとらえた写真界の巨匠・植田正治。その独創的な世界に深い敬意を抱き、自らの写真表現を追い求めてきた福山雅治。時代を超えて交差する二人のまなざしが出会う写真展「Visual Conversation」は、福山雅治が“師”と仰ぐ植田正治との初の二人展です。異なる時間軸で撮影された作品たちが響き合うように展示され、写真という言語を通じた静かで豊かな対話が広がります。

── 植田正治×福山雅治 写真展「Visual Conversation」プレスリリースより

© Shoji Ueda

© Masaharu Fukuyama

本展では ライカよりも大きい中判カメラによる作品が多い植田が「掌上、愛すべき珠玉のようなこのカメラで『美しきカメラにて優れた写真が得られる』という私だけのセオリーを信じながら」とその時々、ライカの愛機で軽やかにスナップ撮影を楽しみ制作した作品群の一部をご紹介します。

── 植田正治事務所 増谷寛

「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展 情報

開催日時

2025年10月18日(土)~10月26日(日)11:00~19:00

入場料

無料
※展覧には、「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展より事前予約が必要です。

会場

スパイラルガーデン

  • 〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F
  • Google Map

行き方・アクセス

<電車>
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口かB3出口から徒歩で1分

「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展 予約

「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展 その他の展示情報

ライカの歴史

「ここに決断を下す。リスクは覚悟の上だ」── この意欲的な言葉とともに起業家のエルンスト・ライツ2世(1871-1956)は35mm判カメラの量産に踏み切りました。そして1925年、ライプツィヒで開催された春季見本市でついに「ライカ I 」として発表。これが写真の世界に大きな変革をもたらすことになりました。35mm判の小型で軽量なカメラである初の「ライカ(ライツのカメラ)」が世に出たことで、写真撮影は日常生活に普及していきました。リアルな世界を写真に収め、決定的瞬間を捉えることが初めて可能となりました。

本展では、ライカの足跡におけるひとつのマイルストーンである「ライカ I 」誕生の礎となった試作機「ウル・ライカ」やプロトタイプ「ライカ0型」をはじめとする歴史を、貴重な資料とともに紐解きます。

貴重なアーカイブアイテムを公開

ライカの歴史とともに生まれた数々の貴重なカメラも本展の見どころのひとつです。エリザベス女王のために製作された「ライカM6」プロトタイプ、アップルで共に製品開発に携わったジョナサン・アイブとマーク・ニューソンが手がけ、世界に1台だけ製作された「LEICA M for (RED)」、1937年5月に火災炎上した飛行船「ヒンデンブルク号」の事故現場から発見された「ライカⅢa」、ピュリツァー賞を受賞した報道写真家・沢田教一が愛用していた「ライカM2」、戦場でフォトグラファーの命を救ったカメラ、貴重な周年モデルの数々、そして歴代の銘品が一堂に会する予定です。

「ライカ I 」から最新機種までを辿る空間

スパイラルガーデンのアトリウムには、ライカ100年の軌跡をひとつの“渦” で表現した展示空間が登場。不変の価値とともに進化を続けてきたライカの歴史を体感できる空間は、穏やかな自然光が差し込む昼間と夜で表情を変えます。夜には、ライカギャラリー・インターナショナル代表兼アートディレクター カリン・レーン=カウフマンのキュレーションによる100点の写真作品がプロジェクション映像として会場に投影され、訪れる人々を100年の写真の旅へと誘います。いままさに世界のどこかで切られているライカのシャッター ── その音で100年の歴史を演出するサウンド・インスタレーションは、数々の受賞歴を誇るサウンドデザイナーの清川進也が手がけました。また、同じアトリウムには世界的なアーティストやデザイナーとのコラボレーションモデルをはじめとした特別仕様のライカや現行製品のラインナップも並び「ライカの過去から現在」に触れる場となっています。さらに、「ライカI」誕生100周年を記念して100台限定で作られた特別限定モデル 「ライカM11 100 Years of Leica “TOKYO JAPAN”」も展示されます。

「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」不朽の名作

© Steve McCurry Peshawar, Pakistan 2002_05_LHoF

世界中の人々の心を揺さぶる作品や、忘れられない一瞬をとらえた作品 ── ライカは2011年より傑出したライカフォトグラファーへ「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」を授与しています。作品に共通するのは、時代を象徴する傑作であるということです。人間の本質を鮮烈かつタイムレスなかたちで描き出した作品は、多くの人々の記憶に深く刻まれています。会場では2011年から2024年までの受賞者の名作が展示されます。

© Eliott Erwitt Dog with a Rose, NYC, 1993

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