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【リレー連載#7 茶々】フォトグラファー12名がカメラをつなぐ#PENのある生活

コンパクトで高機能、おしゃれなミラーレス一眼カメラとして人気の「OLYMPUS PEN(オリンパス ペン)シリーズ」 。今回は、人気のPENシリーズに加わった最新機種「OLYMPUS PEN E-P7」で、12名のフォトグラファーにそれぞれの日常を自由に表現していただきました。フォトグラファーからフォトグラファーへ、カメラをつなぐ、リレー形式でお届けします。
7人目は高橋伸哉さんからバトンを受けた、フォトグラファーの茶々さんです。

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【リレー連載】フォトグラファー12名がカメラをつなぐ #PENのある生活

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茶々さんにとっての日常とは?

「学生時代、カメラは特別なものを撮るものだと思って、旅先で食べたものや有名な観光地などを撮っていました。社会人になってから、Instagramでふとコハラタケルさんのお写真を見つけまして。そこで初めて、特別なときではなくても良い写真は撮れるんだ…!と衝撃を受けたのを覚えています」。それがきっかけで休日はカメラを持ってふらっと出かけ、“当たり前の景色”を撮るようになったという茶々さん。普段の生活のなかで、美しいものや面白いものを見つけて、心惹かれたものを感じたままに撮ることを心がけているそう。「美味しそうな料理を作れたとき。カーテンから光が差し込んだ一瞬。美しい光景に出会った瞬間。私にとって日常を撮ることは記録でもありますが、実はあまり意味を考えたことはなく…、撮りたいから撮っているといった感覚です」。そんな茶々さんにとって日常とは、“改めて考えるとかけがえのないもの”。「そのなかで日々学びがあり、成長があるので、大切にしていきたいと思います」という茶々さんに、自然に沸き起こる撮欲に従って日常をPEN E-P7で撮り下ろしていただきました。

フォトグラファー 茶々がPEN E-P7で切り取った日常

じんわり差し込む優しい光でダイニングテーブルをしっとりと

シャッタースピード優先 レンズ M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 焦点距離 45.0mm シャッタースピード 1/50秒 F値 f/9.0 ISO 800

「日常感を写したかったので、普段使っているダイニングテーブルを撮ってみました。夏の日の午前中、外は曇り。ほぼ逆光で撮影したので、ドライフラワーやマグカップがシルエットになって、しっとりとしたムードに。部屋の中にじんわりと入り込む優しい光が、より落ち着いた雰囲気を出してくれたと思います」。レンズはM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を使用。「このレンズは屋外ではもちろん、室内でも使えます。良い距離感で空間を写してくれるので、とても使いやすいですね」。

手作りスイーツをやわらかな半逆光で可愛らしく

シャッタースピード優先 レンズ M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 焦点距離 45.0mm シャッタースピード 1/50秒 F値 f/5.6 ISO 800

美味しそうなのはもちろん、可愛くて、深みのあるフード写真が人気の茶々さん。「夏の暑い日、室内で日中に撮った写真です。家にあるお菓子でサンデーを作ってみたら、上手にできあがったので記念にパシャリ!PEN E-P7は小型で使いやすいので、日常の些細なものでもパッと撮りたくなります」。レンズはM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を使って、半逆光で撮影。「高い描写力で、室内での日常的な風景を写すのに使いやすいレンズですね。半逆光のやわらかい光で、どこか可愛らしい雰囲気になりました。椅子に座って少し体を反らしながら撮りましたが、構えて撮らなくても、AFがしっかりピントを合わせてくれるのがうれしい!気軽に撮ることができて、光もいい具合に捉えてくれます」。

望遠レンズで真っ赤なさくらんぼのみずみずしい質感を表現

シャッタースピード優先 レンズ M.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8 焦点距離 75.0mm シャッタースピード 1/100秒 F値 f/5.0 ISO 500

「夏場、朝食でよく食べていたさくらんぼ。真っ赤なさくらんぼは可愛くて、ついつい撮りたくなります。少し水滴が付いたみずみずしい感じを伝えたいと思って、器に盛りテーブルに置いたさくらんぼを撮ってみました。寄りで質感を出したかったので、M.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8のレンズで撮影しています」。ユーカリを手前にしてボケさせ、写真が寂しくならないようにひと工夫。「室内で撮るときは45mmの出番が多かったのですが、75mmも使ってみると面白い!ある程度離れたところから撮ってもすごく大きく写るのが楽しくて、いろいろなところにカメラを向けたくなりました」。

孤独で力強いピンクの花をトリミングと90度回転で印象的に

シャッタースピード優先 レンズ M.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8 焦点距離 75.0mm シャッタースピード 1/125秒 F値 f/4.5 ISO 500

観光スポットとして有名な秋田県角館の武家屋敷通りで撮った1枚。「写真を始めたころからよく撮りにいっていた武家屋敷通り。季節ごとの花が咲き、四季が感じられるので、特に好きな場所です。このときは青いあじさいの横に少しだけ咲いていたピンクの花が、どこか寂しく、でも強さも感じて、引き寄せられるように撮りました」と茶々さん。これはM.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8のレンズを使って、引きで撮った写真をトリミングしたもの。「引きのままでもよかったのですが、より印象的な写真にするために周りの余白を切り取っています。そして違う角度から見たらまた違った写真になると思い、90度回転させてみました。トリミングをして大きく見せても、細部までしっかりシャープに写っていますよね」。

多重露出のブレ感で淡く儚いファンタジックな1枚に

多重露出 レンズ M.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8 焦点距離 75.0mm シャッタースピード 1/125秒 F値 f/4.5 ISO 500

1つ前と同じ被写体の花を、別の手法で表現。
「青いあじさいに囲まれるなか、ピンクの花が逞しく咲いている、という気になった光景の不思議な感じを出したいと思って。APモードの多重露出を使って、1回目と2回目で少しズラして撮ってみました。PEN E-P7は、APモードの多重露出に切り替えて1枚、2枚と続けて撮るだけで、簡単に幻想的で不思議な世界を作り上げることができます。同じ被写体でも、これだけ違う表現ができる、というのが写真の面白いところであり、PEN E-P7はそれを広げてくれました」。この写真もM.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8のレンズを使用。「ボケ感がやわらかく、ピントを合わせた位置はシャープに写してくれますね。個人的には外に持ち歩いて、風景をピンポイントで切り取るのが楽しいレンズだなと思います」。

あじさいは手前ボケで脇役に、ほっこり親子にフォーカス!

シャッタースピード優先 レンズ M.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8 焦点距離 75.0mm シャッタースピード 1/125秒 F値 f/6.3 ISO 500

この写真もあじさいの季節に、武家屋敷通りで撮った1枚。「あじさいを撮っていると奥に親子が見えたので、シャッターを切りました。この日は天候が悪く、たまたま雨が上がっている隙にカメラを持って歩いていたので、いつもなら賑やかな武家屋敷通りも人は疎ら。そんななか、楽しそうにお買い物をしている親子を見つけて、なんだかうれしくなりました。小さな子供が自分よりも大きなベビーカーを押している姿にもほっこり。親子との距離は離れていましたが、レンズ越しに温かさを感じることができました」という茶々さんがこだわったのは構図。「一見、主役っぽいあじさいはぼかして、脇役に。フォーカスを奥にいる親子とお店に当てたことで、角館の武家屋敷通りのレトロな雰囲気を出せたのではないかなと思います」。レンズはM.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8を使用。「遠くにいる親子が、この画角で撮れました。75mmは面白いミニマルフォトが撮りやすく、個人的にはずっと付けていたいレンズです」。

生い茂る深い緑に囲まれた道で奥行きと躍動感を

シャッタースピード優先 レンズ M.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8 焦点距離 75.0mm シャッタースピード 1/125秒 F値 f/2.8 ISO 500

「どこまでも続くかのような木々の下を、フィールドワーク中と思われる中学生の女の子が走って行く様子を撮影。何か忘れ物でもしたのか、慌てている彼女の後ろで、呑気にシャッターを切っているのが、なんだか申し訳なくなりましたが、PEN E-P7の速いAFで躍動感のある足取りを上手く捉えられました」。この写真もレンズはM.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8で。「木から垂れ下がる葉を前ボケにして、奥行きを出しています。AFで撮りましたが、ピントを合わせたい位置にすぐに合わせられますね。このような奥行きのある風景は縦位置で、前ボケに葉っぱなどを入れて撮ると、より遠近感を表現できると思います」。

ライトに照らされる葉を玉ボケで幻想的に夜っぽく演出

シャッタースピード優先 レンズ M.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8 焦点距離 75.0mm シャッタースピード 1/125秒 F値 f/2.5 ISO 500

武家屋敷通りをぶらぶらしているときに、奥にあるお店のライトに照らされていた葉を撮ったもの。「カメラを持ってなにげなく歩いていると、思わず目を引かれる光景に遭遇するもの。このときはお店の灯りを見つけて、上手く使えないかなと少しかがんでみると、ちょうどよい感じに飛び出した葉を発見。幻想的な雰囲気にしたくて、灯りを背景に置き、玉ボケを作りました。日中だったので少し暗めの設定にして撮影。14時くらいでしたが、夜っぽい雰囲気が出せたと思います。望遠レンズを使うと玉ボケが作りやすくなるので、こういった風景撮影にも75mmは重宝するなと感じました」。

茶々さんが「OLYMPUS PEN E-P7」を使ってみて感じたこと

高校生のとき、PEN E-PL3を手に入れたという茶々さん。そのときのPENの印象は?「 初心者でも使いやすいカメラで、女性に人気があるイメージ。見た目も可愛いので、父親にお願いして誕生日プレゼントに買ってもらいました。大学生になってからアルバイトして買った単焦点レンズを付けて、夕飯のトウモロコシを撮ってみたとき、本当に美味しそうで!背景ボケにとても感動しました」。そんな茶々さんが今回、PEN E-P7を使ってみて驚いたのは、さらにアップしていた美しい描写力。「同じマイクロフォーサーズのカメラですが、以前にも増してきれいな仕上がりになりました。主役となる被写体をクリアに引き立たせて、シャープに写してくれるところもいいですね」と主役そのものを単体で撮ることが多い茶々さんの作風ともぴったり。「本体も軽く、高いAF力で、撮りたい瞬間に片手でパパッと問題なくシャッターを切れるのも優秀。見た目もおしゃれですし、コンパクトで持ち歩きやすいのが気に入っています」。

茶々

フードフォトグラファー 1994年生まれ、秋田県出身・在住。普段は会社員として仕事をしながら、フードや地元の風景を撮影する休日フォトグラファー。2018年より地元の風景を撮り始め、2020年4月よりフード写真も手掛けるように。 CURBONサイトにてプリセット「Collection Kissa」を販売中。

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次はフォトグラファー・三谷ユカリさんの登場です。

茶々さんがPEN E-P7をバトンタッチするのは、フォトグラファーの三谷ユカリさん。茶々さんに三谷さんの印象をお聞きすると……、「可愛らしいお写真を撮られる方ですよね。どこかファンタジーの世界のようなお写真や、猫ちゃんのお写真がとても可愛いです!お人柄も良くて、大好きなフォトグラファーさん」とのこと。次回、その三谷さんがPEN E-P7で切り取った日常写真をお届けします!

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三谷ユカリ

フォトグラファー 香川県出身。子供ドレス専門ネットショップ「リトルプリンセス」にてキッズモデル撮影のほか、猫を中心に美しい風景を撮影。SNSに投稿する写真が話題となり、さまざまな媒体で取り上げられている。YouTube「三谷ユカリの島猫動画」も発信中。

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三谷ユカリ Twitter

リレーに使用したカメラ「OLYMPUS PEN E-P7」商品情報

「OLYMPUS PEN E-P7 ボディー」
オープン価格
カラー:シルバー/ホワイト

「OLYMPUS PEN E-P7 14-42mm EZ レンズキット」
オープン価格
キット内容:
ボディー(シルバー/ホワイト)
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
※装着されるレンズはボディー色ホワイトの場合はシルバー、ボディー色シルバーの場合はブラックとなります。

OLYMPUS PEN E-P7の紹介記事を読む
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