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プロフィール

藤原更
愛知県津島市生まれ。現代美術家。
1999 年を境にコマーシャル・フォトグラフの分野からアートの世界へと踏み出す。パリ・ ブリュッセル・マドリッド、ニューヨークなど国内外で作品発表。作品集に「Melting Petals」 (私家版、2022)、「記憶の花」(スタンダードワークス、2025)がある。近年の個展「Photograph 記憶の花」(ヤマザキマザック美術館、名古屋、2024)、「Melting Petals 出版記念展」(Gallery 176、大阪、2022)(Margin Gallery、東京、2022)(森岡書店、東京、2022)、 「Sarah Fujiwara Exhibition」(Gallery Noivoi、国際芸術祭「あいち 2022」 パートナーシップ事業)、「Melting Petals」(ARTIFACT, ニューヨーク,2020)、「Melting Petals」(EMON PHOTO GALLERY、東京、2019)、グループ展に「Continuity: Modern and Contemporary Masters」(ARTIFACT、ニューヨーク、2022)など、ほか多数。
カトレア
「蘭の女王」と評され圧倒的な人気をもって日本人に愛された花
時代の移りかわりと共に
この花の名を耳にすることが少なくなりました
昨年わたしはこの花と出逢い
向かいあい
その造形の複雑さと花色が変化する多様さ
環境に応じて木々や石の上でも成長する逞しさ
他の植物に依存するのではなく寄り添って生きる柔軟さ...
温室で大切に育てられた華やかなイメージだけではなく
様々な環境に適応してゆく
時を超えて生きる強さを この花から教えられる日々が続きました
Timeless Colors
カトレアは未来にむけて
新たな記憶を花の中へ
そして
わたしたちの時間のなかへ
刻み続けることでしょう
藤原 更
作品の一部と解説

“Timeless Colors - Matsuzakaya Nagoya x Sarah Fujiwara”と題された本プロジェクトは、松坂屋の企画担当者が2024年に名古屋のヤマザキマザック美術館で開催された藤原の大規模展覧会『Photograph 記憶の花』に注目したことに始まります。圧倒的な色彩、力強さ、儚さ持つ作品群に魅了されたこと、藤原の制作過程に「時間」「記憶」というキーワードがあり、松坂屋のリニューアルコンセプト「新記憶」とも繋がったこと、また藤原が愛知県の津島市出身であり「地域共創」のコンセプトにも合致しているという3つの理由で起用につながりました。常に塗り替えられていく「新記録」ではなく、心に残り、次世代に受け 継がれていく「新記憶」をコーポレートフラワーの「カトレア」というモチーフを取り下ろすことで、モダンでラグジュアリーなビジュアルが浮かび上がることが期待され実現しました。
── “Timeless Colors - Matsuzakaya Nagoya x Sarah Fujiwara”プレスリリースより
藤原更作品展示 ウォールミュージアム 本館 3F・4F




作品は購入可能です。
藤原更作品と春のファッションのディスプレイ





「Timeless Colors - Matsuzakaya Nagoya x Sarah Fujiwara」情報
開催日時
2025年2月19日(水)〜4月8日(火)
会場
松坂屋名古屋店

松坂屋名古屋店
- 〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号
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行き方・アクセス
<電車>
地下鉄名城線「矢場町」駅から地下通路直結(5・6番出口)
地下鉄「栄」駅 16番出口から徒歩で5分