マリメッコ列車に乗って、のどかな風景と出会う旅へ
2015年から運行開始したスローライフトレイン。車内がマリメッコで装飾されている1両編成の列車で、マリメッコ列車とも呼ばれています。
2021年10月からは、二代目の「New スローライフ」が運行中。初代はレトロな雰囲気の外観でしたが、二代目はクラシカルで高級感のあるヘリテージブルーになりました。
白を基調とした車内には、マリメッコのヘッドカバーが映えます。やさしく風に揺れるマリメッコのカーテンが車窓から見える田園風景と調和し、まるで北欧を旅しているかのような非日常感を高めてくれます。
赤いシートに黒のヘッドカバーが人気だった初代スローライフトレインは、惜しまれつつ2021年5月に引退。今後は都田駅付近にある「ドロフィーズキャンパス」内で、インテリア雑貨ショップを兼ねたカフェとして生まれ変わる予定です。
天竜浜名湖鉄道はスローライフトレイン以外に企業やアニメなどとコラボしたラッピング列車があります。乗りたい列車の時刻は、事前に天竜浜名湖鉄道の公式WEBやTwitterで確認を。
マリメッコが溢れるMIYAKODA駅cafe
天竜浜名湖鉄道の小さな無人駅「都田駅」で降りると、「MIYAKODA駅cafe」があります。
MIYAKODA駅cafeは、木造の駅舎をリノベーションして造られたカフェで、ホームとほぼ一体化しています。店内の壁一面はマリメッコをはじめとする北欧ファブリックなど、”北欧流スローライフが始まる駅”ともいえる空間になっています。
MIYAKODA駅cafeは、駅の待合室とカフェスペースに分かれていて、どちらでもマリメッコを存分に堪能できます。
かつての駅舎だったことを偲ばせる木製の改札は、今は利用されていません。
リノベーションされた駅舎にはカラフルな北欧のファブリックパネルが装飾されています。その数なんと200枚以上。
ファブリックパネルは内装だけでなく、駅のホーム側の壁にも。
上の写真にチラリと見えていますが、MIYAKODA駅cafeは2015年度グッドデザイン賞に選ばれています。
天井には、宮大工のこだわりと伝統技法がギュッとつまっているオリジナルの木製シャンデリア。
MIYAKODA駅cafeのシンボルともいえる存在で、やさしい光が温かみのある雰囲気を演出しています。
訪れる人のほとんどの目的は、待合室の横にあるカフェスペース。
大きなガラスの開口部のため待合室と混然一体となって開放感があります。
カフェのテラス席は、ホームと隣接!ユニークな円形のデザインのシートから、駅を行き来する列車を間近に眺めることができます。
マリメッコなのは空間だけではありません。お皿やコップ、カトラリーもすべてマリメッコ。
メニューは、コーヒーや紅茶、ジュースなど。
手づくりの無添加クッキーがついているセットもあります。
おいしいドリンクをいただきながら、ゆったりくつろぎのカフェタイムを。
MIYAKODA駅Cafeでは、ハンドメイド作品の展示やジャズライブが行われることもあり、観光客だけでなく地元の人の憩いの場にもなっています。
歴史を感じさせる瓦屋根や趣のある柱など、レトロな雰囲気を残したMIYAKODA駅cafeの外観。
装飾された北欧のテキスタイルが不思議とマッチしています。
MIYAKODA駅Cafeには、レンタサイクルとシャワー室もあります。
田園風景を風とともに颯爽と自転車で駆け巡ってみては?
北欧をテーマにしたあらゆる体験ができる「ドロフィーズキャンパス」までは、駅から徒歩で約15分。自転車なら約5分で行けます。
ドロフィーズキャンパスは、緑いっぱいの広大な敷地に、ファブリックや陶器、雑貨など、マリメッコを扱っているショップが複数あるので楽しんで。
マリメッコづくしの旅はまだまだ続きます。
都田駅カフェ/静岡県<日本>
都田駅カフェ 基本データ
<住所>静岡県浜松市北区都田町5563-21
<TEL>053-428-8088
<営業時間>11:00~16:00(LO15:30)
<休業日>火、水、木曜日
<駐車場>あり(無料 5台)
行き方・アクセス
<車>浜松市内から約30分
<電車>天竜浜名湖鉄道「都田駅」からすぐ
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