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プロフィール
西山勲
写真家 1977年生まれ、福岡県出身。35歳でグラフィックデザイナーから写真家に転向。約2年間、世界各地で活動する芸術家を訪ねながら取材・撮影・編集を行い、雑誌Studio Journal Knockを発行。帰国後は福岡・鎌倉を拠点に活動中。
愛用カメラ:Hasselblad 500C/M、PENTAX 67II
愛用レンズ:Hasselblad Planar C 80mm f2.8、SMC PENTAX 67 90mm F2.8、SMC TAKUMAR 105mm F2.8
展示作品の一部と解説
ウィリアム・サローヤン 著 『パパ・ユーアクレイジー』とは
マリブの海辺にある父の家で、僕と父の新しい生活が始まった。父は僕に、僕自身について小説を書くように言った。僕は海を、月を、太陽を、船を知ってはいるけれど、僕自身や世界をほんとうに理解するにはどうすればいいんだろう?......10歳になったばかりの少年ピートは父親との時に厳しく、時にさわやかな会話を通じて、生きることの意味を学んでゆく。W・サローヤンが息子に捧げた心あたたまる小説。(ウィリアム・サローヤン 著 伊丹十三 翻訳 新潮社)
海辺で見つけた貝殻について、じっくりと観察しあれこれ議論を重ねたり、独自の料理を開発したり、あざらしの暮らしぶりに思いを馳せたり。サローヤンの書いたこの小説には、この世界を生きていくことへの深い洞察が、父と子の他愛もない会話の中にいくつも散りばめられています。「あるものが見つかるはずだと思い続けることは、実際に見つけることと同じくらいにいいものなんだ。」父親が息子ピートに世界を理解することについて話した言葉です。こうした父と子との愛らしく軽やかな対話を、僕が僕の父と交わすことはとても難しいけれど、写真を介することで自分なりの父との交流を試みることはできるかもしれない。そうした思いと着想がこの作品の根底にあります。家族という存在は、ある種とても複雑な関係性のもとに成り立っていて、ひとことで折り合いをつけることは難しいものだと僕は思うのですが、この小説を読むたびに体験する眼差しの転換によって、今まで持ったことのなかった自分の感情に触れることができたような気がします。この作品を通して、見る人にとってもなにか感情の揺らぎのようなものが起こることを期待しています。
── 西山勲
西山勲 写真展「パパ・ユーア クレイジー」情報
開催日時
2026年3月7日(土)~3月22日(日) 11:00~17:00
会期中無休
作家在廊:3月7日(土)、3月8日(日)
入場料
無料
会場
BOOKNERD
- 〒020-0023 岩手県盛岡市内丸16−16 大手先ビル 1F
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
JR「盛岡駅」からバスで約7分、「県庁市役所前」バス停または「つつじが丘団地」バス停下車、徒歩で3分
JR「盛岡駅」から徒歩で約30分
在本彌生×西山勲 トークイベント 「リトアニア/父 写真がまなざすもの」情報
3月7日(土)から盛岡市紺屋町のminä perhonen Morioka koota matkaで開催される、写真家 在本彌生の写真展「冬よ冬」 - 北国リトアニアの冬を追い出す祭り -。親交のある二人の写真家によるトークセッションが開催。
開催日時
2026年3月7日(土) 18:00〜
※開場17:30
会場
BOOKNERD
参加費
2,000円+ワンドリンク
申し込み
BOOKNERDのInstagramアカウントへDM、またはbooknerdmorioka@gmail.comへメールにて申し込み。
協力:アノニマ・スタジオ
写真集「Papa, You’re Crazy〈クジラと天体、父の島〉」情報
価格:3,850円(税込。本体3,500円)
写真:西山勲
サイズ:W210mm × H148mm × 16mm
装丁:無線綴じ
ページ数:192ページ
ISBN:ISBN978-4-908668-07-4
発行:Sunnyside Press
発行年:2025年