ふうちゃん
コーヒーマスター 4歳、北海道在住。一棟貸しの体感型宿maoiqnokoyaを運営するおきぬさんの一人娘。おきぬさんが発信するSNSで”ふうちゃんカフェ”のマスターとして本格的にコーヒーをハンドドリップする姿と、天真爛漫な表情が人気に。
おきぬさん愛用カメラ:Canon EOS 6D
愛用レンズ:SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art
コーヒー愛はゆずれません
大人顔負けの手慣れた様子でコーヒーを淹れる4歳の女の子、ふうちゃん。
トレードマークの手ぬぐいを被り、“マスター”として、日々本格的にコーヒーを淹れる姿がSNSで話題に。北海道の一棟貸しの宿maoiqnokoyaを運営しながら”コーヒー焙煎修行”をしているママの様子を見ているうちに、一昨年の秋頃からハンドドリップを始めたんだそう。4歳にしてドリップ歴2年近く、濁りのないコーヒーを淹れる腕前はママより上手。コーヒーの色や香りから、豆の種類も嗅ぎ分けるこだわりぶり。毎日楽しみながらコーヒーを極めることはふうちゃんにとって自信となり、どんなことにも意欲的に取り組むことにつながっているのだとか。
Rule01:マスターになるときは、手ぬぐいが必須
マスターとしてのふうちゃんの朝は、7時くらいにスタート。まずはユニフォームである手ぬぐいを、アシスタント母と選ぶことから始まります。ファンの方からいただく機会も増え、手ぬぐいコレクションはかれこれ100枚近くに。大相撲が始まると綱取り手ぬぐい、おやつを作るときはプリン手ぬぐい、出張コーヒーなどここぞというときには全日本コーヒー協会のコーヒー豆手ぬぐい…と、ふうちゃん的TPOに応じてコーディネート。
キャニスターから豆を出して豆を挽く→ドリッパーに豆をトントンして水平にならす→ケトルを使ってドリップ→合間に歌ったり踊ったり…→ドリッパーを外してコーヒーを注ぐ、がふうちゃんカフェのルーティーン。体の成長や技術の向上に合わせて扱うコーヒー器具も進化し、最近は大きめのケトルも使いこなします。
Rule02:美味しいときは、ついつい白目に
2歳のときに保育園のお友達との変顔ブームをきっかけに、白目芸を習得。今では美味しいときや満足したときなどの、定番キメ顔に。「渋い顔もできるよ!」と、眉間にシワを寄せる渋顔バージョンも、最近ラインナップに増えた模様。
話題のマリトッツォをパクリ!白ひげを生やした白目マスター。お気に入りのコーヒーカップ柄手ぬぐいがお似合い。
美味しい葡萄ジュースを手に、思わず白目。
Rule03:朝の乾杯は欠かせない!
ドリップを終えたら、ふうちゃんマスターとアシスタント母は、朝の乾杯をするのがお約束。ふうちゃんは乳酸菌飲料、アシスタント母はコーヒーを、隣同士で飲みながらコミュニケーションを楽しむのが日課です。
コーヒー愛が深いマスターも、いざ乾杯のときは乳酸菌飲料。コーヒーを飲んでみたものの、まだ牛乳たっぷりのカフェオレがギリギリOKな様子。コーヒー愛は、もっぱら淹れる専門です。
Rule04:空いた時間もサービス精神に余念なし
お気に入りの歌を歌ったり、踊ったり…ふうちゃんのパフォーマンスタイム。ただドリップするだけではなく、アシスタント母や見ている方を楽しませたいという、サービス精神あふれる意識の高さをうかがわせます。
美味しいコーヒーができたらしく、鼻歌を歌うご機嫌のマスター。最近は期間限定アイスコーヒー用のレーコー豆を使ってレーコーを作り、さらにその上にアイスクリームを載せるのが、ふうちゃん的流行りメニュー。
maoiqnokoyaの一角にあるマスターのコーヒースタンドで「ドリップ始めますよ~♪」の合図。宿泊中のお客様は、ここで過ごしていただけます。
Rule05:気分が乗れば、出張コーヒー承ります
稲作作業やピクニックのときなど機会があれば、コーヒーカーに乗って“出張ふうちゃんカフェ”で武者修行。いつもと勝手が違うアウトドアカフェでも、堂々とコーヒーを淹れます。
稲作作業を終えて、田んぼを背景にレーコーをふるまうマスター。普段より人が多く、やや緊張気味。
コーヒーセットを積んで、手ぬぐい姿で湖畔へドライブ。
GENIC VOL.60 【写真家が撮る日常】
Edit:Satoko Takeda
GENIC VOL.60
特集は「とある私の日常写真」。
当たり前のようでかけがえがなく、同じ瞬間は二度とないからこそ留めておきたい日常を、表現者たちはどう切り取るのか。フォトグラファーが、クリエイターが、私たちが、それぞれの視点で捉えた日常写真と表現、そしてその想いに迫ります。