目次
展示内容
本展示では、RICOH GRシリーズを愛用いただいている16名のGR作品を、それぞれ8名ずつ、前期・後期として開催いたします。
前期は、日本の写真界を牽引し続けている写真家8名、そして後期は、音楽プロデューサー、ミュージシャン、俳優、小説家、漫画家など、さまざまなジャンルにおいて第一線で活躍している表現者8名の作品を展示いたします。
今回は、お一人ごとの展示スペース内で何点でも展示可能な企画としており、枚数もサイズも仕上げ方も人それぞれに異なった見せ方となっています。
GRシリーズで捉えられた、さまざまなジャンルの方々によるそれぞれの視点、世界観をご体感ください。
── 「GR Anthology -16の視点-」プレスリリースより
前期
藤原新也

藤原新也
写真家 1944年福岡県生まれ。東京芸術大学美術学部油画専攻に入学後、インドやチベット、香港などアジア各地を旅した記録を写真や文章で次々と発表する。 1976年にチベットでの体験をまとめた『天寿国偏行』で日本写真協会新人賞を受賞。
川田喜久治

川田喜久治
写真家 1933年茨城県生まれ。
1955年、新潮社に入社。1959年に新潮社を退社しフリーランスとなる。佐藤明、丹野章、東松照明、奈良原一高、細江英公らと共に写真エージェンシー「VIVO」(1959-61年)を設立。主な著書に『地図』『The Last Cosmology』『世界劇場』などがある。日本写真協会賞年度賞、同作家賞、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。
操上和美

操上和美
写真家 1936年北海道生まれ。
1961年、東京綜合写真専門学校卒業。1964年からフリーの写真家として活動開始。ファッションや広告を中心に多くの作品を手がける。おもな受賞歴に毎日デザイン賞、ADC会員最高賞、講談社出版文化賞、NY ADC賞など。
森山大道

森山大道
1938年大阪府池田市生まれ。デザイナーから転身し、岩宮武二、細江英公の助手を経て、1964年にフリーの写真家として活動を始める。1967年『カメラ毎日』に掲載した「にっぽん劇場」などのシリーズで日本写真批評家協会新人賞を受賞。サンフランシスコ近代美術館(1999年)、国立国際美術館(2011年)、テートモダンで行われたウィリアム・クラインとの合同展(2012~13年)他、国内外で大規模な展覧会が開催され、国際写真センターInfinity Award功労賞を受賞(2012年)、フランス政府より芸術文化勲章(2018年)、ハッセルブラッド国際写真賞(2019年)を受賞するなど世界的に高い評価を受けている。
菅原一剛

菅原一剛
写真家 1960年札幌生まれ。
1981年大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。早崎修に師事した後、渡仏し写真の研究と写真家としての活動を始める。撮影監督を務めた映画「Blue Fish」は1996年ベルリン国際映画祭に正式出品。2004年フランス国立図書館に作品が収蔵される。2005年ロバート・フランクとともにニューヨークのペース・マギル・ギャラリーで開催されたグループ展「Made in The Shade」に参加。同年アニメーション「蟲師」のオープニングディレクターを務める。写真だけにとどまらず、多岐にわたる分野で活動。近年は光の輝きをとらえるウェットコロジオン法を追求し、古典的な手法と最新のデジタル技術を融合させた新しい写真表現を生み出している。
上田義彦

上田義彦
写真家 1957年、兵庫県生まれ。多摩美術大学教授。福田匡伸、有田泰而に師事。1982年、独立。東京ADC賞、ニューヨークADC、日本写真家協会作家賞など、国内外のさまざまな賞を受賞。2011年にGallery 916を主宰。代表作に、『Quinault』、『AMAGATSU』、『at Home』、『Materia』、『A Life with Camera』、『FOREST 印象と記憶 1989-2017』、『Māter』、『いつでも夢を』などがある。また、2021年に公開された、映画『椿の庭』は大きな反響を呼び、映画監督としての活躍も注目されている
ハービー・山口

ハービー・山口
1950年東京都出身。23歳でロンドンに渡り10年間在住。現地の日本人の劇団で役者として100回の出演をこなす。折からのパンクロックのムーブメントに遭遇しロンドンの姿を活写し代表作となる。幼年期にカリエスという病気を背負っていたことから、常に生きる希望を写真のテーマとしている。その清楚な作風を好むファンは多く、幅広い年代層から支持されている。写真の他、エッセイ執筆、ラジオのパーソナリティー、さらにギタリストの布袋寅泰には歌詞を提供している。2021年日本写真協会賞作家賞受賞 2024年から日本写真芸術専門学校校長に就任。
横木安良夫

横木安良夫
写真家 1949年、千葉県市川市生まれ。1971年、日本大学芸術学部写真学科を卒業。1975年、アシスタントを経て、フリーランスの写真家として独立。広告、エディトリアル、ファッション、ドキュメンタリーなど多様な分野で活動。1994年、初めてベトナムを訪れ、以後20回以上取材を行い、この頃から文筆も始める。2009年、テレビ朝日とキヤノンが提供する番組「世界の街道をゆく」のムービーとスチールを担当。2015年、Amazon Kindle向けに電子写真集「CRP FOTO」の制作プロデュースを始める。600冊以上出版。写文集「サイゴンの昼下がり」(新潮社)、写真集「あの日の彼 あの日の彼女1967-1975」(アスコム)、小説「熱を食む裸の果実」(講談社)、ノンフィクション「ロバート・キャパ最期の日」(東京書籍、「横木安良夫流スナップショット」(エイ出版社)。写真展多数開催。
後期
井浦新(俳優)

井浦新
1974年生まれ、東京都出身。1998年に映画『ワンダフルライフ』に初主演。『かぞくのくに』でブルーリボン賞助演男優賞を受賞。映画を中心にドラマ、ナレーションなど幅広く活躍。主な出演作に、映画『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』、『光』『ニワトリ☆スター』、『止められるか、俺たちを』シリーズ、『福田村事件』など。俳優、モデルのほか、ファッションブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」のデザイナーとしても活動している。
JIRO(ミュージシャン・ベーシスト/GLAY)

JIRO
1972年10月17日生まれ、北海道函館市出身のミュージシャン。ロック・バンド、GLAYのベーシスト。いくつかのバンド活動を経て、1992年にGLAYに加入。1994年5月にGLAYのベーシストとしてシングル「RAIN」でメジャー・デビュー。その後、楽曲制作やライヴ演出なども手掛けながら、日本の音楽シーンのトップランナーとして活躍。
工藤大輝(アーティスト/Da-iCE)

工藤大輝
歌手・ダンサー 1987年生まれ。
ダンスボーカルグループDa-iCEのリーダー兼パフォーマー。作詞・作曲も手掛け、自身が所属しているDa-iCEまた西島隆弘(Nissy)やその他アーティストへの楽曲提供も行う。
今日マチ子(漫画家)

今日マチ子
漫画家、東京都出身。
東京藝術大学美術学部先端芸術表現科、セツ・モードセミナー卒。2004年より、ブログにて『センネン画報』を発表。2005年「ほぼ日マンガ大賞」入賞。2006年・2007年、2010年、2013年に、文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」選出される。2014年、「第18回手塚治虫文化賞新生賞」を受賞。2015年には、「第44回日本漫画家協会賞・カーツーン部門大賞」を受賞。
松任谷正隆(音楽プロデューサー)

松任谷正隆
1951年、東京生まれ。
4歳からクラシックピアノを習い始め、14歳の頃にバンド活動を始める。1971年、加藤和彦に誘われ、ミュージシャンデビューを果たし、バンド“キャラメル・ママ”“ティン・パン・アレー”に参加。その後アレンジャー、プロデューサーとして、妻である松任谷由実を筆頭に、松田聖子、ゆず、いきものがかりなど、多くのアーティストの作品に携わる。1986年には主宰する音楽学校「MICA MUSIC LABORATORY」を開校。
永山瑛太(俳優)

永山瑛太
俳優 1982年12月13日生まれ、東京都出身。
モデルとして活躍後、2001年10月、ドラマ『さよなら、小津先生』で俳優デビュー。20年1月、瑛太から現名称に改名。2009年公開の映画、『ディア・ドクター』で、『第33回日本アカデミー賞』助演男優賞を受賞、『第52回ブルーリボン賞』助演男優賞を受賞。
坂崎幸之助(ミュージシャン・ギタリスト/THE ALFEE)

坂崎幸之助
1954年、東京都生まれ。「THE ALFEE」のボーカル&ギター
大学在学中に桜井賢、高見沢俊彦とアルフィーを結成し、1974年8月にプロデビュー。本職の音楽以外に、和ガラス、古カメラ、古絵葉書、古写真、浅草十二階もの、セルロイドなどの蒐集、さらに両生爬虫類や魚類の飼育等々幅広く趣味を持つ。
柴崎友香(小説家)

柴崎友香
小説家 1973年大阪生まれ。
2000年に刊行されたデビュー作『きょうのできごと』が行定勲監督により映画化され話題となる。2007年『その街の今は』で藝術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞、2010年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞(2018年に映画化)、2014年に『春の庭』で芥川賞を受賞。
写真展『GR Anthology -16 の視点-』情報
開催日時
前期:2025年3月27日(木)〜5月5日(月)
後期:2025年5月9日(金)〜6月9日(月)
開館:11:30〜19:00(カフェメニューラストオーダー18:30)
休館日:火・水・祝日
入場料
無料
会場

GR SPACE TOKYO
- 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-19 原宿WATビル102
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」から徒歩で4分
JR山手線「原宿駅」から徒歩で8分
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」から徒歩で約10分