報道写真家 渋谷敦志が人々が生き続ける様子をリアルに捉えた写真集「LIVING」が高精細な印刷で発売。東京 北青山で写真展の開催も。

報道写真家の渋谷敦志が20数年間で撮影した作品群から、親交のあるフォトジャーナリスト・千葉康由の助言を得て厳選した64点をまとめた写真集。100カ国以上を旅し、さまざまな人々と出会いを繰り返してきた記録が収められています。「ボーダー」という言葉をテーマに撮影しており、難民問題や偏見、差別、また人と人とが同じようでもあり、あるいは違う、ということを、ジャーナリズムをベースとしたグローバルな視点で捉えられた写真によって表現された1冊です。
本作のタイトル「LIVING」には、写真に写る一人ひとりが生き続けていることと同時に、写真を撮影しながら自身も生き続けてきたという思いが込められています。実際に自分の足でさまざまな国や地域を訪問し、そこに暮らす人々と対面し関係性を築いたからこそ撮影できた作品を収めた本写真集を、千葉康由は「渋谷氏の人生を表している」と表現。祭りや市場、家族で料理をする様子や子どもたちが遊ぶ様子など、世界のリアルな日常が写真から伝わります。

「LIVING」は、報道写真家として活動してきた二十数年間で撮影した中から、選りすぐりの写真をまとめた一冊です。
今回、その写真のセレクトには、私が最も尊敬するフォトジャーナリストである千葉康由氏に入っていただきました。
写真を選ぶ中で彼に言われた言葉。
「これらの写真は渋谷敦志の人生みたいだ」
この一言で私はこの写真集のタイトルを「LIVING」とし、写真に写る一人ひとりが生き続けると同時に、自分自身も生き続けてきたという思いを込めました。
そしてこのタイトルのように、私はこれからもカメラとともに旅をし、生き続けたいと思っています。

渋谷 敦志

「PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION」は、著名写真家による作品群を再構成・デザインし制作する写真集シリーズ。写真家がカメラで捉えたかけがえのない一瞬や心打たれる美しい光景を、手元でいつでも楽しみ、ずっと残しておけるような写真集として、印刷・製本をキヤノンの業務用フォトプリンターを使用し、広い色再現や精細な解像感、暗部の諧調表現による立体感を追求する、完全受注生産の写真集シリーズです。

Vol.01 「JETLINER PREMIUM」ルーク・オザワ 2022年1月20日発売
Vol.02 「『Life』動物たちの生きた証」福田 幸広 2022年3月23日発売
Vol.03 「IT MAY BE ALL AN ILLUSION」中西 敏貴 2022年5月16日発売
Vol.04 「しばしとてこそ 立ちどまりつれ」石橋 睦美 2022年7月8日発売
Vol.05 「DEMIURGOS」西澤 丞 2022年10月13日発売
Vol.06 「MELUSINA」鍵井 靖章 2023年1月10日発売
Vol.07 「OUR LAND」貫井 勇志 2023年4月28日発売
Vol.08 「The AURA」前川 貴行 2023年６月28日発売
Vol.09 「P1」熱田 護 2023年9月19日発売
Vol.10 「LIVING」渋谷 敦志 2023年11月16日発売

写真集「LIVING」の発売を記念して、写真展「LIVING」が東京 北青山のNineGalleryにて開催。掲載作品に加え、アザーカットも展示予定です。

2023年11月28日（火）～2023年12月3日（日）10:00～19:00
※最終日17:00まで

無料

NineGallery
〒107-0061 東京都港区北青山 2-10-22 谷・荒井ビル1F

＜電車＞東京メトロ銀座線「外苑前駅」出口3から徒歩で約3分