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<東北 - zookomi>OM SYSTEM OM-5で撮る心揺さぶる地元の情景 vol.3

6名のフォトグラファーが、こよなく愛する地元の心揺さぶられるようなシーンを撮り下ろし!
使用機材は、防塵・防滴で、どこにでも気軽に持ち歩ける小型軽量ボディーに、強力な5軸手ぶれ補正や多彩な表現が楽しめる撮影機能を備えたミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-5」。そして、小型軽量ながら高画質な撮影を可能にするレンズ「M.ZUIKO PRO」と「M.ZUIKO」シリーズ。その地に住んでいるからこそ切り取れる「地元の情景」の作品とともに、「OM SYSTEM OM-5」の使用感や機能、「M.ZUIKO」シリーズの魅力など、お気に入りのポイントを紹介します。
3人目はコロナ禍をきっかけに、宮城県を中心とした東北の自然や街などを撮影するようになったという東北在住のフォトグラファー、zookomi(ズーコミ)さんです。

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まだまだ探索の可能性がある“未知”の部分に惹かれる地元「東北」

ストリートスナップから写真を始め、コロナ禍をきっかけに、自然も写真として残しておきたいと思うようになったというzookomiさん。
「宮城をメインに、東北の自然・街・文化を撮影するようになりました。地元は私にとって、落ち着く場所です。地元だからといってすべての場所を巡れるわけではありませんし、知っているわけでもありませんが、初めて訪れる地でも、地元というだけでどこか安心感があります」。そんなzookomiさんにとって、“知っているようで知らない”がたくさんあることが地元の魅力。「よく調べてみると、地元住人でも知っている人が少ないような、“近いのに知らない”素敵な場所がたくさんあって。自分の地元に、まだまだ探索できる可能性があるということに心惹かれます。地元にはいろいろな風景がありますが、私が一番に思い浮かべるのは、昔からあるお店になにげなく咲いている桜の風景。どこにでもありそうですが、いざ探してみるとなかなかなく、絶景というわけでもないのですが、個人的には美しさを感じる、そんな場所が愛おしいです。写真を始めて気づいたことですが、どこにでもありそうな場所も、視点を変えることで、実はかっこいい場所なんじゃないかと気付けることが、地元を撮る楽しさなのかなと思います。私が撮る地元写真を見てくれる人が、こんな美しい場所があるんだと思って、実際に見に来てくれるような、その場所の魅力を伝えられる写真が撮りたいです」。zookomiさんがOM-5で切り取った「地元の情景」をお楽しみください。

zookomiさんがOM SYSTEM OM-5で切り取った東北の情景

自然の脅威により荒廃した大地から、力強く昇る朝日に希望を込めて

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II 焦点距離:25mm(35mm判換算 50mm) 絞り:f/13.0 SS:1/100秒 ISO感度:200

【Scene】
宮城県仙台市の向洋海浜公園で、日の出の時間に撮影。「目の前が海というロケーションで、夕方に撮りに行くことが多かった場所ですが、初めて早朝に訪れてみました。ここは震災以降、荒廃した状態のままで、取り残されているようなもの悲しさがあります。この写真は枯れ果てた木々の向こうに昇ってくる美しい朝日で希望感を表現できればと思い、撮った1枚です。今回、以前撮影したことがある場所も、視点を変えてみることを意識したのですが、撮る時間帯を変えるだけでも、違う表情に出会えることに気づきました。その時、その瞬間に撮れる風景や日常を、もっと写真に残していきたいという気持ちになりましたね」。

【Shooting】
「この日は体感温度0度、吹きっさらしの場所で寒かったですが、OM-5は軽くてしっかり構えられるし、手ぶれ補正も効いているので、ブレずに撮れました」。M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO IIを使用。「逆光にも強く、その場の空気感まで写し取るような表現力だと思います。OM SYSTEMのカメラは青の描写が印象的だなと思っていましたが、今回、オレンジの色の出方もキレイなことに気づきました」。

砂浜にポツンといるサーファーと朝焼けの空の表情をドラマティックに

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 焦点距離:14mm(35mm判換算 28mm) 絞り:f/9.0 SS:1/500秒 ISO感度:400

【Scene】
こちらも仙台市の向洋海浜公園の、サーフスポットで撮影。「サーファーを多く見かけた日だったので、いいシーンを撮れないかなと思い、日の出の撮影をした後も待機。朝7時すぎ、朝焼けの中を歩くシルエットのサーファーに出会えたので、撮影しました。朝のドラマティックな時間帯に、ポツンと人がいる。それだけで絵になる場面でしたが、サーフボードを持ってひとり、砂浜を歩く様子がさらに印象的でした。曇っていましたが、空の色合いがキレイで、狙っていたシーンを思い描いていた通りに撮れたと思います」。

【Shooting】
「近くにも遠くにもサーファーがいて、レンズを付け替えることなく瞬時に構図の変更に対応したかったので、レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIをセレクトしました。太陽の光のオレンジの色味がキレイに出ていて、撮って出しから美しかったです」。

工場の煙突脇から顔を覗かせた、燃えるような朝日をエモーショナルに

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 焦点距離:67mm(35mm判換算 134mm) 絞り:f/13.0 SS:1/200秒 ISO感度:200

【Scene】
宮城県内にある大きな工場付近で撮影。「近くを通った時に、この辺から太陽が上がってくるのでは?と狙っていた場所。日常の中にこんなに大きな工場があるのも珍しいですし、いつか撮りたいと思っていたので、今回撮影してきました。この日は早朝から周辺をうろうろしていたところ、人の気配がない撮影しやすそうな道を発見。ちょうどその時に工場の煙突あたりから太陽が昇ってきたので、閑静な場所で、ひたすらシャッターを切りました」。

【Shooting】
レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIを使用。「周辺を歩き回りながら、いつでも撮影できるように、このレンズを選びました。カメラはAモードで絞りを調整。煙突の煙部分など味のある表現になったかなと思います」。

美しいグラデーションを描く空と、山へと続く一本道で奥行き感を演出

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 焦点距離:49mm(35mm判換算 98mm) 絞り:f/8.0 SS:1/200秒 ISO感度:200

【Scene】
山形県上山市に旅行した時に撮影した1枚。「宿に向かう途中、たまたま見つけた場所。長い一本道とその先の山が印象的な眺めだと思い、翌朝散歩がてら撮影に出かけ、朝7時前に撮った写真です。個人的にはモニターよりファインダー越しのほうが構図を決めやすいので、ファインダーを覗いて撮影しました。欲を言えば、奥の信号機のところを人が通りかかってくれたら最高でしたが、これはこれで満足。一本道を見下ろすようにそびえ立つ山の雄大な眺めや、朝ならではの美しい空の色も気に入っています」。

【Shooting】
「スナップ的要素が強い場面だったので、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIを使いました。曇天気味でも、雲がオレンジ色に染まっていく様子をキレイに描写できたと思います。寒い中でしたが、カメラが不調になることもなく、安心して撮影に臨めました。寒い中の撮影だとバッテリーの減りが早くなるので予備バッテリーも念のため用意していましたが、OM-5の耐低温性能のおかげで予備バッテリーを使うことなく撮影が完了できたのも良かったです」。

建物にスポットライトのように当たった光の美しさと山の雄大さに心惹かれて

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 焦点距離:60mm(35mm判換算 120mm) 絞り:f/9.0 SS:1/125秒 ISO感度:320

【Scene】
東北を代表する観光地として有名な宮城県の蔵王。36箇所の素晴らしい景観が選定された「みやぎ蔵王三十六景」のひとつ、蔵王町北原尾地区で撮影。「家を朝6時すぎに出発しましたが、期待していた朝焼けが見られず、どうしようかなと思っていた時に、蔵王山の手前の建物にスポットライトのように太陽の光が当たりました。山の雄大さと光の美しさに惹かれたと同時に、雪が残り冬の厳しさを感じさせる山と、日に照らされた穏やかなふもとの対照的な様子が心に残る1枚に。自然と人工物の対比も際立って、東北の人々の暮らしはいつも大自然とともにあることを象徴する写真になったと思います」。

【Shooting】
レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIを使用。「刻一刻と様子が変わる山の表情を捉えたいと思い、このレンズを選びました。てっぺんの山肌をズームして切り取ることもできるし、引いて山全体を広角側で撮ることもできる。それを1本のレンズで完結できるのは素晴らしいと思います。想像していた以上に山肌を表現してくれていて、とても良い描写だと感動」。

雪をかぶった雄大な山並みとカーブした道をドライブ中のワンシーンのように

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 焦点距離:25mm(35mm判換算 50mm) 絞り:f/13.0 SS:1/200秒 ISO感度:200

【Scene】​​
こちらも宮城県の蔵王町北原尾地区で撮った写真。「ここより上のほうで蔵王山の写真を撮った後、カメラを片付けて駐車場に戻ってきたのですが、太陽がすっかり昇り、山に光が当たっていてキレイだったので、すぐにまたカメラを取り出しました。道の先に広がる山並みが美しく、雪が残る山にも道路にも光がうまく当たっているところがお気に入りです」。

【Shooting】
「レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIを使いました。便利な高倍率ズームレンズというだけでなく、画質も良いので、だいたいの撮影はこれで済んでしまいます。明暗差が強いシーンでしたが、コントラストもキレイに、しっかり出ているなと思いました」。

ベストなタイミングで捉えた、光と影が幻想的な丘に佇む「精霊の木」

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/13.0 SS:1/100秒 ISO感度:200

【Scene】
福島県南相馬・小高区にある丘に、震災前から植えられていた柿の木で、地元の復興のシンボルとして注目を集める「精霊の木」を撮影。「福島までは車で1時間くらいなのでよく撮影に行きますが、ここは以前から気になりながらも、撮るのは初めて。冬の終わりで雪もあまりなく、桜もなく、これという被写体が少ない季節なのですが、行ってみたら、結果、大当たりでした。この日は曇りの予報でしたが、着いた時にちょうど晴れ始め、ポツンとある1本の木に光が当たってドラマティックな雰囲気に。太陽も出て、雲の表情も情緒的で、個人的には最高の条件で撮れました。地面には雲の影が映っているのですが、光と影がとても美しく、ラッキーなタイミングだったと思います」。

【Shooting】
レンズは万能なM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIをセレクト。「ここは初めて撮影する場所で距離感が掴めなかったので、このレンズに。これ1本あればいいのではというくらい使えて、頼りになります。絞りを調整すれば、シャッタースピードも自ずと決まるので、今回の撮影はすべてAモードで撮影しました」。

zookomiさんが「OM SYSTEM OM-5」を使ってみて感じたこと

「一番の魅力は持ち出しやすさ。コンパクトで軽く、小さいことが撮影意欲を高めてくれます。今がチャンス!と思った時に、すぐシャッターを切ることができる、瞬発力が必要な場面で活躍してくれるカメラです」。いつでも持って出かけたくなるサイズ感が気に入ったというzookomiさん。操作のしやすさや強力な5軸手ぶれ補正も優秀だと感じたそうですが、OM SYSTEMならではの色味が特に印象に残っているとのこと。「今回は朝の撮影が多かったのですが、空の色の出方が魅力的だと思いました。青が素敵な印象はもともとありましたが、ただの青ではなく、深みのある青で、撮って出しで満足。朝焼けのオレンジ色もとてもキレイでしたね。
そしてボディ―もそうですが、何よりレンズがあの小ささ、あの軽さで、しかもあの画質を実現していることにも驚きです。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIは正直、日中であればなんでも撮れると思います。広角から望遠までどんなシーンにも対応してくれるので、特に風景撮影にぴったり。M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO IIは、逆光に強く、空気感までしっかりと残してくれる、PROレンズだからこその表現力を実感しました。以前、ED 12-40mm F2.8 PROのI型を使っていた時期がありましたが、その良さを受け継ぎ、さらに進化していると思います。
とにかくシャッターを切って、どんどん撮影することで、ますます魅力が感じられるOM-5。気軽に持ち出して、自分の好きをたくさん収められる、写真の楽しさを教えてくれるカメラですね」。

「OM SYSTEM OM-5」商品情報

OM SYSTEM OM-5 14-150mm II レンズキット

キット内容:
ボディー(カラー:シルバー/ブラック)
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
オープン価格

zookomiさんのお気に入りレンズ

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II(35mm判換算 28-300mm相当)

防塵・防滴に対応し、コンパクトに持ち歩ける10.7倍の小型・軽量、高倍率ズームレンズ。

希望小売価格:97,625円(税込)

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II(35mm判換算24-80mm相当)

高解像と小型化を両立し、広角から中望遠域をカバーする大口径標準ズームレンズ。

希望小売価格:134,750円(税込)

「OM SYSTEM OM-5」の詳細、ご購入はこちら
「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」の詳細、ご購入はこちら
「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」の詳細、ご購入はこちら

zookomi プロフィール

東北のフォトグラファー 宮城県出身。 ストリートスナップを撮影したのが始まり。 コロナ禍となったタイミングで地元の自然の写真を残したくなり、 宮城県を中心に東北の自然 街文化を中心に撮影するように。 カメラ歴は5年。

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