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<東京 - sugar>OM SYSTEM OM-5で撮る心揺さぶる地元の情景 vol.2

6名のフォトグラファーが、こよなく愛する地元の心揺さぶられるようなシーンを撮り下ろし!
使用機材は、防塵・防滴で、どこにでも気軽に持ち歩ける小型軽量ボディーに、強力な5軸手ぶれ補正や多彩な表現が楽しめる撮影機能を備えたミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-5」。そして、小型軽量ながら高画質な撮影を可能にするレンズ「M.ZUIKO PRO」と「M.ZUIKO」シリーズ。その地に住んでいるからこそ切り取れる「地元の情景」の作品とともに、「OM SYSTEM OM-5」の使用感や機能、「M.ZUIKO」シリーズの魅力など、お気に入りのポイントを紹介します。
2人目は台湾生まれで10歳の時から東京で暮らし、オーロラの旅をきっかけに写真を始め、旅写真を得意とするフォトグラファーのsugarさんです。

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自分なりの“穴場”を発掘する楽しさがある地元「東京」

10歳の頃に東京に移住し、今ではすっかり地元だというsugarさん。「東京で暮らすようになってからも引っ越しが多かったのですが、実家は常に新宿のビル群が見えるロケーションにありました。東京に来たばかりの頃はまだ都庁ビルもなかったので、今の実家のベランダから都庁のビルを見るたびに時代とともに景色は変わっていくのだなと少し感慨深くなります」。そんなsugarさんが考える地元・東京の魅力は、「都会的なロケーションもあれば、昭和の香りが残っている場所もあり、そう遠くないところに自然溢れるエリアもあること」。「普段、人通りの多いビル街に通勤しているので、時代に取り残されたような場所を発見すると、思わずカメラを向けたくなります。誰もが知っているようなTHE観光地で、人の多さを表現できるのも魅力的ですが、偶然通りかかったなんでもない道のように、自分なりの“穴場”を発掘していくのもとても楽しいです」。そんなsugarさんにOM SYSTEM OM-5で「地元の情景」を切り取ってもらいました。

sugarさんがOM SYSTEM OM-5で切り取った東京の情景

現代的なビルとレトロな建物が融合する光景を奥行きたっぷりに

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:22mm(35mm判換算 44mm) 絞り:f/4.0 SS:1/400秒 ISO感度:200

【Scene】
豊島区の「富士見坂」と「日無坂」で撮影。「坂道がとても好きで、特に坂が急であればあるほど惹かれる私にはたまらない撮影スポット。二股になっている道にすごく惹かれるのですが、ここはさらに坂道になっていて、まさに萌えポイントです。ただ、坂道を撮るのも眺めるのも好きですが、上るのはあまり好きでないので、日無坂の階段はちょっとハードでしたね(笑)。2つの坂道の交差点と、坂の向こうに見える現代的なビルと昭和を感じさせるレトロな建物の融合が東京らしさを発揮していると思います」。

【Shooting】
坂道が二股に分かれる場所から撮影。「街撮りにはズームレンズがとても便利なので、レンズは高性能の標準ズームレンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROをセレクト」。奥行きのある写真に仕上がり、OM-5ならではの描写力を実感したというsugarさん。「坂の向こうに広がる景色や建物のディテールもしっかりと描写でき、傾斜感もイメージ通りに撮れました。狙ったシーンを表現できたと思います」。

急な坂道の先に広がるビル街まで捉えてドラマのワンシーンのように

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:45mm(35mm判換算 90mm) 絞り:f/4.0 SS:1/160秒 ISO感度:200

【Scene】
富士見坂に行った時に偶然見つけた「のぞき坂」。「坂の向こうに、私にとってなじみの深い新宿のビルが見えるところに惹かれた場所で、お気に入りの1枚。富士見坂よりも急勾配で、上り下りは日無坂よりキツかったですね(笑)。自転車に乗っている人も一旦降りて、一生懸命自転車を押しながら上がっていく様子が、いかに急な傾斜かを物語っていて、とても印象的でした。街を撮り歩く時はたくさん動くので、カメラがコンパクトで軽いのは大きな魅力ですが、特にこの坂道ではありがたかったです!」。

【Shooting】
1枚目と同様、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROのレンズを使って、望遠側で撮影。「このレンズがあれば、寄り引きに合わせて自分であちこち動き回る必要がなく、一か所に留まったまま欲しいシーンを収めることができるのが便利。坂道の向こうに見える新宿のビルと生活感のある街並みがバランスよく共存した、今の東京らしい1枚に。日無坂と同じく、望遠で坂道の傾斜を強調しつつ、坂道の先にある建物もキレイに描写でき、傾斜もしっかりと表現できました」。

21世紀の東京を走る路面電車が昭和レトロなムードを演出

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:42mm(35mm判換算 84mm) 絞り:f/5.6 SS:1/80秒 ISO感度:200

撮影モード:ART モード レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:33mm(35mm判換算 66mm) 絞り:f/7.1 SS:1/200秒 ISO感度:200 アートフィルター:デイドリームII

【Scene】
レトロな雰囲気の路面電車が、現代の東京の街を走っているシーンを捉えました。「飛鳥山~王子駅周辺で撮影。まさかこんな昭和のような電車が21世紀の街中を走っているとは思わず、この場所を知って以来、お気に入りスポットの一つです。レトロな電車と自動車が一緒に街中を走っているというミスマッチな光景に、とても心惹かれます。都営荒川線にはいろんなデザインの電車が走っているので、この日はお気に入りのレトロな電車が来るまでひたすら待ちました。一番好きなデザインの電車が来た時、ちょうど移動のタイミングで乗車してしまい、外観の写真は撮れませんでしたが、車内もとてもレトロで、昭和気分を味わえて楽しかったです」。

【Shooting】
レンズは万能で頼れるM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROを使用。「ズーム機能を活用しながら、好きな画角を探しました。OM-5は「アートフィルター」がとても豊富なので、あれこれ使ってみたくなり、 一番下の写真はデイドリームIIで撮影しましたが、このシーンの雰囲気とマッチしてよかったです。基本的に写真の仕上がりを設定する「ピクチャーモード」のナチュラルで撮影しましたが、撮って出しの色味がすごくよいですね。自分でレトロ調に現像してみたら、とても好きな雰囲気に仕上がりました」。

見惚れるほど美しい夕焼け空のグラデーションを優しい光とともに

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/6.3 SS:1/640秒 ISO感度:200

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:45mm(35mm判換算 90mm) 絞り:f/5.6 SS:1/2000秒 ISO感度:200

【Scene】
隅田川にかかる「小台橋」の足立区側から撮影した、夕焼けと観覧車のコラボレーション。「東京ではとても貴重な、電線が一切ない絶好の夕焼けスポット。あらかわ遊園の観覧車越しに広がるグラデーションがとてもキレイで、見惚れてしまいました。撮影しながら辺りを歩いていると、同じようにカメラを持った年配の方が。言葉こそ交わしませんでしたが、お互い心の中で、キレイな夕焼けですね、と通じ合っているような空気が流れて、ちょっとほのぼのとした時間でした」。

【Shooting】
「OM-5は光のある風景の描写力がソフトで、とても素晴らしいですね。このカメラでもっとたくさん光のある景色を撮影してみたいとワクワクさせられました。ここはズーム機能の広角も望遠も活かせるシーンだったので、レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROをセレクト。ホワイトバランスも調整して、よりドラマティックな雰囲気が表現できたと思います」。

塀の上にいた人懐っこそうな猫の“私を撮って”の視線に応えた1枚

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO 焦点距離:25mm(35mm判換算 50mm) 絞り:f/1.2 SS:1/2000秒 ISO感度:200

【Scene】
“猫の街”とも呼ばれる谷中銀座で、散歩の途中に出会った猫を撮影。「日暮里駅の近くに、谷中銀座商店街に通じる“夕やけだんだん”と名付けられた階段があり、何度か行ったことがありましたが、夕暮れ時に来たのは初めて。ちょうど週末で人通りがとても多く、撮影は難しいなと諦めて帰り道を歩いていると、どこからともなく私を呼ぶ声が。振り向くと塀の上に人懐っこそうな白い猫が、私を撮って、と言わんばかりにそこにいました。よく見ると猫がドヤ顏でカメラ目線なのもお気に入りのポイントです」。

【Shooting】
レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROを使用。「明るいレンズなので、ボケ味を活かして被写体にフォーカスできると思い、選びました。」。このシーンで活躍したのは、バリアングル式の液晶モニター。「モニターの傾きをハイアングルやローアングルに調整できるので、塀の上の猫を撮る時にとても便利でした。道端で出会った猫ならローアングルで撮れますし、どのアングルでも撮りやすいので表現の幅も広がるのではと思います。モニターを使わない時は画面を内側にまわせて、傷がつく心配がないのもいいですね。タッチパネルで自由にピントを合わせることができ、ストレスなく撮れるのも気に入りました」。

見るたびに懐かしさがこみあげる実家から眺めるお気に入りの景色

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:33mm(35mm判換算 66mm) 絞り:f/6.3 SS:1/60秒 ISO感度:200

【Scene】
昼間の空と日が傾いて来た頃の空の色が混ざり合う、淡いグラデーションを撮影。「実家のベランダからは住んでいる街並み全体を一望でき、新宿のビル群がよく見えます。特に夕暮れ時の空のグラデーションはずっと眺めていたくなるほどの美しさ。実家に帰った時はいつも、夕方が近づくとそわそわしてベランダの外ばかり見てしまいます。この日は少し曇っていたのがとても残念ですが、昼間の澄んだ青い空がだんだんと夕暮れ色に染まる、新宿のビル群を広々と切り取りました」。

【Shooting】
「広角も望遠も広域にピントを合わせたいシーンだったので、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROを使用。ズーム機能で広角と望遠の両方を活用し、収めたい画角をいろいろと試しながら撮影しました。広角で撮ると歪曲することがわりと多いのですが、OM-5は水平をキレイに保って撮ることができます」。

ビルの屋上から見下ろす人々の往来と影で表現した「人がいる安心感」

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:45mm(35mm判換算 90mm) 絞り:f/4.5 SS:1/100秒 ISO感度:200

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:45mm(35mm判換算 90mm) 絞り:f/5.0 SS:1/125秒 ISO感度:200

【Scene】
銀座の数寄屋橋交差点を撮影。「行き交う人々の様子と人々の伸びた影が気に入っています。東京は常に人の往来が多い街。あまり好んで人の多い場所には行きませんが、どこへ行っても“人がいる”ことでどこか安心感があります。ここで撮影するのは初めてでしたが、普段、渋谷のスクランブル交差点を見慣れているせいか、週末にしては人が少ないなという印象。撮影場所も広々としていて、渋谷のような混雑はなく、ゆったりと人々を眺めながら撮影を楽しめました」。

【Shooting】
ビルの屋上からの距離のある撮影で活躍したのは、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROのレンズ。「被写体まで距離があったので、ズーム機能のあるこのレンズをセレクト。望遠で撮影することで余計な写り込みを回避でき、被写体をより大きく写せます。引きでもしっかりとピントが合っていて、拡大して見てもとても鮮明でした」。

柔らかな光を纏って街を行き交う人々は、私の思い描く通りの地元の情景

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 焦点距離:13mm(35mm判換算 26mm) 絞り:f/11.0 SS:1/60秒 ISO感度:250

【Scene】
「JR有楽町駅前をせわしなく移動している人たちが、光に包まれてキラキラしている情景に惹かれました。ちょうど日が傾いてきた、光がとてもキレイな時間帯。駅に向かう途中でしたが、柔らかな光が気になって引き返しました。シャッターを切ったのは3分程でしたが、とても好きなシーンが撮れたので、戻ってよかったなと思います。この時間帯の光は柔らかくてとても好きで、せわしなく街を行き交う人々は、まさに私が思い浮かべる地元の情景そのままです」。

【Shooting】
「このシーンでM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROのレンズを選んだのは、広範囲にピントを合わせて、広い画角で光と影のスケール感を強調したかったから。広角側にして、光と影を強調した広々とした画角で撮れました。カメラでは露出を少し調整したくらいで特別な設定はしていないのですが、逆光でこのようなエモーショナルで雰囲気のあるシーンが撮れてビックリしました。柔らかい光の描写にも感動です」。

sugarさんが「OM SYSTEM OM-5」を使ってみて感じたこと

「今回初めて使わせていただきましたが、よく使う設定がダイヤル形式になっていてわかりやすく、ほぼ片手で届くところにあり、操作しやすいのはかなり魅力的でした。普段、説明書はあまり読まないタイプなので、面倒な作業なく、指一本で設定を切り替えられるのはすごく便利です。初心者でもすぐに使いこなせるカメラだと思います。とにかくコンパクトで軽量なので、普段の撮影にも連れ出しやすいですし、旅行でも持ち歩きやすく、このサイズ感は肩がこりやすい私としてはうれしいポイント。特に女性に優しく、扱いやすいカメラだと思います。OM-5にはアートフィルターが豊富に搭載されているので、シーンに合わせて使ってみるとさらに撮影が楽しくなりそうだなと思いました。今回は街の風景にフォーカスして、ナチュラル設定で撮ることが多かったですが、色の出方がとても自然で撮影しやすかったです。便利な機能もたくさん備わっていて、メイン機としてもサブ機としても大活躍するカメラだと思います。

キットレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROはすごく優秀。とても軽量で、街撮りや旅行などに連れ出したいレンズです。狭い範囲でも、遠い場所からでも狙えるので、ほぼこの一本で完結できます!交換レンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROもとても気に入りました。明るいレンズなので、特定の被写体にフォーカスしたい時にレンズのボケ味を活かした、とても雰囲気のある写真が撮れます。ボケ味が滑らかで、すごく好きな描写でした」。

「OM SYSTEM OM-5」商品情報

OM SYSTEM OM-5 12-45mm PRO レンズキット

キット内容:
ボディー(カラー:シルバー/ブラック)
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
オープン価格

sugarさんのお気に入りレンズ

M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO(35mm判換算50mm相当)

特殊レンズを贅沢に採用し、見たままの情景をそのまま写し撮る大口径標準レンズです。

カラー:ブラック
希望小売価格:220,000円(税込)

「OM SYSTEM OM-5」の詳細、ご購入はこちら
「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」の詳細、ご購入はこちら

sugar プロフィール

台湾生まれのクォーター。10歳より東京在住。2007年、オーロラの旅をきっかけに写真を始める。物語を感じる写真、幻想的な写真、遊び心のある写真を好んで撮影。国内外問わず旅することが好き。

sugar Instagram

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