大阪府箕面市に、勝運祈願で有名な「勝尾寺」があります。
勝尾寺の始まりは奈良時代。775年に創立された彌勒寺(みろくじ)で清和天皇の病気平癒を祈り、効果が出たことから「王に勝った寺」として「勝王寺」の寺号が与えられました。しかし寺院側が「王」の文字は恐れ多いと「尾」に変え「勝尾寺」という名前に。現在まで勝運の寺として多くの人に信仰されてきました。
勝尾寺の境内は、いたるところにダルマが置かれています。小さなダルマは勝尾寺で人気のある初穂料500円の「ダルマみくじ」。ダルマの中におみくじが入っており、境内に奉納することも、持って帰ることもできます。奉納されたダルマは年末にすべて焚き上げられるので、残しておきたい人は持ち帰りましょう。
お腹に「勝」の文字が入っているダルマは「勝ちダルマ」と言い、己に打ち勝ち様々な困難を乗り越えるよう祈願されたもの。ご縁を感じた勝ちダルマを選び、背中には1年間の目標を、底には人生の目標を書きます。自分自身への誓いをこめて、空白になっているダルマの右目(向かって左)に筆で目を書き入れ、成就した時に左目を書き入れ奉納する、という流れが一般的です。
奉納されたダルマを前にすると、勇気が湧いてくると同時に、自分も願いを叶えるぞ!と喝が入ります。
勝尾寺は山門をくぐると左右に弁財天池があらわれ、水面には霧が発生しています。これは定期的に噴射されるミストで、演出として使用されています。幻想的な雰囲気が漂っており、フォトスポットとしてもおすすめ◎
また、勝尾寺は紅葉の名所でもあります。境内の中いっぱいにモミジやカエデが紅葉し、本堂や二階堂へ向かう参道には見ごたえのある紅葉のトンネルがあったり、夜にはライトアップが行われていたり、見どころ満載。勝運祈願だけでなく、美しい日本の風景を楽しめる、おすすめのお寺です。
勝尾寺/箕面<大阪>
大阪府箕面市勝尾寺
<アクセス・行き方>
阪急電鉄「箕面駅」よりタクシー15分
Osaka Metro御堂筋線「千里中央駅」下車、阪急バス「北摂霊宛」行
「勝尾寺」下車すぐ
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