プロフィール
七菜乃
写真家 山梨県出身。東京と山中湖を拠点に活動。2015年より写真作品の発表を始め、セルフポートレートを含む人物写真やヌード作品を中心に制作してきた。近年は国内外を旅しながら、人物、動物、植物、街、風景へと撮影対象を広げている。
- GENIC WEB: 七菜乃記事・インタビュー
- Instagram @nananano2026 @nananano.2026 / X
裸という言葉から連想される意味を、少しだけ横に置いて作品を見ていただけたらと思います。
森や室内で共に在る複数の身体を通して、自分の中にある「普通」や「当たり前」がどこから来たものなのか、もう一度考えるきっかけになれば嬉しいです。
ステートメントと解説、展示作品の一部をご紹介
人は、さまざまな固定観念の中で生きているのだと思います。
何が普通で、何が正しいのか。
何を美しいと思い、何を隠すべきだと感じるのか。
自分の考えだと思っていることも、いつの間にか社会や周囲から与えられたものかもしれません。
私自身も、そうした固定観念から完全に自由になることはできません。
それでも、これは本当にそうなのだろうか。本当に自分はそう感じているのだろうかと、立ち止まって考えたいと思っています。
私は長いあいだ、裸を撮り、裸で撮られてきました。
裸は誰もが持つ姿でありながら、社会の中では今も、性的なものとして強く意味づけられています。私は裸を題材に、その見方は本当に当たり前なのかを問い続けてきました。
海外で撮影を続けるうちに、私が撮りたいと思うものは、裸だけではなくなりました。人であっても、風景や物であっても、光の中で何かを美しいと感じ、心が動いたとき、私は写真を撮ります。人が裸であるか、服を着ているかにも、私の中では大きな違いはありません。
しばらく集合ヌードから離れていましたが、今回、再び撮影することにしました。
森を歩き、部屋に立ち、互いに重なり、離れていく身体。
そこに見えたのは、裸であることを強調する必要のない、ただ人が共に在る姿でした。
私は、社会に根づいた裸の概念を変えたいと思ってきました。
けれど、それはきっと私が生きている間には変わらないのだと、これまで何度も思い知らされてきました。
それでも、自分が見ているものを写真として残し、別の見方があることを示し続けることはできます。
裸を見ることを入り口に、自分の中にある「当たり前」を、もう一度考えてみる。
今回の作品も、その問いの中にあります。
── 七菜乃
裸は、生まれながらに誰もが持つものであり、本来は自然で豊かな存在です。写真展『unlearn』は、写真家七菜乃さんが森と室内で撮影した最新作の集団ヌード作品です。複数の身体が歩き、立ち、重なり、離れていく姿を通して、裸に結びつけられてきた意味や、私たちが無意識に身につけている固定観念について考える作品達です。裸を「隠すもの」ではなく「共に在るもの」として捉えた自然な姿であり、その豊かな美しき作品を展示します。入場は、成人限定とさせて頂きます。
── 七菜乃 写真展『unlearn』プレスリリースより
七菜乃写真展『unlearn』情報
開催日時
2026年10月20日(火)〜11月1日(日)10:30~18:30
※最終日は17:00まで
入場料
500円(税込)
※成人限定
※同時開催 七菜乃 写真展「unlearn」と共通
会場
- Art Gallery M84
- WEB
- 〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目11-3ウインド銀座ビル5階
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
東京メトロ日比谷線「東銀座駅」歌舞伎座タワー(KABUKIZA TOWER)出口から徒歩で1分
東京メトロ銀座線「銀座駅」A2出口から徒歩で2分
都営地下鉄浅草線「東銀座駅」A7出口から徒歩で1分
七菜乃 写真集『unlearn』 情報
作品展の会場にて販売
