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【"魅せる"ポートレート:6】藤井音凛

自分なりのテーマや作風の中で、人の魅力を引き出したポートレートを撮る6名の写真家たち。その表現方法や、写真に対する想い、シャッターを切る原動力に迫ります。
6人目は、儚くエモい世界を切り取る注目の若手フォトグラファーの藤井音凛さんです。

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藤井音凛

全国を飛び回る写真家 1999年生まれ、鹿児島県奄美大島出身。2017年奄美と離れる寂しさからカメラを購入し、地元の景色写真を収め始める。
2021年より全国出張フリーランスフォトグラファー/写真家として活動を開始。ポートレート、商品撮影、旅、その他幅広い分野で活躍。SNSのDMまたはメールで撮影依頼受付中。
愛用カメラ:FUJIFILM X-100V、FUJIFILM X-S10、OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II
愛用レンズ:フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR / XF50mm F2 R WR、OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL14-42mm 1:3.5-5.6

人生の主人公はあなた

人を写すことで儚い世界に命が宿りストーリーが始まる

「長野県篠ノ井付近の桜の木の下で。可能性に満ちた人生を前向きに進む、そんなふうに感じとってもらえたら」。

「月と被写体が真ん中に来ることで人生の主役感を出したかった。夕焼けの雲の荒々しさと風になびく髪がどんな困難にも立ち向かう姿勢に見えた」。

「真ん中に被写体と花火が来ることでステージ感を演出。ワンピースのふんわり感、被写体の動きと合わせることで、花火が舞い上がって見えるように合成」。

「植物や太陽の光が集まった瞬間に"生きる美しさ"を感じた。木の中で丸まってもらうことで、自然と共存している様を演出」。

「カーテンが風で揺らぎ光が入り込んだ瞬間、心の扉が開いたように見えた。カーテンで余白を作ることで隠された心の秘密感を演出」。

誰しもがドラマティックな物語を生きる主人公であることを伝えたい

「中心に被写体と光を収めることで、心の中の見えない部分を照らすスポットライトをイメージ。被写体の儚い表情が重なりシャッターを切った」。

「以前は日記を綴るように、見かけた景色だけを撮り続けていました。水や光を与えてもいつかは枯れてしまう美しい花や植物。その日の気温や時間によって変化する雲や空の色を見ては愛おしさと儚さを感じ、気づくとその瞬間を求め切り取っていたんです。
そんなある日、撮影会に誘われ人を被写体にしてみたら、今まで撮っていた景色に"生きる証"が入り込んだ写真となり心を打たれました。儚いと感じていた景色だけの写真に命が宿り、人生のストーリーが始まる、そんな風に感じたのです」。
藤井さんにとって魅せる写真とは?
「私の写真って『絵本みたいな色味。ストーリーがあるように感じる』と言ってもらう事が多いんです。その感想は私にとって100点満点の回答ですごくうれしい。現実だけど少し現実から離れた世界観をイメージして作っています。現実を見ることは大事だけれど、その一方でドラマティックな物語があることも忘れて欲しくないんです。だからこそ、『人生は物語でその主人公はあなた』という言葉を大切にしています。その一瞬を形として写真に残すことで、人生の迷子になってしまった時の道標となってくれることを信じているんです」。

藤井音凛(オリン) Twitter
藤井音凛(オリン) Instagram

GENIC vol.65 "魅せる"ポートレート
Edit:Megumi Toyosawa

GENIC vol.65

GENIC1月号のテーマは「だから、もっと人を撮る」。
なぜ人を撮るのか?それは、人に心を動かされるから。そばにいる大切な人に、ときどき顔を合わせる馴染みの人に、離れたところに暮らす大好きな人に、出会ったばかりのはじめましての人に。感情が動くから、カメラを向け、シャッターを切る。vol.59以来のポートレート特集、最新版です。

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