【撮影がもっと好きになる写真術 #7】光源を存分に利用する「夜の街中」撮影テクニック

GENIC編集部

「好きなように撮る」。これが写真の楽しさです。でも、あの人みたいに撮ってみたい、もっと自分らしい表現を探りたい。そんな向上心や情熱を持って写真を学ぶことも、とても大切なこと。
そこで、“あの人”の表現が教えてくれる、とっておきの写真術をご紹介。
#7は、Robert Wadaさんの「夜の街中」です。

夜の街中

撮りたいものがうまく写らない、ブレてしまう、など、失敗の多い夜の撮影。今回は、ドラマチックに夜の街中を表現するRobert Wadaさんに、そのコツを教えていただきました。キーワードは、「光源」「姿勢」「雨」。それと、ノイズが少々入ったりピントが甘かったりしても、全体的な雰囲気がよければ問題なし!とする気持ちです。

Shooting Tips

「夜の街でも色のついた光源にカメラを向ければ、特別暗いことはありません。単焦点レンズで、F2.0~4.0、ISO1600程度でも、シャッタースピードは1/125は確保できます。
また、背景になる後ろからの光源と一緒に、被写体に当たる前からの光源を探すと、シルエットにならず撮影することが可能。強めの光源を被写体のバックライトとして使うとエッジが際立ち、一枚の中に2色以上の光源を入れるとよりドラマチックに仕上がります。雨の日は地面が濡れてリフレクションがキレイになるので、しゃがんでカメラ位置を低くすると◎。」
by Robert Wada

「おもしろい色の光源を見つけたので、濡れた地面のリフレクションを効果的に表現できる被写体(自転車)が通るのを待ち、撮影。シャドウを落としシルエットにすることで、ホワイトバランス調整と色かぶり補正の両方をいじっても写真の雰囲気が破綻しないように調整することが可能。光源が3色あるのがポイント。」
by Robert Wada

「透明な傘の骨組みを使い構図を整えた一枚。人が写っていない場合はLightroom classicのキャリブレーションを使い、色味を極端に変更しても雰囲気が壊れにくい。」
by Robert Wada

「繁華街のとても明るい場所で水溜まりを撮影。波紋のディテールを残す程度に黒を締めシャドウを調整。こちらもキャリブレーションで極端に色味を加工。」
by Robert Wada

「車のヘッドライトで犬のエッジが際立つようにカメラ位置を調整。右側のオレンジのライトとヘッドライトで2色の光源を画面内に入れ、ドラマチックな印象に。ピントはズレているが全体的な雰囲気が良ければOK。」
by Robert Wada

Robert Wada

Robert Wada フリーランスフォトグラファー。1991年生まれ、大阪府出身。カメラ歴9年、Leica Qを愛用。主に大阪でスナップやポートレートを撮影。

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GENIC VOL.56 【撮影がもっと好きになる写真術】
Edit:Izumi Hashimoto

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