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プロフィール

sachi
エディトリアルデザイナー 1992年生まれ、北海道出身。北海道教育大学岩見沢校美術コース情報デザイン研究室卒業。卒業後、帯広市の印刷会社に入社。2023年、フリーランスのデザイナーとして独立。2024年10月に北海道の湖のある地域の古民家を購入・リノベーションし、移住。写真歴10年。
愛用カメラ:FUJIFILM GFX 50R、PENTAX67、Nikon Zf
愛用レンズ:MINOLTA MC ROKKOR-PF 58mm F1.4、SMC PENTAX 67 105mm F2.4、NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
- Instagram @sachi.427 @tsuki_no_hibi / Threads / X / YouTube
北国で、愛着を育む暮らし
北海道という広大な自然に囲まれた環境の中で、暮らすことの喜びを感じられるように、日々を過ごしています


一軒家を自分好みにリノベーションしたことで、家が大好きに



シャッターを切りたくなる瞬間は、いつも心の中に“愛おしい”という気持ちがあふれています

写真は大切な趣味であり、 暮らしの一部
「天気の良い日はすぐ近くの湖畔でカヌーをしたり、森の中を散歩したり、ドライブしたり、星空を眺めたり……、北海道の大自然を感じ、楽しむ暮らしを送っています。一軒家を自分好みにリノベーションしたことで家も大好きになりました。猫と暮らしていることもあり、家の中は常に整理された状態を保っていて、散らかることがないように意識しています。そのおかげで結果的に、家の中でいつでもシャッターを切れる状態になっているように思います。暮らしの写真を撮ることは、自分の成長記録としての価値があると考えています。年を重ねていくごとに感性や考え方などが徐々に変わっていっているように感じていますが、それは暮らしにも反映されているものだと思っていて、自分がそのときどのようなことを感じていたのかを、写真を見ることで振り返ることができます。日々の積み重ねがあって、今の自分がいるので、その過程を記録しておくことができるということに大きな魅力を感じます。また、写真をはじめていなければ、北海道の景色や自然に何も感じず過ごしていたかもしれません。移住先であるこの地にたどり着いていなかった可能性もあります。写真はさまざまな美しさや魅力に気づかせてくれた大切な趣味であり、暮らしの一部です」。
GENIC vol.74 【Life is Beautiful. 私の愛する暮らし】
Edit:Chikako Kawamoto
GENIC vol.74

2025年4月号の特集は「It’s my life. 暮らしの写真」。
いつもの場所の、いつもの時間の中にある幸せ。日常にこぼれる光。“好き”で整えた部屋。近くで感じる息遣い。私たちは、これが永遠じゃないと知っているから。尊い日々をブックマークするように、カメラを向けてシャッターを切る。私の暮らしを、私の場所を。愛を込めて。