南イタリアのアルベロベッロには、白いとんがり屋根の家がいくつも並んでいます。
とんがり屋根の家は「トゥルッリ」と言い、この地域の伝統的な家屋のこと。
石灰岩と漆喰のみで建てられています。
当時アルベロベッロを支配していた伯爵は、家の数で決められていた税金を逃れるために
簡単に崩すことができるトゥルッリ以外の家を建てることを禁じたそう。
こんなに可愛い家なのに、その背景には税金が関係していたなんて、ギャップにびっくり!
アルベロベッロの中でもトゥルッリが多く残っているアイア・ピッコラ地区とリオーネ・モンテ地区は世界遺産にも登録されています。
2005年には、アルベロベッロと岐阜県にある白川郷が姉妹友好提携を結び、姉妹都市になりました。
理由は
・どちらも世界遺産に登録されていること
・登録によって観光地化したことによる問題を抱えていること
・今も人が生活しながら遺産を保存し受け継いでいること
など、共通点が多いことから。
アルベロベッロにはトゥルッリのホテルもあるので、宿泊体験もできます。
おとぎ話のような世界にどっぷり浸かってみるのもいいかも!?
日本と親交のある場所という意味でも、訪れてみたいですね!
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