岡本 晃
1988年生まれ。岡山育ち、東京在住。2017年から写真家・ライターとして活動を開始し、SNSや写真展で作品発表を続けている。2021年には広島県江田島市の企画「江田島市民が PR大使」にて地域創生に関わるなど、写真で取り組める可能性にも挑戦中。「旅するフォトマガジンMとW」の連載では、旅先や地域の発信も。2023年に写真集「やわらかくて あたたかい」を上梓。
岡本 晃からのメッセージ
今回、念願の地元である岡山で初めて開催できることになりとても嬉しく思っています。
写真を始めた時から、地元で個展を開催すること、そしてものづくりの現場を作品にしたいと考えていたので、それが叶った写真展でもあります。
それぞれの展示作品を見ていただけることはもちろんですが、もう1つの見どころは会場のカフェ。
作品にも登場する木工メーカーが運営しており、メニューにあるカレーの一部材料は、自社の木廃材を堆肥にして育てたお米や野菜が使われているこだわりの一品(このような取り組みをサーキュラーエコノミーというそうです)。また、スペシャリティコーヒーも味わうことができます。
肌寒くなった季節に、のんびりとホッとするひと時を会場空間全体でお楽しみいただけたらと思います。
また、展示に合わせて2月に自費出版した写真集「やわらかくて あたたかい」も会場に用意していますので、合わせてご高覧いただけますと幸いです。
みなさまのご来場を心からお待ちしています。
岡本 晃
写真展「craft wood by MasterWal & やわらかくて あたたかい」ステートメント
目の前にあるヒト・モノ・コトをひたすらカメラのファイダー覗いて見つめる。
そして色んな視点・距離・光で撮っていく。そうすると、その表情や本質や景色は自分が想像していたのとは違うものが浮かび上がってくることがよくある。
写真を撮るようになり、これまで気にも留めていなかったことに無意識的に反応するようになった。
それは一種の執着心みたいなもので、心情を揺さぶった正体を掴もうとしている気がしている。
今回展示する2つのテーマからその正体を探っていく。
テーマ1「やわらかくて あたたかい」
2022年の終わりが近づいたころ
何かに取り憑かれたように
カメラを持って中央線沿いを歩き始めた。
新宿から立川まで約30kmの道のり。
道のりは特に決めなかった。
気になった方へ時には水を飲むことも忘れて、
足をひたすら動かし続けた。
本展はその道中で出会った
日常風景に潜む小さなまたたき
やわらかくてあたたかい光を
フィルムに記録した。
テーマ2「craft wood by MasterWal」
ふとした時から
どうやってこの椅子や机が
生まれてくるのか気になった。
AKASEの工場を眺めるなかで
その1台ができるまでに込められた
ヒト・モノ・コダワリを垣間見る。
静かな現場の中で
木々たちに日々向き合う職人の
まなざしから眼を離すことができなかった。
「craft wood by MasterWal & やわらかくて あたたかい」情報
開催日時
2023年11月11日(土)〜12月25日(土)10:00~20:00
定休日:火・水曜日
入場料
会場はカフェのため、ワンオーダー制
会場
Cafe THE GREAT LAKES(MASTERWAL 内)
〒719-0302 岡山県浅口郡里庄町新庄1550
行き方・アクセス
<電車>JR西日本山陽本線「里庄駅」から東へ徒歩で約18分
- 【お問い合わせ先】
- マスターウォール ザ ワールド
- www.masterwal.jp