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多重露出ポートレート/古屋呂敏のFocal Length Vol.16

古屋呂敏<連載コラム>第3月曜日更新

その瞬間を永遠にしたいと願いながら、シャッターを切る。
心の揺れるままに、心の色のままに。
自分だけに見えていたその一瞬の世界は、
写真に残すことでさらに愛しく想えるものになる。
だから僕は、きっと永遠に写真を撮り続ける。

───俳優、カメラマンとして活躍する古屋呂敏の「Focal Length」。
連載を通して、写真だけではなく、
人との距離感、 生きるスタンスなど
さまざまな「焦点距離」をお届けします。
【撮影&テキスト:古屋呂敏 撮影機材:Nikon Zf】

  • 作成日:

Focal Length
今回のテーマは「多重露出ポートレート」。

今年最初の連載写真は
個人的に「2025年はこうありたい」、そんな表現ができたらいいなと思って撮影をした。

Zf + NIKKOR Z 85mm f/1.2 S

Zf + NIKKOR Z 85mm f/1.2 S

「2025年は心の中から生まれる表現をする」。

外から得られるインプットも大切だが、自分自身のルーツだったり、自分の心に触れる想いを少しでも形にできたら嬉しい。

誰しも心の中にずっと水をやって、大切に育てている想いや、心の波がある。

どこかで諦めていたり、自分自身に甘くなってその可能性を閉ざしていたりするかもしれない。

今年はそんな「想い」を大切に、たくさんの作品と関わり、観てくださっている誰かの心に少しでも触れることができたら嬉しいです。

Zf + NIKKOR Z 85mm f/1.2 S

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

プロフィール

古屋呂敏

俳優・フォトグラファー1990年、京都生まれ滋賀/ハワイ育ち。2016年より独学でカメラを始める。NikonZfを愛用。父はハワイ島出身の日系アメリカ人、母は日本人。MBS/TBS「恋をするなら二度目が上等」(2024年)などに出演。俳優のみならず、フォトグラファー、映像クリエイターROBIN FURUYAとしても活動。2022年には初の写真展「reflection(リフレクション)」、2023年9月には第2回写真展「LoveWind」を開催。

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