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#GENIC_Canon EOS R10体験イベント開催レポート&参加者が撮ったお気に入りの1枚

“想像以上が、始まる”がキャッチコピーの「EOS R10」。Canon EOS Rシステム初のAPS-Cサイズミラーレスカメラの登場に、話題沸騰中です。
7月某日、GENICでは、この7月28日に発売になったばかりのEOS R10を実際に体験できるイベントを開催!ゲストとして、旅写真を中心にSNSで活躍するフォトグラファーの片渕ゆりさん、そして普段から写真を楽しむ8名の参加者の皆さんが集まりました。カメラの基礎知識から、実際にEOS R10で撮影を楽しむワークショップ、さらにはCanonスタッフによる動画講座と、大充実の3時間。
本記事では、そのイベントの様子とともに、参加者がそれぞれのフィールドに持ち帰り、18日間体験利用した「EOS R10」で撮ったお気に入りの1枚を紹介します!

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このEOS R10を体験できる基本のカメラ操作を紹介する「基礎講座」からイベントスタート!

今回皆さんに体験いただくのは、最新機種のEOS R10。キットレンズのRF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMに加え、単焦点レンズRF35mm F1.8 MACRO IS STMも試用しました。まずは、Canonスタッフの谷岡さんによる「EOS R10を使ってみよう!~写真編~」からスタート。EOS R10で写真を撮る際の基本的な操作について学びます。APS-Cのセンサーサイズに、高性能オートフォーカスと高速連写の機能を搭載していることや、人だけでなく犬や猫、鳥の瞳までキャッチする被写体検出機能についてなど、EOS R10の魅力をとてもわかりやすくお話しいただき、参加者もそれぞれに貸し出されたカメラを目の前に、真剣なまなざし。

カメラのセッティングと操作方法を教えてもらったあとは、ボケ感のコントロール方法やシャッタースピード、露出の調整方法などの実践編!実際にカメラに触れながら、熱心にメモをとる参加者の姿も見られました。

EOS R10は、バッテリーとSDカードを入れても約429gというEOS Rシステム史上最軽量(2022年7月時点)となるボディに、上位機種に迫る本格的な機能を凝縮した最新ミラーレスカメラ。ここでの講座の内容は、撮影をするために必要な基礎からさらに一歩楽しむための設定まで網羅され、参加者も大満足。
「初心者にもわかりやすく、基本的な使い方をしっかり教えていただいたので、すぐにどんどん使っていけそう!」「参加する前に思っていた疑問点などが解消できて嬉しかった!」と、これから過ごすEOS R10との日々に期待が高まった様子。

笑顔がこぼれる! 片渕ゆりさんによる「写真が楽しくなるカメラ講座」

カメラの設定と基本操作を押さえたら、イベントは“ぽんず”さんこと片渕ゆりさんの写真講座へ。参加者の中にはぽんずさんの大ファンも!ここまでちょっぴり緊張モードがただよっていましたが、片渕さん本人の姿に参加者たちは自然と笑顔がこぼれます。

片渕さんがEOS R10で撮影した作品を表示しながら講座を進めます。もっと“自由”に撮れるようになるための撮影ポイントとして、「ボケ具合」「シャッターを切るスピード」「光をどのくらい感じるか」について説明していく片渕さん。初心者にとってもやさしい内容でありながら、片渕さんならではの視点や素敵な作品もあいまって、皆さん熱心に聞き入っていました。

講座内容や片渕さん自身に聞きたいことなど、参加者からの質問も多くあがりました。ゲストや参加者同士の交流もイベントの魅力。イベント後には、「ぽんずさんの大ファンだったのでお会いできて感動です!」「ぽんずさんのお話は勉強になりましたし、直接聞けて嬉しかったです!」と、おしゃべりも弾みます。

実際にEOS R10を使って撮影!

イベント会場の一角に設けられた撮影スペースで、ここまでの講座内容を踏まえながら撮影タイムへ!テーブルフォトを中心に、皆さん撮影に熱が入ります。「カメラワークの練習では、参加者同士で話しながら色々と構図について学べたのが楽しかったです」「カメラ関係のイベント参加は初めての経験でしたが、同じくカメラが好きな方々と一緒に構図を考えたり撮った写真を見せ合ったりと、カメラの楽しさを共有できたことが何よりも嬉しかったです」と、皆さんオフラインイベントの醍醐味を実感。

カメラの実践中、操作や設定などでわからないことがあると、Canonスタッフがサッとサポート。参加者もその場で疑問を解消しつつ、新しい機能や撮り方を発見しながら、撮影を楽しんでいきます。

被写体の切り取り方を話したり、撮った写真を見せ合いっこしたり。参加者同士の距離もぐっと縮まります。いつもはオンラインで作品を見ることしかなかった片渕さんの撮影姿に、みんなが囲んで見入っているシーンもありました。

撮影後は、その場で撮った画像を各々EOS R10から自分のスマートフォンに転送。専用アプリを使って簡単操作で行えることに感激の様子でした。

みんな学びたい!動画撮影についてのレクチャー

続いてはCanonスタッフ 津幡さんによる「EOS R10を使ってみよう!~動画編~」のレクチャーです。普段、カメラで動画を撮ることがあまりないという皆さん。動画に向いている被写体の紹介から動画撮影を上手にするためのポイントまでを紹介した講座内容ということで、興味津々です。「ワンカットは長めに、複数カットを撮っておく」など、新鮮でわかりやすいポイントがあがる度、皆さん「なるほど!」とうなずいているようでした。「パン」「フォーカスイン」など、「この用語を使うと、それっぽく聞こえるよ」という切り口での用語解説には、一同大笑い。これから動画にチャレンジしていく中で、さらっと使ってみたいですね。

動画も実践タイムが設けられ、みんなでチャレンジ!この日は、簡単に印象的な動画をつくる方法の中から「ぼかす、フォーカス送り、ハイフレームレート(スローモーション)」の3つにトライしました。「動画は大変そう……と敬遠していたのですが、これなら出来そう!」という声もあがり、現場はワイワイ。機材の貸し出し期間中、動画にチャレンジしたい参加者たちも多くいて、しっかりここで学んで帰ります。

これにて3時間のイベントは終了。あっという間すぎて、終了後も参加者同士の会話は尽きませんでした。

EOS R10で撮った、参加者たちの写真

イベントで使用した機材は、そのまま18日間、皆さんに貸し出しされました。日常の中で参加者それぞれがEOS R10で撮影した作品を紹介します。

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RF35mm F1.8 MACRO IS STM 焦点距離 35.0mm シャッタースピード 1/25秒 F値 f/2.3 ISO 400

「お気に入りのアメリカンダイナーで、夕方、窓から入ってくる光に照らされている様子が美しくて思わずシャッターを切った1枚です。EOS R10は気軽にお出かけに連れていきやすい、“軽さ”が一番嬉しかったポイントです。また、タッチパネル上で出来る操作がわかりやすく、さっと撮りたいときも、カメラに搭載されているシーン設定やクリエイティブフィルターを使うことで、撮りたい瞬間を逃さずに素早く素敵に撮れるのが魅力的でした」(まつりさん)

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RF35mm F1.8 MACRO IS STM 焦点距離 35.0mm シャッタースピード 1/1250秒 F値 f/3.5 ISO 100

「散歩していたときに、ふと目に止まった紫陽花を撮りました。紫陽花の色彩が美しく描写されていて、お気に入りの1枚です。EOS R10はバッグに収まりやすい大きさのため、カメラを持って出かける機会が増えました。普段と違うカメラ、レンズというだけで見える世界が変わり、わくわくしてばかりいました。何気ない一瞬や友達と過ごす時間を残すことができたのも、EOS R10の手軽さゆえだと思っています」(はるかさん)

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RF35mm F1.8 MACRO IS STM 焦点距離 35.0mm シャッタースピード 1/8000秒 F値 f/4.5 ISO 100

「絞り優先モードで、強い西日が差す時間帯に撮りました。眩しくて目も開けられないくらいの激しい逆光という、なかなか厳しい条件での撮影だったのですが、ファインダーを覗くとそこには美しい世界が!瓶の水に風景が反射し、空と海がインクのように表現されています。感動しましたし、逆光下でも光や瓶の中の細かい部分まで繊細にしっかり描写されていることに驚きました。EOS R10はとても簡単に撮影できるのに、どんな状況でも撮って出しでびっくりするくらい綺麗な写真や動画が撮影できる点が気に入りました」(栞さん)

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RF35mm F1.8 MACRO IS STM 焦点距離 35.0mm シャッタースピード 1/500秒 F値 f/6.4 ISO 100

「澄んだ青色の空と海、そこに架かる色鉛筆でまっすぐに描いたような濃い青色の水平線。RF35mmレンズを使い、絞り優先モードで撮影しました。私が撮影テーマにしている“夏らしい自然の青”の色味を上手く写真に落とし込めた、お気に入りの1枚です。EOS R10の魅力は、コンパクトで持ち運びがしやすいこと。そして多機能で高画質な点だと思います。コンセプトにもあるように、まさに“想像以上が、始まるカメラ”だと感じました。イベントや旅行に限らず、日常にあふれる“好き”を撮るようになりました」(小西理子さん)

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RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM 焦点距離 18.0mm シャッタースピード 1/100秒 F値 f/7.1 ISO 2500

「画面いっぱいの風鈴で爽やかさを表現しました。設定はマニュアルに挑戦。EOS R10は軽くて使いやすいので、さっと出しやすいです。この写真の場所は有名なスポットで、フレームの外側には人がたくさんいますが、上を向けばこのとおり、画面いっぱいの風鈴です。風が吹いたときに揺れる風鈴を、スローモーションの動画でも撮影。動画撮影の魅力にも気がつくきっかけとなりました」(ちゃいさん)

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YurikaFujii

RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM 焦点距離 18.0mm シャッタースピード 1/80秒 F値 f/4.6 ISO 250

「たまたま通りがかった道の塀に、木漏れ日がたくさんの模様を描いていました。キラキラと揺れ動いてとても綺麗だったので、自然の作り出した絵画のような写真が撮りたいと思い撮影。絞り優先モードにしていたので、頭で考えずに直感で撮ることができました。EOS R10を使ってみて感じたのは、こんなに使いやすいカメラがあるんだ!ということ。操作がとても簡単で、今までは設定が難しいと思って避けていた街中の被写体や、動きのあるものを、積極的に撮りたいと思うようになりました」(Yurika Fujiiさん)

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RF35mm F1.8 MACRO IS STM 焦点距離 35.0mm シャッタースピード 1/1600秒 F値 f/9.0 ISO 100

「ダイナミックかつ美しく砕ける波の躍動感を描写してみたいと思い、撮影した1枚です。レンズは単焦点レンズRF35mm F1.8 MACRO IS STMを使用しました。シャッタースピードを高速にしたことで、迫力のある瞬間が切り取れました。毎回表情が変わる水しぶきをカメラで撮って、その一瞬の表情を写真で見ることができるのは、とても楽しかったです。最近のスマホはカメラに負けないくらいの機能が備わっていますが、断然カメラのほうが美しく、見たままの景色を色鮮やかに素敵に残せることを再確認しました。景色の見え方や意識が変わったことで、外出もさらに楽しくなりました」(arisaさん)

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RF35mm F1.8 MACRO IS STM 焦点距離 35.0mm シャッタースピード 1/80秒 F値 f/6.4 ISO 6400

「マクロレンズでどれだけ寄ることができるのか、親戚の家の猫さんで試してみました。かなり寄ってもしっかりと写り、だいぶアップになってしまいました!自分が持っているカメラは重くて、カメラを持って撮影となるとかなり気合を入れないといけないのですが、EOS R10はとても軽いので、気軽にどこにでも持っていけました」(Richoさん)

高性能なのに小さくて軽い。日常に寄り添うCanon EOS R10

EOS R10を使って感じた魅力として、参加者の声でもっとも多かったのが、「小さくて軽い」ということ。EOS R10はバッテリーとSDカードを入れても約429gという、EOS Rシステム史上最軽量のミラーレスカメラです(※)。持ち運びの負担が少ないため、近所のお散歩やちょっとそこまでお買い物、というようなシーンにおいても“お供カメラ”として持ち出しやすく、日常にあふれる煌めきを写真に残してくれます。それでいて上位機種に迫る本格的な機能が凝縮されているのも大きなポイント。中でも一番の強みは、高性能オートフォーカスと高速連写。被写体検知性能が非常に高く、動きが速い被写体も一瞬で捉えてくれます。また、バリアングル液晶やタッチパネル、クリエイティブフィルター、シーンに適した設定をカメラが自動でしてくれるスペシャルシーンモードなど、初心者に嬉しい機能も満載。一歩踏み込んで自分の表現をしたいようなときは、絞りやシャッタースピードを自分好みにさっと調整することができる「Fv(フレシキブル)AE」モードもあります。入口はやさしく、ステップアップしていきたいと思ってからも存分に応えてくれる。写真の楽しさを味わい続けることのできるカメラです。キットレンズは標準ズームレンズRF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMと高倍率ズームレンズRF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMの2種を用意。マクロ撮影からポートレート、風景まで幅広く対応できる、単焦点レンズRF35mm F1.8 MACRO IS STMもおすすめです。
※2022年7月時点

【今回のイベントで使用したカメラとレンズ】

EOS R10・RF-S18-45 IS STM レンズキット

RF35mm F1.8 MACRO IS STM

イベントゲスト、片渕ゆりさんがEOS R10で撮る「初めてカメラを手にしたら撮りたくなるものBEST 7」はこちら
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片渕ゆり(ぽんず)

フォトグラファー/ライター 佐賀県出身・東京在住。大学卒業後、コピーライターとして働いたのち、どうしても長い旅がしたいという思いからフリーランスに。2019年から旅暮らしをはじめ、TwitterやnoteなどのSNSで旅にまつわる文章や写真を発信している。著書「旅するために生きている」を上梓。

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