プロフィール
横木安良夫
フォトグラファー 1949年、千葉県生まれ。1971年、日本大学芸術学部写真学科卒業。写真家のアシスタントを経て1975年フリーランスの写真家として独立。広告、ファッション、エディトリアルなどさまざまな撮影を担う傍ら、自身の作品も精力的に撮影。2015年、ストリートフォトを撮影し、Amazon Kindle版の電子書籍写真集を制作する「CRP CROSSROAD PROJECT」を開始。現在150人以上が参加、300点以上の写真集が出版されている。
ステートメントと展示作品の一部をご紹介
※掲載している展示作品の写真は、すべてPart 1「Erased Land ― 幻の土地」(2026年7月2日~8月3日)のものです。Part 2では作品の入れ替えがおこなわれます。
ここには撮影地も日時も記されていない。
時と名前を外すことで、風景は解放される。
するとそれは、見る人自身の記憶や感情と結びついてゆく。
遠い昔に見た海の色。
旅先の湿った空気。
消えてしまった町の匂い。
人は風景の表層を見ているのではない。
その奥にある、追い越すことのできない時間を見ているのだ。
── 横木安良夫
本展は、横木安良夫が50年以上にわたる写真家としての活動のなかで撮り続けてきた写真から構成されている。展示は二部構成となっている。
7月2日から8月3日までのPart 1のタイトルは、「Erased Land ― 幻の土地」。
そこにあるのは、私にとって特別な意味を持つ二つの土地の記憶である。かつて確かに存在し、何度も訪れながら、時間の流れのなかで少しずつ姿を変え、あるいは記憶のなかへと消えていった土地。その風景は、現実の場所でありながら、同時に私の内側に存在する「幻の土地」でもある。
そして、8月6日から9月20日までのPart 2のタイトルは、「Catch it if you can ― 追い越すことのできない時間」である。
写真を始めた1967年以来、私は一貫して「時間とは何か」「写真は時間を写せるのか」という問いを抱き続けてきた。目の前の光景を写しているようでいて、写真が捉えているのは、すでに過ぎ去ってしまった時間なのかもしれない。
Part 1「Erased Land」には、私が長年追い続けてきたテーマである「空間と時間の裂け目」を意識した作品を、アトランダムに加えている。それらは二つのシリーズを結びつけながら、「NO NAME」という一つの展示へと収斂してゆく。
──横木安良夫 写真展「NO NAME」プレスリリースより
横木安良夫 写真展「NO NAME」情報
開催日時
Part 1:2026年7月2日(木)~8月3日(月)
Part 2:2026年8月6日(木)~9月20日(日)
11:30~19:00
定休日:火、水、祝日(その他指定休館日あり)
夏季休業:8月12日(水)~8月19日(水)
入場料
無料
会場
GR SPACE TOKYO
- 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-19 原宿WATビル102
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」から徒歩で4分
JR山手線「原宿駅」から徒歩で8分
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」から徒歩で約10分