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自分の人生を自分のものにするために/夏南の法則Vol.140

大屋夏南<連載コラム>第2月曜日更新
モデルの大屋夏南が
ありのままに自由でいるための
カナ的イズムを書き綴る♡

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自分の人生を自分のものにするために/夏南の法則Vol.140

今年も残すところあと少しですね。

2024年はみなさんにとってどんな年でしたか?

私はやっぱり今年も駆け抜けた1年だったように感じます。少し前に誕生日を迎えて、少し振り返る機会があったのですが、今年は自分の生き方に対してこれまでとは違った「気づき」があったように思います。

毎年誕生日には次の1年のテーマを決めているのですが、今年は決意を改めるというよりは「確かめる」作業が必要なんじゃないか?と感じました。

これまでの価値観、それに伴う行動が「今の自分」のニーズとズレがないか。

自分にとって正しいと思っていたことは、今も正しいか?大事だと思っていたことは、今も大事か?抱いていた理想は今も変わってないか?

それらを自分に問いながら「決まったこと」としていた部分を新しい気持ちで見つめ直してみました。

目の前のことにがむしゃらになっていると自分の気持ちやライフステージによって起きるプライオリティの変化に気づく余裕がなくなってしまって、やっと顔を上げられるようになった時になんか違うかも…なんてことになりかねない。だから時々立ち止まって諸々チェックする。

その大規模バージョンのタイミングが今年でした。年齢を重ねて気づいたのは自分の価値観も時間や経験と共に進化していくということ。それと丁寧に向き合っていくのが自分が本当に行きたい場所に辿り着くコツの1つなんじゃないかと思っています。

家族、パートナー、友人、SNSなどなど、あらゆる人の意見に触れる機会が多いこの時代、自分の夢だと思っていたものは、蓋を開けてみたら実は誰かの常識や期待、もしくは投影だったみたいなケースも少なくない。

私もこれまでそういう経験をたくさんしてきて、その度に「ああ、もっと自分の心の声を聞いてあげたり、直感を信じてあげたりすれば良かった」と後悔しては仕切り直して、またそこから始める、というのを繰り返してきました。

自分の気持ちを後回しにし続けると、あっという間に自分の人生が自分のものじゃなくなってしまいます。タスクは山ほどこなしているのに、自分のためにしてあげていることが少なすぎて、いつまで経っても満たされない。自分は一体何をしているんだろう?何も成し遂げられていない気がする。などといった強い焦りを感じて苦しくなってしまう。

そんな状況を避けるには、自分にいろいろな質問をしてあげるのが1番です。お風呂にでも浸かりながら大事な友達の話を聞いてあげるかのように自分の話を聞いてあげる。

もし自分を大事にしようとした時にワガママを言っているような気分になってしまうなら、それは自分に注いでいる愛情が足りていないサインなのかもしれません。

今年も1年間、この連載を読んでくださって本当にありがとうございました。来年もこの場所でお会いできるのを楽しみにしております。

素敵な年末年始をお過ごしください♡

プロフィール

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、スタイルブックや旅エッセイガイドを出版するなど幅広く活躍中。

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