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写真家の荒木経惟など多彩な作家の作品の展覧会「美術家たちの沿線物語」小田急線篇、京王線・井の頭線篇が世田谷美術館で開催

世田谷を走る私鉄と、沿線ゆかりの美術家たちを通して、“世田谷の美術”を新たな視点で紐解く展覧会「美術家たちの沿線物語」シリーズの小田急線篇、京王線・井の頭線篇が、世田谷美術館にて4月7日(日)まで開催。
画家の髙山辰雄や横尾忠則、写真家の荒木経惟など、沿線で織りなされた多彩な作家たちの創作と交流の足跡、さまざまな物語が取り上げられています。

  • 開催期間:2024.2.17 ~ 2024.4.7

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私鉄沿線史×アート、世田谷の美術をあらためて紐解く。

「美術家たちの沿線物語」は、2020年度からスタートした、新たな切り口で世田谷の美術を紐解くシリーズ企画。都心西郊に広がる街、世田谷を走る私鉄3社8路線(※)。
本記事では、世田谷の中央部を大きく東西に横切り、在住作家数ももっとも多い地域となる小田急沿線篇と北端を甲州街道に沿って東西に走る京王線、渋谷から吉祥寺までつなぐ井の頭線篇を紹介。
※東急田園都市線、東急世田谷線、東急大井町線、東急目黒線、東急東横線、京王京王線、京王井の頭線、小田急小田原線の3社8路線。

荒木経惟〈東京日和〉より 1992年 世田谷美術館蔵
小田急線篇

白と黒の会(経堂~豪徳寺界隈)や、砧人会(成城界隈)といった分野を越えた美術家たちの集いをはじめ、画家の髙山辰雄や横尾忠則、写真家の荒木経惟など、多彩な作家たちの作品を展示、紹介。
小田急沿線篇の出品作家数は50組以上と、シリーズ過去最多のボリュームです。

荒木経惟〈東京日和〉より 1992年 世田谷美術館蔵
京王線・井の頭線篇

京王線が開業する前の1907年から千歳村に住み、晴耕雨読の生活を送った文豪・徳冨蘆花。
1922年、京王線開業当時の起点駅だった笹塚駅付近の牧場を描いた洋画家・小堀四郎。
同じ頃、松沢駅(現在の八幡山駅)近くに住み、府立松澤病院(現在の都立松沢病院)周辺の風景を描いた洋画家・林武。
芦花公園駅近くの自邸を「世田谷村」として、自らの建築理念の実践の場としている建築家・石山修武。
井の頭線東松原駅前の商店街を写した写真家・荒木経惟。
洋画家の山口薫や脇田和、日本画家の岸浪百草居や片岡球子、染色家の山田貢、さらに、版画家・池田良二、絵本作家・荒井良二、アニメーション作家・山村浩二、画家・五木田智央、画家で映像作家の石田尚志も特別出品で加え、多彩な分野の作家の作品を展示、紹介。

特製タトウ入りセット、シリーズ全4回分の小冊子を無料配布。

会場では、展示の章解説や作家マップなどを掲載した小冊子(A5判16頁)を無料配布。シリーズ完結にあたり、過去に開催した「田園都市線・世田谷線篇」、「大井町線・目黒線・東横線篇」と、「京王線・井の頭線篇」、「小田急線篇」をあわせた特製タトウ入り全4冊フルセットでの配布です。
※数量がなくなり次第配布終了

展覧会「美術家たちの沿線物語」情報

美術家たちの沿線物語 小田急線篇

開催日時

2024年2月17日(土)~4月7日(日)10:00~18:00 ※入場は17:30まで
休館日:毎週月曜日

観覧料

大人 500円
65歳以上・大高生 400円
中小生 300円
※同時開催の企画展のチケットで「京王線・井の頭線篇」も鑑賞可能です

会場

世田谷美術館 1階展示室

美術家たちの沿線物語 京王線・井の頭線篇

開催日時

2023年12月2日(土)~2024年4月7日(日)10:00~18:00 ※入場は17:30まで
休館日:毎週月曜日

観覧料

大人 200円
65歳以上 100円
大高生 150円
中小生 100円
※同時開催の企画展のチケットで鑑賞可能です

会場

世田谷美術館 2階展示室

世田谷美術館 情報

住所

〒157-0075 世田谷区砧公園1-2

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行き方・アクセス

<電車>
東急田園都市線「用賀駅」から徒歩で約17分または美術館行バス「美術館」下車 徒歩で3分
小田急線「成城学園前駅」から渋谷駅行バス「砧町」下車 徒歩10分

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