目次
- I love photography ただ、写真が好きで
- カバーフォトは石田真澄さん
- 【Cover Story】
- 「My dear, my photography.」石田真澄
- 【Focus】
- 「写真がくれる幸せな人生」市橋織江
- 【Spotlight】
- 「Frame by Frame 加藤シゲアキが積み重ねた写真愛」加藤シゲアキ(NEWS)
- 【Features】
- ①PHOTOGRAPHY IS LIFE. 私が写真を好きな理由
- ②『毎日撮るあの人の』7DAYS
- ③スキをシェアして。SNSから始まる私の履歴書
- ④CHANGE MY LIFE「写真家への転身物語」
- ⑤これが私の"最旬好き"表現
- ⑥GENIC Featuring
- 【連載】
- 【新連載】Surreal Dance
- 女優・橋本愛「日日是好日」
- 小関裕太の自分探しの旅「スキ」
- 古屋呂敏のMY FOCAL LENGTH
- KYON.Jが出会った“奇跡の一瞬”「Exploring the World」
- 【and more】
- カメラカタログ:"好き"を加速するイチオシカメラ
- NEW STANDARD フルサイズ「Nikon Z5II × 6Creators」
- 送料無料での購入はこちら
- プロフィール
I love photography ただ、写真が好きで

6月6日(金)発売 GENIC7月号
I love photography
ただ、写真が好きで
写真は移ろいゆく季節に目を向けることを教えてくれた。
写真は心の奥にしまい込んでいた自分の感情に気づかせてくれた。
写真は自分らしく生きていいよと励ましてくれた。
写真はかけがえのない仲間と巡り会わせてくれた。
写真は素晴らしい世界の見方を示してくれた。
写真から、たくさんのものをもらってきた。
だから、好きな理由はひとつじゃない。
【編集長 藤井利佳 コメント】
今まで何度も何度も、写真について取材してきました。
50年以上続けている写真家にも、
業界でひっぱりだこのフォトグラファーにも、
毎日カメラを持ち歩く写真愛好家にも、
始めて間もない写真1年生にも。
いろいろな話や回答を今までもらってきたけれど、そのたびに「皆さんどれだけ写真が好きなんだー!」と、その愛の深さに触れながら、ときに驚き、ときに感心してきました。
そう。写真をやっている人たちの根底にあるのは、"写真が好き"という気持ち。
それって、"撮る理由" のもっと前提にあるもので、土台。好きというベースの上に、撮りたいものだったり、やりたい表現だったりがある。
ただ写真が好きな人たちに登場してもらい、ただ写真が好きな人たちにそれを読んでいただく。そんな号を作りたいなあと思い、今回は、「I love photography ただ、写真が好きで」という、シンプルでありつつ熱い想いが染みこんだタイトルにしました。
今回の出演者の取材時に、「自分が写真を本当に好きだなと思う具体的なエピソード」をお伺いしたところ、楽しい回答がたくさん集まりました。
・どれだけ疲れていてもシャッターを切ると回復する
・仕事も写真だけど、趣味も写真だ
・お酒を飲みに行ってもずっと写真を撮り続けてしまう
・近所のスーパーに行く時もカメラを持っていく
・写真で落ち込むと、元気になるために写真を撮る
・写真のためなら、どれだけ歩いても疲れを感じない
・映画を見ていても、「この構図いいな」とつい写真のことを考えてしまい、ストーリーが全然頭に入ってこない
写真好きなら、あるある!と共感してもらえそうなことだけど、写真好きじゃない人には「大丈夫???」って言われそう。
わたしは、ニヤニヤしながら堪能しました。
そして、もうひとつ知ったこと。
"写真が好き"の理由は、みんなひとつじゃないですね。
たしかに、本当に好きなものって、複数の理由があるものです。
(わたしがお寿司を好きな理由がひとつじゃないのと同じ)
だって、今まで写真からたくさんのものをもらってきたから。
だから、好きな理由だってひとつじゃない。
一瞬の大切さ、新しい感情、かけがえのない仲間、生きる理由。
これからも、写真と一緒に人生を歩む、きっと、そう。
カバーフォトは石田真澄さん

本筋の撮影の「合間」に撮る写真が好きだと語る石田真澄。何気ないシーンながら、光の取り入れ方とバランスが見る人を釘付けにする1枚。コードが花のように見えるのもキュート。
【編集長 藤井利佳 コメント】
今回のテーマにかけて、言いたい!「I love this photo ただ、この写真が好きで」。です。石田真澄さんのこの写真が好きすぎて、好きすぎて。表紙にさせていただきたい、とお願いしました。変身できそうな左下の葉っぱも気になります。ロゴは久しぶりのピンクです。甘すぎないけれど可愛い、を心がけ、見るたびに心がキュンとするカバーになりました。
【Cover Story】
「My dear, my photography.」石田真澄

「写真が好き」という気持ちは中学生の頃から変わらないけれど、自身の写真には “あまり自分が投影されていない” ことに大人になってから気づき、「好きな理由」は変わっていった。19歳で写真集『light years -光年-』を出してから約7年、第一線で活躍し続ける写真家 石田真澄のストーリーを8ページでお届けします。久しぶりの作品撮りという、俳優・中川大輔の写真も掲載。
【編集長 藤井利佳 コメント】
写真を撮り始めた中学生の頃からの、石田真澄ストーリーを掲載しています。写真と、カメラと、切っても切り離せない人生。
高校生のときは、将来は編集者になって雑誌を作る仕事がしたいと思いながら過ごしていたという話をお伺いして、なんだかうれしかったのでした。
【Focus】
「写真がくれる幸せな人生」市橋織江

「写真のおかげで目にするすべての瞬間を自分のものにすることができるのはものすごく面白くて、幸せな人生」と語る写真家 市橋織江。広告や雑誌のほか、TVCM、映画、ドラマなど、ムービーカメラマンとしても活動するなか、ライフワークだという植物観察で、心が動いた瞬間を見せていただきました。フィルムカメラで繊細に写し出された作品と、写真に対する想いをお楽しみください。
【編集長 藤井利佳 コメント】
取材を担当した編集者から「市橋さんからはとにかく"写真が好き"という想いが伝わってくる。これをどう書いたら読者の皆さんにちゃんと伝えることができるか、そのために何度も書き直した」という話を聞いて、わたしもその想いを大切にしながら、原稿を確認しました。しっかり伝わると思います。
【Spotlight】
「Frame by Frame 加藤シゲアキが積み重ねた写真愛」加藤シゲアキ(NEWS)

写真にハマった理由は「あの頃、自分を表現する方法を探していたから」。グループ活動をしながらも、個人的に行き詰まっていたとき、シャッターを切ることを重ねた。夢中になって見つけた自分らしさ、小説家になったからこそ写真に求めるもの、デジタルカメラを好きになれたという最近のこと。加藤シゲアキ自身がさまざまな旅先で撮った写真とともに、本人語りでお送りする6ページの特集です。
【編集長 藤井利佳 コメント】
NEWSであり、アイドルであり、俳優であり、作家であり、写真家であり、最近は映画監督まで。そんななかでも、写真は感覚としては趣味に近い、という加藤シゲアキさん。「写真を撮ると、心が浄化される。だから、自分のために撮り続ける」という言葉が印象的でした。ただ、純粋に向き合えるものが、人生にきっと必要なんだろうなと思いました。
【Features】
①PHOTOGRAPHY IS LIFE. 私が写真を好きな理由

写真を仕事にした今も、根底にあるのは写真が好きだという想い。だからこそ、ここまで続けてきた。
写真とは自身にとって何であるのか、なぜこうも惹かれてしまうのか—。6名の写真家に、"好き"の奥に秘められた理由を伺いました。
「撮ることでしかたどり着けない境地があるから」末長真(写真家)
「撮ること(わたし)を“受け入れてもらっている”という喜びとともに」平野愛(写真家)
「Wonderland」岡﨑果歩(フォトグラファー / ムービーメーカー)
「きれいだね」吉川然(学生)
「幸せのピース」服部恭平(写真家)
「瞬間が永遠に変わる写真の力に魅せられて」luka / 琉花(写真家 / モデル)
【編集長 藤井利佳 コメント】
好きという想いや、自分の表現を「言語化する」、というのはとても難しいことだと思います。でも言葉として自分で理解できているからこそ到達できる領域もある。写真を作品に昇華できるって、そういうことなのではないかなと思います。皆さんもぜひトライしてみてください。
②『毎日撮るあの人の』7DAYS

気がつけばカメラを手に取っている、心が動くままにシャッターを切っている。特別な瞬間も当たり前の日常も—オン・オフ問わず日々、呼吸するように、ただただ楽しく写真を撮っているという3名の写真家に、とある1週間を見せてもらいました。
「ふとした瞬間」山根悠太郎(写真家)
「今、わたしの目に写っているもの」柴田ひかり(モデル / フォトグラファー)
「趣味も仕事も写真」Mitograph(写真家)
【編集長 藤井利佳 コメント】
誰かの何かをのぞき見させていただく企画、大好きです。今回は「1週間」を見せていただきました。写真っていいなあ、やっぱり毎日撮らなきゃなあ、って、心から思わせてくれる特集です。一緒にいないのに、誰かの何気ない日々がこんなにもグッとくる。写真って不思議。
③スキをシェアして。SNSから始まる私の履歴書

写真が単なる「個人的な記録」だけの役割を果たしていたのは、もうひと昔前の話。今やコミュニケーションツールのひとつでもあり、写真は多くの出会いを生み出すものでもあります。SNS でシェアを続けたことで、スター街道を歩むことになった4名は、どのように今の場所に辿り着いたのか?知られざる人生に迫ります。
「花と歩んだ写真の道」小春ハルカ(写真家)
「人生を変えてくれた縁つなぎの場」Koichi(写真家)
「写真でみんなを幸せに」ゆ~とび(YouTuber / 写真愛好家)
「私のこれまでのアルバム」土居夏実(写真家)
【編集長 藤井利佳 コメント】
SNSで写真をシェアすることで、自分自身の未来をつくり出したフォトグラファーたちは、本当に前向きで、人格者が多いと感じます。誰かに共感をしてもらえるのは、作品が素晴らしいだけではなく、"その人"だからなのです。素直で、チャレンジ精神があって、人にやさしい。だからみんな虜になっちゃう。そんな4名の履歴書、気になりませんか?
④CHANGE MY LIFE「写真家への転身物語」

写真が好きだから仕事にしたい。そう思う気持ちはありながら、その一歩は大きく、なかなか踏み出せないものです。一度は別の道を歩みながら、写真家・フォトグラファーへキャリアチェンジし、新しい人生を切り開いた4名から勇気をいただきます。
「ステージでの身体表現から写真表現の世界へ」今井龍世(アイドル→フォトグラファー)
「8年のキャリアより写真への情熱に賭けた人生」若林満(アパレルセールス→ 写真家)
「後悔のない生き方を求めて」山本佳代子(レコード会社プロモーター→フォトグラファー)
「国家資格を捨て写真家の道へ」藤本遥己(柔道整復師→写真家)
【編集長 藤井利佳 コメント】
この企画は、誰に出ていただくかが肝でした。ちょっとずつ写真の仕事を増やしてのスライド転職ではなく、「新たな道に飛び込んだ人」に出ていただきたかったからです。結果、4者4様な、この企画にぴったりの4名に出ていただくことができました。キャリアチェンジには、さまざまなハードルもありますが、すべては踏み出すことから。この特集が何かのきっかけになる人もいるのでは、と思います。
⑤これが私の"最旬好き"表現

写真を愛する15名のクリエイターたちが、今もっとも夢中になっている表現を紹介。個性あふれる撮影手法や、日常の一瞬を独自の視点で切り取るアプローチを通して、新たな写真の魅力を発見できるはず。
あなたの写真に新しいインスピレーションをもたらすヒントが、ここに詰まっているかもしれません。
ENA.(写真家 / フォトグラファー)
masa(会社員)
丹子(写真家 / フォトグラファー)
Kimura Hinami(理学療法士 / 写真家)
ひろ(会社員)
文月ふみ(写真家)
広谷勇樹(写真家)
たない りほ(フォトグラファー)
sia.(フォトグラファー)
YU-TA(建築業 / 映像クリエイター / フォトグラファー)
御手洗剛(会社員 / フォトグラファー)
ポムの蒼。(フォトグラファー)
甘夏蜜柑(被写体兼フォトグラファー)
yuco(トラベルブロガー)
Hiroki Furukawa(写真家)
【編集長 藤井利佳 コメント】
作風が光る15名が、自分が「今」好きな表現を披露してくれました。真似したくなっちゃう表現もたくさんあり、ずらりと並ぶと壮観です!この特集を見て「自分の今好きな表現」が何なのか?向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか?知らずのうちに生み出しているオリジナリティに気づけるかもしれません。
⑥GENIC Featuring

InstagramやXなどで「GENIC Featuring」としてピックアップしたなかから、3ヶ月に一度、編集部がもっとも注目したクリエイターと、その作品を紹介するコーナーです。ぜひ、各SNSのタグを付けて投稿してください。
Instagram:#GENIC_mag & @GENIC_mag
Threads:#GENIC_mag & @GENIC_mag
X: #GENIC_web
Bea(建築士 / フォトグラファー)
Jin Shirataki(デザイナー)
【編集長 藤井利佳 コメント】
写真が好きで好きでたまらない、それがSNSからも伝わってくるお二人に出演いただきました。タグって出会いなんだな、って思います。みなさんにも出会わせてください!
【連載】
【新連載】Surreal Dance

衣装デザイナー / スタイリストの高橋毅が、自身で掲げるテーマに合わせて衣装をデザイン&スタイリング。毎回テーマによってクリエイションのチームを組みながら日常とは少し離れたSURREALで曖昧な世界を表現する、ファッションフォトグラフィー連載。Vol.1のテーマは『LOVE』。
衣装デザイン&スタイリング:高橋毅(衣装デザイナー / スタイリスト)
写真:神藤剛(写真家 / フォトグラファー)
モデル:松尾レミ(GLIM SPANKY)
ヘアメイク:冨沢ノボル(hair & make-up artist)
衣装制作:AMP Design
女優・橋本愛「日日是好日」

現実のなかに溢れる愛おしい瞬間を封じ込めた写真と、そのとき感じた想いを言葉にのせて。かけがえのない日々を写真と言葉で表現する、橋本愛の連載第22回。
小関裕太の自分探しの旅「スキ」

連載第21回となる今回は、自身が司会として出演している音楽番組「BOOM BOOM BOOM ch.」が3月に渋谷で行ったイベント「MAKE A BOOM #10」にて、自らカメラを構えアーティストを撮影。前編として、トンボコープ、Varrentiaの2組が登場。小関裕太自身による構成、デザインもお楽しみください。
古屋呂敏のMY FOCAL LENGTH

俳優、カメラマンとして活躍する古屋呂敏が、人との距離感、生きるスタンスなど、さまざまな「焦点距離」をテーマに「Nikon Zf」で撮りおろす連載。第7回は、ゲストとしてトリンドル玲奈が登場。
KYON.Jが出会った“奇跡の一瞬”「Exploring the World」
世界を照らす美しい光を追いかけ続けるトラベルフォトグラファーKYON.Jが出会った、光溢れる大自然の姿。第24回「天空から舞い降りる、幻想なる光」をお届けします。
【and more】
カメラカタログ:"好き"を加速するイチオシカメラ

NEW STANDARD フルサイズ「Nikon Z5II × 6Creators」

tomosaki(写真家)
AYUMI(トラベラー)
wacamera(写真家)
sugar(会社員 / フォトグラファー)
藤澤一(写真家)
吉野菜百里(会社員)
送料無料での購入はこちら

プロフィール

藤井利佳
GENIC編集長 東京都出身。大学卒業後、ラジオ番組の制作からキャリアをスタートする。ブログサービスのディレクション、雑誌創刊、写真集や書籍の編集、イベント/ 写真展のプロデュースなど、多岐の分野にわたりクリエイティビティを発揮。雑誌「女子カメラ」の監修・リニューアルプランニングを担当し、2016年9月よりGENIC編集長に就任、現職。