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「綾川」で讃岐うどん発祥の地の豊かさを味わう

讃岐うどん発祥の地と言われている綾川町(あやがわちょう)で、”香川県 うどん技能グランプリ”を6度も受賞している名店が「本格手打ちうどん はゆか」です。全国新酒鑑評会で金賞受賞した「綾菊酒造」、木と暮らすことのここちよさを伝えてくれる「KITOKURAS」、乗馬体験ができる「スタリオンステーブル」、大正時代に建てられた駅舎がキュートな「滝宮駅」など、この地の豊かさを体験できる名所を、フォトグラファー、halnoさんの写真で紹介します。

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特集「#瀬戸大橋を渡ろう。四国の入り口、香川・中讃の旅」

8名のフォトグラファーが、この地の魅力をあますことなくお伝えします。

本格手打うどん はゆか

綾川の旅は「本格手打うどん はゆか」から始めましょう。開店前からお腹をすかせたお客さんが並ぶ名店です。店名はお店のある地名「羽床」から。広くて止めやすい駐車場に、テーブルと座敷あわせ72席もある大きなお店です。店員のみなさんのアットホームな雰囲気と、清潔で活気溢れる厨房の様子が、まるで田舎に帰ってきたかのようなリラックス感を与えてくれます。讃岐うどん発祥の地で、”香川県 うどん技能グランプリ”を6度も受賞している名店で味わう、はゆかのうどんは最高の旅の思い出としていつまでも舌と心に残ることでしょう。

はゆかの、かみごたえある太い麺はしっかりと鍛え上げることで生まれます。

入り口すぐ横のガラス張りの部屋でうどんを打つ、ご主人の姿を間近に見ることができるのも、とてもうれしい。うどんが打ち上がり、麺になっていく過程を見てから、ご主人一押しの「ぶっかけうどん」を食べると美味しさもひとしおです。

はゆかのうどんは、ほぼ全てご主人が作っています。

本格手打うどん はゆか 基本データ

<住所>香川県綾歌郡綾川町羽床下2222-5
<TEL>087-876-5377
<営業時間>10時~15時30分(麺が売り切れ次第閉店)
<定休日>月曜(祝日の場合は翌日)
<駐車場>24台

行き方・アクセス

琴平電鉄(ことでん)琴平線羽床駅から車で約3分。徒歩で約15分。

KITOKURAS

KITOKURASは 昭和22年創業の材木屋さん「山一木材」が”現代の人の暮らしに寄り添って「木と暮らすことのここちよさ」を伝えるために”生みだしたプロジェクト。木々と緑に溢れる敷地内にはカフェ、ショップ、ギャラリー、図書館などが立ち並びます。安心の食材、無垢の木の家具、暮らしの品、木材など、手にとり触れるだけで癒され優しい気持ちになれる時間を与えてくれます。

「木と暮らす、カフェ」

食事、スイーツ、カフェメニューが充実。木材同様に安心安全の混じりっけのない素材が厳選されています。太陽が降り注ぐ店内のあたたかいカウンター席で、日がな読書にふけりたいものです。

カフェのベンチから望む「みつ池」。

木のトレーに載せてもらった食事や飲み物は敷地内の森の中、みつ池のほとりに設置された「長〜いベンチ」などに持ち出していただくことができます。お気に入りの場所を見つけて、ほっと一息しましょう。

「木と暮らす、日用品店」

店主が「”ほんまもんであること”、”日常生活で使えること”、”使う程美しくなること”を大切にしたものづくり、ものえらびを心がけた」逸品と出会うことができます。一つ一つの商品を手にとるとき、意識せず両手で優しく包み込むようにしてしまうのは、きっとその思いが伝わってくるからでしょう。旅のお土産に、大切な人へのプレゼントに「木と暮らすことのここちよさ」をお選びください。

「木と暮らす、ファクトリーショップ」(準備中)

カフェやショップのあるエリアと道路を挟んだ山一木材の工場内にあります。製材したての素材や、完成したての商品、その時限定の少数商品、工場にしかない掘り出しものなどが買えるお店です。木に囲まれた空間で、木の香に包まれながら、木と暮らすための商品を手にとって、自分だけの一品を選び出しましょう。「めん棒付き麺打ち台」など、さすが「讃岐うどん発祥の地!」と思わずほっこりする品も。ファクトリーショップは準備中の状態ですが、入場しご購入いただくことができます。

KITOKURAS(山一木材株式会社) 基本データ

<住所>香川県丸亀市綾歌町栗熊東3600-5
<TEL>0877-86-2007
<営業時間>10時~17時(ラストオーダー16時30分)。時期により営業時間・定休日は変更となる場合があります。事前に店舗にご確認をお願いします。
<定休日>木曜日
<駐車場>「工場側駐車場」「西側駐車場」「森側駐車場」の3箇所あり。「森側駐車場」はバイク、自転車、身障者、妊婦のみ利用可。

行き方・アクセス

琴平電鉄(ことでん)琴平線滝宮駅より車で約5分、羽床駅より同7分。

乗馬クラブ スタリオン ステーブル

スタリオンステーブルは中四国で最大級の規模を誇る乗馬クラブです。マンツーマンの個人レッスンが中心の本格的な乗馬クラブですが、お試し乗馬体験ができます。普段馴染みの無い人には、ちょっと敷居が高く感じる乗馬ですが、まさに手取り足取り、優しく教えてもらえます。お馬さんに乗る機会はそうそう無いからこそ、広々とした馬場での全身運動はかつて忘れられない体験になること間違いありません。

乗馬は見た目と違い、激しい全身運動です。次の日は心地よい筋肉痛になるかも?

背景に見えるのは国内最大級のナイター設備付き全天候型の馬場です。雨の日も安心して乗馬を楽しめます。

乗馬体験のあとは、優しい目をしたたくさんの名馬を間近で見ることができる、厩舎の見学も。

乗馬クラブ スタリオン ステーブル 基本データ

<住所>香川県綾歌郡綾川町山田下687-5
<TEL>087-878-3397
<営業時間>9時~19時
<定休日>火曜日(祭日が重なる時は営業)
<料金>お試し体験乗馬(30分)1回コース8,000円 4回コース32,000円 要予約
3月20日から5月8日までは、体験乗馬が半額になるキャンペーンを実施中です。
<駐車場>有り

行き方・アクセス

琴平電鉄(ことでん) 琴平線陶駅より車で約5分。

綾菊酒造

創業1790年(寛政2年)以来、郷土を愛する心を原点に、地元の米と水を用いた酒造りが信条の綾菊酒造。1970年に綾菊酒造の杜氏に就任し、「現代の名工(労働大臣表彰)」「黄綬褒章」「全国新酒鑑評会金賞を通算20回受賞」など数々の受賞歴を持つ国重弘明氏が地元米オオセトを使った綾菊の酒造りを確立しました。そして同氏の元で20年以上の修行を積んだ、宮家秀一氏が2015年より杜氏を務め、2017年には全国新酒鑑評会で金賞を受賞。伝統と技術を継承する名人、香川県の有形文化財にも指定されている歴史のある倉、最新の設備を導入した新工場の、三者が織りなす名酒をぜひご堪能ください。

杜氏の名前を冠した銘酒「国重」。

酒蔵は、米を蒸す蒸気や、発酵中のもろみなどで、なんともいえない甘くかぐわしい香りが漂います。

最新の設備と、古くからの伝統の融合。

人の手による作業も多く残ります。

地元香川県丸亀市飯山町生まれの杜氏、宮家秀一氏。

綾菊酒造 基本データ

<住所>香川県綾歌郡綾川町山田下3393-1
<TEL>087-878-2222

酒造見学(要予約)

<受付期間> 通年
<見学時間> 10時~16時
<定休日> 年末年始・お盆(土曜・日曜・祝祭日は要確認)
<所要時間> 約60分(相談可)
<見学人数> 三密を避ける為、少人数にて。
<入場料> 無料
※酒蔵見学は完全予約制です。必ずお電話でご予約ください。
<駐車場> 有り(大型バス駐車可)

行き方・アクセス

琴平電鉄(ことでん)綾川駅から車で約10分。

綾川で観たい、撮りたい、3つのスポット

十瓶山(陶富士)と北条池

讃岐八富士には入っていませんが、その形の美しさでは決して引けをとることのない標高216mの小さな山、十瓶山(とかめやま)は陶富士(すえふじ)と呼ばれています。造築300年を超える溜池、北条池に映る十瓶山の姿は新録の季節も紅葉の季節も目に艶やかで、心を和ませてくれます。写真の撮影スポットは「法然上人説法の地」近辺です。この場所にはシルクハットをかぶった一風変わったお地蔵さんも鎮座しています。

撮影スポット「 法然上人説法の地」 基本データ

<住所>香川県綾歌郡綾川町萱原1092

行き方・アクセス

琴平電鉄(ことでん) 琴平線滝宮駅から車で約5分。

「地神社」「脇神社」から撮る堤山と琴平電鉄

堤山(つつまやま)は讃岐七富士の一つで、羽床(はゆか)富士と呼ばれています。どの方角から眺めても、うっとりするほど美しいおむすび山の姿を背景に、「ことでん」の愛称で地元から愛される琴平電鉄の車両が「ことこと」と通る姿が映えます。この撮影スポットは「地神社」と「脇神社」という地元の神社の近辺。脇神社の境内への石段を上がると、少し隣に地神社と掲げられた石の鳥居があります。この鳥居をくぐってさらに小高い丘の上に上がると、この撮影スポットに到着です。脇神社、地神社とも地元の方々の大切な場所です。お参りの方のお邪魔にならないように気をつけましょう。

撮影スポット「脇神社」 基本データ

<住所>香川県綾歌郡綾川町小野甲268-1

行き方・アクセス

琴平電鉄(ことでん) 琴平線滝宮駅から車で約5分。

滝宮駅と琴電

滝宮駅はことでん琴平線(高松築港~琴電琴平)の駅。キュートな駅舎は1926年(大正15年)に建てられ、経済産業省の近代化産業遺産に認定されています。駅舎に向かって右側に寄り添うように設置されている、昔ながらの赤ポストがチャームポイントです。

撮影スポット「滝宮駅」 基本データ

<住所>香川県綾歌郡綾川町滝宮546

行き方・アクセス

琴平電鉄(ことでん)琴平線琴平駅から約20分。

halno

写真家・アートディレクター 福島県出身。ほうきに乗って世界中で撮影をしている浮遊写真の第一人者。合成をせずに浮いているシーンを演出し(ジャンプした瞬間を撮影)、ファンタジーな世界を作り上げるクリエイター。
愛用カメラ:Leica M10、Leica M5

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Photo by 6151

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