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OLYMPUS PEN E-P7をPEN loverの2名がレビュー<前編>

コンパクトで高機能、おしゃれなミラーレス一眼カメラとして人気の「OLYMPUS PEN(オリンパス ペン)」シリーズの最新機種「OLYMPUS PEN E-P7」。使いやすさはそのままに、クリエイティブな機能がさらにパワーアップして、より自分らしく、思いのままに表現できるカメラへと進化しました。そこで、普段からPENシリーズを愛用しているHIYORIさんとMIYUさんに、日常や旅先で、「PEN E-P7」を実際に使って感じた魅力をリポートしてもらいました。今回のレビュー前編では、PEN loverの2人が撮影した作品とともに、これまでのPENシリーズとの違いやおすすめのポイントをリアルボイスで紹介します!

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That’s why I love it! 「だから私はPENが好き」

見た目の可愛さはもちろん、写真&動画の機能が優秀だから

Photo:HIYORI
撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 焦点距離:14mm 絞り:f/3.5 SS:1/2000秒 ISO感度:200

HIYORI

カメラ歴7年のHIYORIさん。「自然の中や街中をただ歩いているシーンなどで、自分を被写体にしつつ、自分以外のものにもフォーカスがあたる写真が好きですね。その背景に合うようなお洋服や帽子を選んで、自分が写真に溶け込むような作品を目指しています」。そんなHIYORIさんがPENシリーズと出会ったのは、「キャンペーンに当選して使ってみたのがきっかけで、ずっと欲しいと思っていたOLYMPUS PEN E-PL9を使い始めました。まず惹かれたのは、見た目の可愛さ。そして写真はもちろんですが、動画が手軽に撮れることに感激しました。私は動画もよく撮るので、手ぶれ補正が強力でジンバルなしでも滑らかに撮影できるPENが大活躍しています」。

コンパクトで軽く、雰囲気のある素敵な写真が簡単に撮れるから

Photo:MIYU
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 焦点距離:14mm 絞り:f/4.0 SS:1/80秒 ISO感度:200

MIYU

「旅先で出逢った素敵な風景に、自分自身や友人が“ぽつん”と入っているシーンを切り取るのが好きですね」というOLトラベラーのMIYUさん。普段からアクティブに屋外で行動するタイプで、ひとり旅をすることが多いという彼女が愛用しているのはOLYMPUS PEN E-PL10。「使い始めて2年以上になりますが、きっかけはGENICのおでかけインスタグラマー募集キャンペーンに当選して2週間ほどカメラをお借りしたことでした。とてもコンパクトで、見た目の可愛さに一目惚れ。カメラ初心者だった私でも雰囲気のある魅力的な写真が簡単に撮れたことがうれしくて、現在も愛用し続けています」。

アップデートされたPEN E-P7のお気に入りポイントは?

自分だけの色作りができるカラープロファイルコントロールに夢中

HIYORI

「実際に手にとってみて、そのコンパクトさに驚きました。もともとPENシリーズは小さいイメージでしたが、PEN E-P7は今までのものよりさらに薄く軽く、重いカメラが苦手な私にはぴったりだと思いました!これまでのPENシリーズの“可愛い”に特化したデザインもとても好きでしたが、PEN E-P7はどんなファッションにも似合って、男女問わず持ちやすそうな、レトロで洗練されたフォルム。実際に使っていくなかで、そのおしゃれさと高見えするデザインに気分が上がりました!また自分好みの色で撮影ができる、カラープロファイルコントロール機能は毎回スマホのアプリで色味を調節していた私からすると、一番の感動ポイント。カメラで撮影時に自分の理想の色味が出せるのはすごいと思います。操作のしやすさも格段にアップし、液晶画面のアイコンでパッと撮影モードがわかったり、モードをすべて一覧で見られたり、使いやすさは想像以上にアップしていますね」。

Photo:HIYORI
撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 焦点距離:14mm 絞り:f/18.0 SS:1/125秒 ISO感度:200 カラープロファイルコントロール使用

「普段は観光客やサーファーなどで賑わっている湘南の海で撮影していますが、人があまりいない崖で、いつもとちょっと違う、荒々しい面を表現したくて、少し波にうねりがある日に撮りました。太陽の光の入り方によって、岩場に影ができ、よりゴツさが強調されたと思います」。岩場から海まで広範囲を切り取れるように、広角端の14mmを選択。「上からの構図で撮りたいと思って、三脚を岩場ギリギリのところにセット。タイマーでは間に合わないので、スマホとカメラを連携させて、スマホからのリモコン操作で撮りました。この写真では、あえてブルーが強くなりすぎないように、カラープロファイルコントロールで青色の彩度を少し抑えて、全体的に目がいくように調整しています」。

カメラ上部のダイヤルが3つになり、機能の切り替えや設定がより簡単スムーズに!

MIYU

「普段愛用しているPEN E-PL10もコンパクトで軽いのですが、PEN E-P7はそれ以上にスリムで軽い!実際に使ってみて、やはり軽さは重要だなと改めて思いました。旅はもちろん、ちょっとしたお出かけや日常使いにも大活躍するサイズ感で、コンパクトな可愛さはまさに、持ち歩きたくなるカメラですね。また、写真や動画の画質が綺麗なのはもちろんのこと、今回たくさん活用したカラープロファイルコントロールやアートフィルターなど、写真をより思いのままに楽しめる優れた撮影機能も魅力的です」とMIYUさん。一番変化を感じたのはカメラ上部のダイヤルの数。「私が使っているPEN E-PL10では2つだったダイヤルが、PEN E-P7は3つに!このダイヤルのおかげで、さまざまな機能の切り替えがスムーズになり、設定がより簡単にできるようになったのも、とても便利だと思います」。

Photo:MIYU
撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 焦点距離:14mm 絞り:f/13.0 SS:1/1000秒 ISO感度:200 カラープロファイルコントロール使用

旅行先の沖縄で午前中に、道路脇に咲いているトロピカルなお花と青空を。「南国感のある葉とオレンジ色のトロピカルなお花、それに真っ青な空を入れて、旅を感じる1枚に。夏らしさを意識した写真に仕上げたかったので、もくもくした雲が入るように、お花や葉を下から煽り、見上げるような構図で標準ズームレンズを使って、撮影しました。個人的には、明るめのソフトな色合いの写真が好きなので、自分らしさを加えるために、カラープロファイルコントロール機能で全体の彩度をやや抑えめにして、優しい色合いになるように調整。被写体の雰囲気から、ビビッドな色味も似合うなと思ったので、4つまで登録可能なプリセットをフル活用し、最終的な色味を決めるまで、カメラ内でいろいろなカラーを試せて楽しかったです!」。

旅や日常のワンシーンを撮影する時に便利な機能は?

カスタムセルフタイマー機能や静音モードはひとり旅にもぴったり

HIYORI

「カメラをメインに持ち歩くのは旅先で、日常生活ではスマホで簡単に撮影してしまうことも多々ありますが、コンパクトで洗練されたデザインのPEN E-P7は、普段から持ち歩きたくなります。ひとり旅をすることが多い私にとって、うれしい機能もいっぱい。まず、カフェや人目が気になる場所で撮る時は、シャッター音を静音にできるモードがとても便利。カスタムセルフタイマー機能もお気に入り。タイマーの長さ・枚数・間隔を自分好みに設定できるので、三脚にカメラを固定して、歩いていたり、スカートをヒラヒラさせたりするシーンなど、自然な自撮りを何枚も撮ることができるんです。私はタイマーを10秒にし、1秒おきに10枚の写真が撮れる設定を愛用しています」。

Photo:HIYORI
撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 焦点距離:14mm 絞り:f/4.0 SS:1/640秒 ISO感度:200 カラープロファイルコントロール使用

三浦半島・城ヶ島の小道で、手前の木をフレームのように入れて、標準ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZで撮影。「人物に目線が行きすぎないように顔を隠して、ナチュラルに写真に溶け込むのが私のスタイル。この時はアースカラーのワンピースと帽子で、森の中に吸い込まれるような写真にしました。木がうまくアーチ状に見えるように、少し高めの位置から撮っています」。撮影した時間は朝の10時頃。「太陽光がかなりあったので、白飛びしないように、カラープロファイルコントロールでハイライト&シャドウを調節しました。シャドウ部分を上げることで、黒い部分が多くても、アプリなどでの写真加工なしで思い通りに仕上げられます。カメラ内で手軽に調整できるカラープロファイルコントロールは本当に優秀ですね」。

コンパクトでどこにでも持って行きやすく、USB充電ができるので旅や移動中も安心!

MIYU

「本当にコンパクトで、どこにでも持って行きたくなるカメラ。旅やちょっとしたお出かけに大活躍すると思います。いつもならスマホで撮影していたシーンも、PEN E-P7で撮りたくなりました!そしてシルバーとホワイト、どちらのボディーカラーも素敵だし、シンプルながら革調素材使いやロゴなど細部までおしゃれなデザインも、いつでも連れて出かけたくなる理由のひとつ。プロップとしても優秀で、ミラーセルフィーにもおすすめです。実際にPEN E-P7を使ってみて便利だなと思った機能はたくさんあるのですが、特に気に入ったのはUSB充電ができること。旅や移動中にバッテリーがなくなってしまった時も、モバイルバッテリーで充電できるので、とても便利で安心です」。

Photo:MIYU
撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 焦点距離:14mm 絞り:f/4.5 SS:1/640秒 ISO感度:LOW(約100相当)

可愛くて思わず買ったアイスクリーム越しに海を 標準ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZで撮影。「七里ヶ浜をお散歩している時に見つけたお店で、アイスクリームをテイクアウト。夏らしい1枚になるように、海をバックに撮影しました。ダブルアイスのキュートな2トーンとお気に入りのネイルが同時に見えるようにした、ポップで可愛い構図がお気に入りです。アイスが溶けてしまうので、カット数は限られていたのですが、PEN E-P7の機能の一つである液晶モニターに表示する事ができるグリッドガイド線を活用して、水平並行の構図を素早くきちんと収めることができました。罫線表示の有無で写真の仕上がりが大きく変わりますし、撮影後も修正のひと手間が省けるので本当におすすめです!」。

Photo:MIYU
撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 焦点距離:25mm 絞り:f/4.6 SS:1/60秒 ISO感度:400 アートフィルター:ネオノスタルジー

横浜・みなとみらいで、サンセットの様子を撮った1枚。「この日は夕焼けがとても綺麗だったので、思わずカメラを持って飛び出しました。空のグラデーションが海に反射している、幻想的な眺めを標準ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZを使って、夢中でシャッターを切りました。写真全体のバランスや抜け感を意識して、空と海の割合が3:1くらいになるような構図にこだわっています」。この写真は撮影後に、アートフィルターのネオノスタルジーを使って編集。「撮影時にAモード(絞り優先)でRAW撮影したものに、後からカメラ内でアートフィルターを適用しました。アートフィルターは撮影時に使うのはもちろん、普段アプリで加工するような感覚で撮影後にカメラ内で使えるのも便利。簡単に雰囲気のある写真に仕上げることができて、より写真撮影が楽しくなりました!」。

多重露出でエモーショナルな作品に!PEN loverの2人がPEN E-P7 で撮影した“My BEST”

紫陽花と波待ちサーファーを1枚にして、ブルーの世界を作り上げた“6月の鎌倉”

Photo:HIYORI
撮影モード:アドバンストフォトモード(多重露出) レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 焦点距離:14mm 絞り:f/13.0 SS:1/30秒 ISO感度:400 カラープロファイルコントロール使用

「いつもはゆったり静かな雰囲気の北鎌倉が、名物の紫陽花を目当てに観光客で溢れかえる6月。夏を前に暖かくなってきて、サーファーたちも動き始めます。そんな紫陽花のブルーと、“波待ちサーファー”のいる海のブルーを重ねて、6月の鎌倉を1枚で表現したこの写真が今回のMy BEST。難しそうな撮影技法もアドバンストフォトモードの多重露出を選ぶだけで、簡単に撮影できます。1枚目に紫陽花を撮影し、紫陽花を液晶モニターに表示した状態で、サーファーのシルエットが紫陽花の影の部分と重なりすぎないよう、完成形をモニター上で確認しながら撮りました。1枚目、2枚目ともブルーが多い写真なので、カラープロファイルコントロールでブルーの彩度を上げて、強調しています」。

多重露出でエモくアンニュイに、季節の移ろいや儚さを紫陽花に込めて

Photo:MIYU
撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 焦点距離:35mm 絞り:f/5.5 SS:1/25秒 ISO感度:LOW(約100相当) アドバンストフォト:多重露出

「綺麗な淡いブルーの紫陽花と、切り花の紫陽花を持った自分を、多重露出でエモく重ねて1枚に。この日の鎌倉は雨上がりで、湿った空気の中、少しアンニュイな気分でシャッターを切りました。毎年、紫陽花の見頃が過ぎるとすぐに夏がやってくるので、季節の移ろいや儚さが感じられるように、紫陽花が美しい瞬間を切り取りたいと思って撮影しました」。この作品は違うタイミングで撮った2枚を使用。「PEN E-P7はその場で多重露出撮影ができるだけでなく、RAWで撮影した写真を後から選んで重ねることもできるので、とても便利!2枚連続で撮影する場合は似たようなシーンになりがちですが、PEN E-P7はそんな心配もなく、イメージ通りの仕上がりで、いつもより深みとオリジナリティが表現できた写真になったと思います。多重露出の面白さを実感し、カメラをより楽しめるきっかけを作ってくれたこの1枚が、今回のMy BESTです!」。

自分好みの色を叶える充実の機能がうれしいOLYMPUS PEN E-P7

日常でも旅先でもPEN E-P7をフル活用して、思い思いの作品を自由に表現してくれたHIYORIさんとMIYUさん。PEN E-P7を実際に使ってみた、総合的な感想は?

HIYORI

「カラープロファイルコントロールをはじめ、充実の新機能に感動!今までスマホのアプリを使って行っていた写真加工を、カメラ内で完結できる手軽さは魅力的です。特にうれしいのは、USB充電が可能になったこと。以前、アメリカをロードトリップした際、車中泊時に充電ができず、カメラをフルに使えなかった経験があるので、今後ぜひ活用したいと思っています」。

MIYU

「本当にコンパクトで、どこにでも持って行きたくなるカメラですね。そしてPENシリーズに共通して言えることですが、わかりやすい操作で撮影を瞬時にスタートでき、逃したくないシーンを素早く切り取れることが、とても気に入っています。PEN E-P7のイチオシ機能、カラープロファイルコントロールも、レンズ右下にあるスイッチひとつでON/OFFが可能。撮影中、片手で簡単にワンタッチ切り替えできて、すごく便利でした!」。

2人とも普段からPENシリーズに慣れ親しんでいるからこそ、使いやすさはそのままに、PEN E-P7がさらなる進化を遂げていることに、とても感動したそう。そんなPEN loverの2人によるレビュー後編では、いろいろな機能についてさらに深掘り!また、レンズ別にその魅力をお届けします。

商品情報

OLYMPUS PEN E-P7 14-42mm EZ レンズキット

洗練された上質なデザインでどこにでも気軽に持ち歩ける小型軽量ミラーレス一眼カメラ。モノクロからカラーまで自分好みの色作りが簡単にできる「プロファイルコントロール」や個性的な表現が楽しめる「アートフィルター」など、クリエイティブを刺激する多彩な写真表現ができる機能を揃えています。

オープン価格
カラー:シルバー/ホワイト

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R

小型軽量で気軽に持ち歩ける望遠ズームレンズ。遠くのものを大きく撮れるだけでなく、前景や背景のボケ味を出したり、圧縮効果によるダイナミックな撮影も楽しめます。

希望小売価格:52,250円(税込)
カラー:ブラック/シルバー

HIYORI

愛用カメラ:OLYMPUS PEN E-PL9/カメラ歴:7年
みんなが食べられるものを作りたいという想いから、栄養士の資格を活かし、ヴィーガン、グルテンフリー、白砂糖不使用のアイシングクッキーブランドを立ち上げる。高校生の頃にホームステイで訪れたカナダで旅に対する意識が変わった経験から、旅と食でさまざまな人を笑顔にするため、いろいろな分野で活動中。

HIYORI Instagram

MIYU

愛用カメラ:OLYMPUS PEN E-PL10/カメラ歴:2年3ヶ月
未だ見ぬ絶景を求めて旅をするOLトラベラー。未開拓なエリアやローカルなお店を発掘する旅が好き。写真のほか、ドローン撮影や動画編集なども趣味で、旅の記録はInstagramやYouTubeで発信中。

MIYU Instagram
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