「エプソン チームラボ ボーダレス」冬バージョン
2018年6月にお台場にオープンした「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」。
境界なくつながっていく作品群は一年を通して移ろい、12月からはクリスマスや、冬の季節とともに変化した作品を体験することができます。
12月からは、作品「花の精霊」、「積層された空間に咲く花々」は冬の花々へと変化し、「地形の記憶」には雪、椿、梅など、冬の景色が広がります。
また、12月はクリスマス期間限定で、「呼応するランプの森」では、真赤な炎の光の色彩を表現した「Flame」と氷の洞窟の光の色彩を表現した「Ice Cave」が新たに登場。
冬休み期間中の12月14日(金)から31日(月)までは、好評につき、毎日10:00~22:00まで開館時間を延長。
冬の季節とともに変化する作品
花の精霊 / Spirits of the Flowers
花々は、生まれ、成長し、つぼみをつけ、花を咲かせ、やがて散り、枯れて、死んでいく。つまり、花は、誕生と死滅を永遠に繰り返し続けます。
人々が花にふれると、ゆれ、散っていきます。
そして、他の作品に影響を与えたり、他の作品の影響で散ったり。
例えば、「Walk, Walk, Walk」の肖像群が歩いて来るといつもより咲きやすく、また、花々が咲いた場所は、他の作品世界を覆い隠したりします。
※参考画像(10月の花)一年間を通して、刻々と咲いていく花々が移り変わっていきます。
Spirits of the Flowers
作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けています。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではありません。
全体として、以前の状態が複製されることなく、変容し続けているのです。今この瞬間の絵は二度と見ることはできません。
地形の記憶 / Memory of Topography
分け入ることのできる高低差のある空間で、悠久な里山の景色が描かれています。
現実の時間の流れと共に、作品世界は移ろっていきます。
春まだ小さく青々しい稲は、夏頃には大きく成長し、秋頃には黄金色になるでしょう。そして、現実の時間の流れとともに、昆虫や花々なども変わっていくのです。
昆虫は人々の振舞いの影響を受けて動きます。そして、人々が動き回ることで空気の流れが変わり、空気の流れによって稲や散る花びらの動きが変わります。
※参考画像(秋の季節)
Memory of Topography / 地形の記憶
この作品は、1年を通して刻々と変わっていきますが、毎年、ほとんど変わらず、悠久に続いていきます。
しかし、自然の景色が、同じようで、2度と同じではないように、作品の次の年の同じ時は、全く変わらない景色のようで、厳密には同じ絵ではありません。
つまり、今この瞬間は、二度と見ることができないのです。
お絵かきクリスマス / Sketch Christmas
この街(タウン)は、みんなの描いた絵でできていくクリスマスの世界です。
紙に自由にサンタクロースの街をつくるもの(サンタクロース、家、車など)の絵を描きます。
すると、描いた絵に命が吹き込まれ、目の前の巨大な雪の降る街で動き出します。
サンタクロースはソリに乗ってやってきたりもします。
みんなが描いた絵によってクリスマスの街ができていき、みんながどんな絵を描くかによって、街が変化していきます。
Sketch Christmas / お絵かきクリスマス
街には触ることができ、たとえば車に触ると、車のスピードが変化します。
また、サンタクロースに触ると、サンタクロースがプレゼントを配ってくれたりします。
呼応するランプの森 - ワンストローク、氷洞 / Forest of Resonating Lamps - One Stroke, Ice Cave
Forest of Resonating Lamps One Stroke, Autumn Mountain
※参考映像(呼応するランプの森 - ワンストローク、山の紅葉 / 11月30日まで)
呼応するランプの森 - ワンストローク、Flame / Forest of Resonating Lamps - One Stroke, Flame
人がランプの近くで立ち止まり、しばらくじっとしていると、最も近いランプが強く輝き音色を響かせます。
そしてそのランプの光は、最も近い二つのランプに伝播。
伝播したランプの光は、それぞれ同じように強く輝き音色を響かせながら、最も近いランプに伝播し、同じように連続していきます。
伝播していく光は、必ず、全てのランプを一度だけ強く輝かせ、必ずはじめのランプに戻ってくる。つまり、人に呼応したランプの光は、二つに分かれ、それぞれ全てのランプを1度だけ通る一本の光のラインとなり、最後に、起点となった最初のランプで出会うのです。
茶の木 / Tea flowers
フランス発祥のレストランガイド『ゴ・エ・ミヨ』の2018年度版「期待の若手シェフ賞」に選出された注目の若手シェフ・田村浩二さん監修によるアイスクリームを、12月1日(土)から「Digitized Gastronomy」プロジェクトの一環として、「EN TEA HOUSE 幻花亭」で提供開始。
凍結された茶を置くと、そこから茶の木が生え茂っていきます。多くの凍結された茶を置くと、やがて、茶畑になります。
茶の木は、秋の終わり頃、花を咲かせます。凍結された茶を移動させると、茶の木は枯れ、新たな場所で再び生え茂るのです。
凍結された茶がなくなると、茶の木は枯れてなくなっていきます。
作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けています。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではありません。
今この瞬間の絵は二度と見ることができません。
【新メニュー】
凍結玉緑茶(玉緑茶のアイスクリーム)と好きなドリンクのセット 1,200円(税込)
※各日、無くなり次第終了。
※お茶を注文の方に限り、ひとり1個まで。
「エプソン チームラボ ボーダレス」概要
所在地:東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン)
料金:一般/高・大学生3,200円、子ども(4歳~中学生)1,000円
※高校生には「バイトル高校生無料チケット」も用意。
開館時間:
月~木、日、祝日 10:00 -19:00 (22:00)
金、土、祝前日 10:00 -21:00 (22:00)
※最終入館は閉館の1時間前
※( )内は12/14(金)-12/31(月)までの特別延長時間。
※開館時間はシーズンによって異なります。詳しくはウェブサイトにて。
休館日:第2・第4火曜日
※12月の休館日は通常と異なり、12/11(火)のみ。
※12/25(火)は特別開館。
ニュースの出典元:チームラボ