27%が周りの人たちの影響
株式会社クロス・マーケティングが全国47都道府県に在住する18歳~69歳の男女を対象に「民泊に関する調査」を実施。
その結果、民泊初利用のきっかけは27%が周りの人たちの影響。
宿泊利用前後の評価には民泊ならではのギャップも見えてきました。
調査目的
2020年の東京オリンピックに伴う訪日外国人の増加や、2018年6月に新たに施行された「住宅宿泊事業法(民泊新法)」によって「民泊」に注目が集まっています。
一方で、実際に民泊を利用したことがある人は未だ多くはないよう。
そこで今回の調査では、18歳~69歳の男女を対象に、民泊の認知・利用経験や、利用のきっかけ、「民泊」に対する印象と今後の民泊利用意向を探ることを目的に調査を実施。
調査結果
「民泊」の認知率は全体の86.5%。
具体的な内容まで知っている人は12.3%で、多くの人が言葉のみを知っている程度。
さらに、認知している人の中で民泊の利用状況を見ると、民泊利用経験者は全体の5.5%。
その内、宿泊のみ経験者は3.6%、宿泊・提供の両方の経験者は1.9%、提供側としてのみ経験した人は0.1%となりました。<図1>
初めて宿泊者として民泊を利用したきっかけとしては、「友人・知人に勧められた/誘われた」が27.1%と最も高く、「民泊経験者が周りにいた」(16.0%)、「提供者が周りにいた」(13.5%)、と周囲の人間関係の影響を受けての利用が多くみられます。
次いで「安く泊まれる宿泊施設を探していた」が24.6%。<図2>
実際に民泊を利用(宿泊)前の最重視点と利用(宿泊)後の最満足点のTOP3は同項目ですが、「提供者との交流があること」と「落ち着く」といった民泊ならではの項目が同率4位にランクイン。<図3>
全調査内容
・属性設問(性別、年代、 婚姻状況、居住地)
・民泊の認知/利用経路(民泊の認知度、認知経路、法改正の認知)
・ 利用実態と利用意向(利用回数、民泊のイメージ、利用シーン、利用意向、法改正による利用意向の変化)
・宿泊者としての利用(利用したきっかけ、利用形態、利用前後の重視/満足点)
・提供者としての利用の仕方(提供したきっかけ、提供形態、提供前後の重視/満足点)
・民泊利用後の推奨度
・民泊で得たい経験、サービス
ニュースの出典元:株式会社クロス・マーケティング