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写真家 ヴァレリー・ユーウェン・シェイの東京初個展「Oh Boy!」が馬喰町で開催。男性性を理解しようとする過程を通して、“女性であるとはどういうことか”を問う

台北出身、東京在住の写真家 ヴァレリー・ユーウェン・シェ(Valerie Yuwen Hsieh)による東京での初個展「Oh Boy!」が、馬喰町のKKAGにて、6月24日(水)~7月11日(土)に開催。長年にわたり女性を撮影し、“女性であること“の探求を軸に活動を続けてきた同氏が、初めて男性性へとレンズを向けた作品を展示します。それは、必要に迫られるように始まり、やがて好奇心をもって向き合うようになった個人的な探求。
展示は、「Archive」「New Work」「Partnership」の3つのセクションで構成され、男性性についての結論を提示するものではなく、“男性であるとはどういうことか“を理解しようとする過程を通して、“女性であるとはどういうことか“をこれからも問い続けるためのプロセスでもあります。展示作品を使用したグッズのほか、本展にあわせて制作されたリトルプレス『into the blue』を発売します。

  • 開催期間:2026.6.24 ~ 2026.7.11
目次

プロフィール

ヴァレリー・ユーウェン・シェイ(Valerie Yuwen Hsieh)

写真家 台湾出身、東京を拠点に活動。ロンドンで学んだ後、2年間ファッション業界で活動し、その経験を通して自身の表現を形成していった。台北へ戻った後は、ファッションにルーツを持つ自身の視点を解体しながら、商業的な慣習よりも空気感や直感を重視した、より広い創作表現へとスタイルを発展させている。作品における重要なリサーチテーマの一つに、現代における「女性性」がある。ポップカルチャーやメディアの中で固定化された女性表象に疑問を投げかけ、多様で誠実な現代女性像を再提示することを試みている。

ステートメントと作品の一部をご紹介

私は女性を撮ることが好きだ。そこは私にとって、最も自然体でいられる場所だ。女性の身体が描く曲線やかたちに惹かれ、目の前に立つ彼女たちが抱える物語に好奇心を掻き立てられる。女性を撮るとき、そこにはいつも一つの視点がある── レンズを通して、彼女をどのように世界へ差し出したいかという視点だ。私はまず彼女たちを一人の女性として見て、それから被写体として見ている。一方で、男性を撮ることは、私にとってずっと違う感覚を伴うものだった。これまで、特にモデルを撮るときは、ただ自分の目にしっくりくる角度を探しているだけだった。私の写真に写る男の子たちは、「soft」だと言われることがある。
それはおそらく、私自身が無意識のうちに、過剰な男性性(ハイパー・マスキュリニティ)に距離を感じてきたからだと思う。
男性の物語や視点が中心に置かれてきた社会の中で、私は長いあいだ、反対側へと身を寄せるように写真を撮ってきた。ここ数年、私の仕事は「女性であるとはどういうことか」を問い続ける、非常に個人的な探求だった。だから男性を撮るとき、私は意図を手放し、美しさだけを見ようとしていたのかもしれない。
けれど、今いる場所を理解するためには、一つの視点の中だけに留まっているわけにはいかない。私は、自分がこれまでどのように男性性を写してきたのかを確かめるために、過去のアーカイブを見返した。そして今度は、意図を持ってもう一度カメラを手に取った。普段なら撮らないような男性たちと向き合いながら、できる限り先入観を持たずにいたいと思った。
本展『Oh Boy!』は三つのセクションで構成されている。「Archive」では、過去に男性モデルを撮影した作品を振り返る。その柔らかさ、美学、そしてそこにあった距離感を見つめ直す試みでもある。「New Work」では、日常を生きる男性たちのポートレートと、私が男性性を重ねて見ている静物を並べた。
「Partnership」では、男性が愛する人のそばにいるとき、彼らがどのように存在し、ふるまうのかを観察している。
これは、男性性についての結論ではない。長いあいだ距離を置いてきた主題を、今あらためて見つめ直そうとする個人的な試みである。そしてそれは、「女性であるとはどういうことか」を、これからも問い続けるためのプロセスでもある。

── ヴァレリー・ユーウェン・シェイ

Archive

過去に男性モデルを撮影した作品を振り返る

New Work

日常を生きる男性たちのポートレートと、作家が男性性を重ねて見ている静物を並べた作品

Partnership

男性が愛する人のそばにいるとき、彼らがどのように存在し、ふるまうのかを観察している作品

ヴァレリー・ユーウェン・シェイ 個展「Oh Boy!」情報

開催日時

2026年6月24日(水)~7月11日(土) 15:00~21:00
休廊日:日~火曜
※最終日は18時まで

入場料

無料

会場

KKAG(Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery)

  • 〒101-0031 東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビル405 桑原清幸会計事務所内
  • Google Map

行き方・アクセス

<電車>
都営地下鉄新宿線「馬喰横山駅」A1出口から徒歩で2分
JR横須賀線・総武快速線「馬喰町駅」西口2番出口から徒歩で2分
東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」 2・4番出口から徒歩で6分
都営地下鉄浅草線「東日本橋駅」から徒歩で6分

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